- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101381169
作品紹介・あらすじ
美しき薔薇に謎めいた名札を添える老女。鋭い警句を発する黒衣の碩学国王の信頼厚いドン・キホーテ。世界には、情報の奔流から未来を掴み取る目利きたちがいる。ケンブリッジ、マドリッド、ワシントンD.C.時に取材者として、時に旅人として著者は各国のエキスパートと交友を続ける。本邦唯一のインテリジェンス作家が切り取った、二十九の光景。
感想・レビュー・書評
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手嶋さんによる、現実のインテリジェンスオフィサーの風景。
情報を扱うことの怖さ、を知った気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の経験に基づくインテリジェンスに関する小話集。
気取った語り口で、ときには面白おかしく、国際政治とか情報稼業の一端が垣間見える話があってなかなかいい本。 -
インテリジェンスへの造形が深い手嶋さんの、フィクションなのかご経験談なのか見聞なのか、ファジーな部分を付加している短編集です。
なかなかファンタジーで、就寝前のお供にいいかと思います。
自分はその様に読みました。 -
つまんなかった
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大いにうなずいた著者の友人の言葉『警察官はイギリス人、料理人はフランス人、機械工はドイツ人、恋人はイタリア人、そしてすべてがスイス人の手で運営されている、これこそが天国だ』『警察官はドイツ人、料理人はイギリス人、機械工はフランス人、恋人はスイス人、そしてすべてがイタリア人の手で運営されている、これこそが地獄だ』
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インテリジェンス・エッセイ。語り口が気取りすぎと言えなくも無いが、持ち味とも言えるし、題材が面白いので良し。
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アランセーターの人、秀逸…
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情報を取るためには取る対象と同じ立場にならないと取れないことを実感した。
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今後の日本の行く末を占う本
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2010年92冊目