朗読のススメ (新潮文庫)

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著者 : 永井一郎
  • 新潮社 (2009年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101384511

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サン=テグジュペ...
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朗読のススメ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 先頃亡くなられた永井一郎さんの声が聞こえるかのような本です。
    黙読は頭で読むこと。朗読は体で読むことと書かれています。
    絵を思い浮かべて読むのではなく、環境の中にいる自分をイメージして読むこと。
    イメージを膨らませるには知識が必要だから、いろんなことに
    興味を持ち、吸収すること。
    言葉というものに対する思い入れの伝わってくる、素晴らしい本ですよ。

  • 2014年に他界された永井一郎さんのエッセイ集。サザエさん、機動戦士ガンダム、YAWARA!、らんま1/2…誰もがどこかで声を聞いたことがあると思います。タイトル通り朗読をテーマにしたエッセイですが、どうやったら上手な朗読が出来るかを解説する、いわゆるハウツー本ではなく、表現するとは何かまで掘り下げて、永井さん自身の俳優・声優経験や表現に対する考え方をわかりやすくまとめられています。朗読以外にも応用できそうな考え方がたくさんありました。読んでいると永井さんの声で脳内再生されてしまう、そんな1冊です。

  • 【本の内容】
    今、朗読が人気です。

    子供への読み聞かせから始まり、朗読愛好会が様々な所で開かれています。

    しかし声だけで作品を表現するのは難しい。

    本書では、従来とは全く異なる方法で、その秘訣を教えます。

    シンプルな表現だからこそ、人間の本質を捉える想像力が大切。

    朗読愛好家必携の一冊としても、感性豊かなお子さんを育てたいご両親にもお薦めです。

    [ 目次 ]
    第1章 声について
    第2章 自分の朗読とは
    第3章 朗読の基礎的技術について
    第4章 技術とイメージのはざま
    第5章 解いておきたい誤解
    第6章 技術を超えて
    自在に飛ぶ―あとがきにかえて

    [ POP ]
    なるほど!

    何度もひざを打ちながら読んだ。

    赤ちゃんの声が大きいのは、人によく思われたいなどのプレッシャーがないから。

    人の目や評価を気にせず、自分を捨てることが、朗読では大切だ、というくだりになるほど。

    野球選手は〈打率三割で天才ということは、十回に七回失敗してもなお天才ということです。

    気が楽になりますね〉という一節にもなるほど。

    「あ」だけでは意味はないが、「あ、お母さんだ」という時の「あ」は、イメージの持ち方次第で、実に豊かな表現になるという説明にも納得した。

    1969年の放送開始以来、「サザエさん」の波平役を務める著者による本書は、何もないところに声だけでイメージの世界をつくる朗読では、人間の本質をとらえる想像力が大切だ、と説く。

    紋切り型の思い入れたっぷりの朗読を否定する言辞は痛烈で、〈イメージが貧困だから思い入れてしまうのです〉。

    波平の「バカモン!」という声が響いてきそうだ。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ひどい世の中になりました。
    からはじまり、日本や世界が心を失いかけた嘆く。
    もっと散文的な、エッセイのようなものかと思っていたが
    思った以上に実質的で、声優だけでなく何かを創る人にとって
    非常に参考になる内容だと感じた。

    才能も無いのに人にケチをつけたり
    目に見えないものをあまり敬わない現代日本人であったり
    そうしたことをずばずばっと軽快な文体で書き記していて
    嫌味も感じず、すっと入ってくる。

    真っ直ぐたち胸をはり肩を落とす。
    肩甲骨を引き寄せ脇腹で上体を支えて肛門を締め、尻の筋肉を引き締める。
    腰の下部を前に突き出しほんの少し前傾。手のひらを前に向け顎を引き目を上げる。
    なるほど、確かにしんどい姿勢だ。
    そしてこうした努力を歳を重ねられてからも
    新しいことに挑戦し続けてこられたところが恰好良い。

    業界の定説も遠慮なく否定するところも小気味良く
    独壇場、独擅場などの漢字や言葉の変遷
    方言についてなどどれも興味深い。

    特に印象に残ったのは、言葉を体で感じるということ。
    役になりきる為、場面を想像することなら誰でもやれるかもしれない。
    が、何を履いているかなど詳細に思い描き、感じるということが
    当たり前なようでいてとても難しい。

