ものを創る (新潮文庫)

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著者 : 白洲正子
  • 新潮社 (2013年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101379135

ものを創る (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 白洲正子が芸術家を訪ね、その本質に肉薄し、切り込む「美」の探求記。冒頭の魯山人評は、これまでに読んだことがないほど、厳しく、しかしあたたかい。浜田庄司を訪ねては「民芸運動」と利休の到達点が正反対のところにあると感得したり、とにかく、読ませます。

  • 上質な人が上質な”もの”を創ったり愛でたりするんだなあ、という。

  • 白洲正子の本を読むのは初めてだけど、はっきりした視点が小気味いい。他にもいろいろ読んで彼女のことを知りたい。

  • 人物訪問記。言い回しが面白かった。

  • 白洲さんの視点、という意味では読み応えがあったし、本の主旨はそこにあるのだと思うけれど、私個人の関心は、白洲さんがものの作り手たちをみてどう考え、語るかということよりも、作り手自身のことばにあったのだろうなと思った。

  • 白洲さんが出会ってきた人を綴るエッセイ。
    黒田辰秋さんの訪問記が本書の1/3ほど占めている。

    一番興味深かったのが浜田庄司さん。
    白洲さんが抱いていた民藝に対する解釈と疑問を本人にぶつけるべく体当たりで益子まで行くものの、やわらかく粘土でも揉まれるように対応されて、家に帰ってブツブツ言いながら机に向かっているさまが想像できて面白い。

  • 美しい芸術作品を創りだした魯山人など、13人の芸術家訪問記。

    浜田庄司を訪ね、そこで語られたという内容が印象的。

    『結局真の美とは一般人の「常態」の中にしかなく、それは「生活に即し、自然に即する」民芸において極まる』

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ものを創る (新潮文庫)の作品紹介

戦争で日本が何もかも失った時代に、むしょうに「人間」に会いたくて、むしょうに「美しいもの」にふれたかった――。人間の弱点という弱点をしょいこみ、かたわら美しい作品を生んだ魯山人の、知られざる生い立ち。陶芸家、浜田庄司を益子に訪ねたことから見えてきた、利休の真髄。人知を超えた鍛錬を経てその道を究めた芸術家たちに肉薄し、血肉の通った文章で綴られた美の本質。

ものを創る (新潮文庫)はこんな本です

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