大阪学 続 (新潮文庫 お 41-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101382227

作品紹介・あらすじ

低予算爆笑CM、即席麺、お菓子のオマケ…。大阪の濶達な空気が生んだ独自の発想と想像力。鴻池、住友の昔から現代にまで息づく船場の商売術。本書では大阪商法を中心により深く大阪を追究する…だけじゃなく、裏切られても裏切られても阪神の応援に声を嗄らし、お好み焼きは、はふはふ言いながら必ずコテで喰う、謎の大阪人に楽しく可笑しくディープに迫ります。上級者仕様。

感想・レビュー・書評

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  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/350706

  • 続編は、阪神タイガース、お好み焼き、インスタントラーメン、大阪弁、ファッション、宝塚歌劇、テレビ番組、コマーシャル、天神祭、船場商法、松下商法、グリコとサントリー、の各テーマ。前巻よりぐっと現代よりのテーマに。/才覚、算用、勤勉、倹約。船場の商法の根本。これに徹すればがめついと言われるだろう。/ビール事業進出の決意を佐治信治郎に打ち明けた佐治敬三。「やってみなはれ」/サントリーの宣伝部。「トリスを飲んでハワイへ行こう」の山口瞳、「トリスを飲んで 『人間』らしく やりたいナ」の開高健。/松下、グリコ、サントリー、タイガース、宝塚、日清食品については簡潔に歴史がわかり興味深い。

  • 大阪的なもの、を論理的に理解するための手助けになる本です。
    東京的なものとの対比でかかれるので、東京愛の人はうっとうしいかも。
    東京の弱点を知るには、格好の教材かもしれません。
    とはいっても、まじめな本ではなくてもっとライトな感じですが。
    (だれかがネット上で酒場ねたって言ってましたが、そんな感じ。)

    本音社会とルール社会との違いを知っておくと、
    ルール社会でがんじがらめにならないで生きられるかもしれません。

    2010/11/30

  • 前著の「大阪学」で書きつくしたと書かれているので、本書には期待しませんでした。
    しかし、参考になることがいろいろ書かれています。

    一番面白かったのは、解説です。
    大阪の落語がかかれていない理由が書かれていました。

    最近、大阪大学へ行ったら、大阪に関連する書籍をいろいろ拝見しました。

    本書に記載のない、大阪を代表する事項がいっぱいあることを知りました。

    薬学など、まだまだ、大阪には掘り起こせることがあるのだと思います。

    「続々 大阪学」を出して欲しいと思いました。

    自分の経験や書籍に頼るのではなく、1年かけて、大阪を歩き回ってみて、書いていただけると幸いです。

    大阪学を読んだときには、大阪が大嫌いでしたが、最近、2ヶ月、連続で大阪を訪問し、話をし、動き回っているうちに、もう少し、大阪について知りたいと思うようになりました。

  • 第一巻のほうが面白かった気がするけど、こっちも面白い。

  • 97年4刷本
    ダブルブックス98年5刷本

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