    そして、人は幸せを追求するものだから、その役の幸せはなにかを考える。
    私は永井さんと言えばナウシカのミトのイメージなのだが、そのこともページを割いて書かれてあった。
    ミトの幸せは、ナウシカ。だから、姫様という台詞が印象に残る。
    確かにミトの「姫様」の一言は、柔らかく大切な、厳しくもまろやかな声音だった。

    体を動かさず体操選手に課題をイメージさせると、筋電図では
    実際に運動しているときと同じ電流が流れるのだそうだ。
    とすれば、やはり声だけの演技の中でも
    その人物の洋服から考え方までイメージすることは、役を演じる上で
    非常に重要であると言える。

    寒いところで薪を拾ってきて燃やすというエピソードも非常に面白かった。

    わかりやすく素晴らしい本。

  • 読み聞かせの研修中に参考になるかと思い、購入。

  • 「登場人物の幸せが何か理解できたら、その小説は理解できたことになる。」私の読書は、ただ文字を追ってきただけということになろう。

  • 文字からのイメージの中に立ち、その人になり話す。単語を切り取らずに、現実のように感じられるまで想像の世界を作り、入り込む。著者の朗読とはそういうことだ。
    演技という言葉を聞くと、芝居じみて大袈裟な動きをイメージして近づきがたい感じがする。自分が朗読してみようとしたときにも、そういうイメージが反射的に出てくる。
    どこまでがそう呼べるのか境目は曖昧だが、技術を身につけた上で自由になって、イメージの中に立つ。その境地には簡単に辿り着けないけれど、命がけで登ってきた大きな柱からジャンプし、もっと高みへ向かうイメージはできる。
    自分の感覚やイメージを他者に伝えるのは難しい。伝わっているか確かめるのも難しい。声がそうであるように、自分に聞こえる自分の声と他者に聞こえる自分の声は違う。基本的にミスコミュニケーションだ。作家は文章にして、声優は声にして伝えようとする。何度もフィルターを通って受けとる人のフィルターで感知される。それがさらに先へ伝わっていく。体を楽器として感覚を必殺技にして、表現する仕事をしているのが羨ましい。20161107

  • 『永井一郎の「朗読のヒント」』1999に、加筆修正して題名を変えたもの。2014年に亡くなったんだって。知らなかった。そういえば、波平さんの中の人の訃報を聞いた覚えがあるような…?

    はじめに
     心を求めて
     何もないところに世界をつくる
     語りを文化としてきた国
     心にも体にも朗読はおすすめ

    第一章 声について
     大きな声を出したい
      体の緊張を解く
      プレッシャーを克服する
      生活習慣上のプレッシャー
      伝えたいという意欲

     いい声を出したい
      いい声とは何か
      声の健康

    休憩室① 顔と声と役「YAWARA!」

    第二章 自分の朗読とは
     自由にならなければ朗読はできない
     自分の世界を獲得する

    休憩室② 運も才能のうち「ローハイド」

    第三章 朗読の基礎的技術について
     文化の基礎は「形」にある。

     発声
      声を出す技術① 姿勢
      声を出す技術② 腹式呼吸と肺活量
      声を出す技術③ 声圧

     発音
      共通語の「形」
      「あ」が「あ」に聞こえればいい(母音)
      滑舌の練習はそのときに(子音)
      無声音
      鼻濁音
      アクセント
      技術か技術でないか
      誰かに聞いてもらう

    休憩室③ 宇宙の神の声「機動戦士ガンダム」

    第四章 技術とイメージのはざま
     言葉とは何か
      言葉は身を守る道具
      「ワタシ」と「ワタクシ」
      読みの決定は内容の捉え方による

     漢字の読みは難しい
      辞書も当てにならない
      「イエ」と「ウチ」
      オ?オン?ミ?ゴ?ギョ?
      誤読の一般化
      業界用語
      我が国の名は?

     スピードとリズム

    休憩室④ 向き合うということ「母をたずねて三千里」

    第五章 解いておきたい誤解
     女性の声は朗読に向かない?
      日常の気持ちを切り替える
      声が変わるのは「気分」
      いつも元気な「ひろし」と「カツオ」

     方言を大切に
      「母親の言葉」がアイデンティティー
      地方からの亡命
      大阪弁で陳情してみなはれ
      忘れられない授業
      思想は方言でつくられる
      言葉と体の距離

    休憩室⑤ ミトの幸せ「風の国のナウシカ」

    第六章 技術を超えて
     Ⅰ 細胞とイメージ
        イメージ
         技術を超えるもの
         その「あ」は何ですか
         表現に必要なのはイメージ
         イメージは知識の積み重ね
         イメージが細胞のベクトルを揃える
         感性も知識の積み重ね

        俳優の方法に学ぶ
         東京新聞のアテレコ論争
         演技の基礎は「行動」
         動かない身体で行動する

        あなた、そこにいますか
         イメージの中にいる
         情緒の記憶と五感を総動員

        集中と解放
         スポーツに学ぶ
         集中・解放・イメージの関係
         イメージの実感

        リアリティーを逃がさない
         技術を忘れる
         固定観念を捨てる
         イメージのリアリティー

     Ⅱ 人間一人をつくる
        人間は行動する
         表現ではない、行動だ
         〈間〉は行動の一部
         行動は連続している
         正しく行動できれば〈間〉も正しい
         285個の〈間〉
         心の欲する所に従えども
         句読点は黙読のためのもの
         読点で意味が変わる
         書込みも動詞で

        人間はなぜ行動するのか
         俳優の... 続きを読む

  • 昨年惜しまれつつ亡くなつた永井一郎さんが、朗読の意義について熱く語つてゐます。
    「はじめに」の冒頭で、いきなり「ひどい世の中になりました」と、どきりとさせられる書き出しであります。老若男女、日本でも海外でも皆、心を失ひかけてゐると。そんな世の中におすすめなのが朗読なのださうです。無論朗読をすれば即、世直しに繋がる訳ではありますまいが、心のみならず身体にも好影響を与へる朗読といふものに、ちよつと注目してみませう。

    現在の読書は、黙読が当り前と思はれてゐますが、それは近代以降のこと。明治大正期あたりは、大人でも音読をしてゐたさうです。時代が下がるに連れて、音読は子供が練習の為にするものと認識されるやうになり、大人が音読すると何となく恥ずかしくなつてきました。
    これは、多分「振り仮名」とも関係してゐると存じます。昔の読物は、基本的に漢字に振り仮名が付いてゐました。お陰で子供でも、難しい漢字を読めたのであります。
    現在の文章には、基本的に振り仮名が付いてゐませんね。遠慮せずに付ければ良いのに。さうすれば当用漢字とかは無意味になります。漢字の制限も愚策であります。まあ、ここではその話はいいけど。

    「第1章 声について」では、良い声を出すにはどうするか。姿勢や呼吸法・声圧はどうかなどを論じてゐます。プレッシャーなど精神的な要素で、声は変つてしまふやうです。
    「第2章 自分の朗読とは」で、声優として確固たる地位を築くきつかけとなつた仕事を振り返つてゐます。
    「第3章 朗読の基礎的技術について」では、「形」を学ぶことの重要性を説きます。共通語の「形」、無声音や鼻濁音、それぞれに「形」があり、それらを軽視しては応用も効かぬやうです。
    「第4章 技術とイメージのはざま」では、漢字の読み方ひとつでまるでイメエヂが違ふことが述べられてゐます。
    私は「ワタシ」か「ワタクシ」か、日本は「ニホン」か「ニッポン」か。川端康成『雪国』の冒頭の単語は、コッキョウと読むのか、クニザカヒと読むのか。黙読では見過ごされてゐたことが、いざ音読をすると興味深いことが分はかつてきますね。
    「第5章 解いておきたい誤解」。識者の中でも「女性の声は朗読に向かない」といふ愚論を述べる人がゐるさうです。そりや確かにひどい誤解ですな。
    「第6章 技術を超えて」は、永井一郎氏が朗読を通じて世間に訴へたいことが伝はります。「間」についての考察は凄味さへ感じさせます。「個性」についての意見は、我が意を得たり、と嬉しくなります。本当に、無責任に「個性」といふ言葉が独り歩きしてゐます。人と違ふ、目立つたことをすることを即ち個性的だとする風潮にはうんざりするのであります。

    本書を読み通すと、勿論朗読を試みたい人にとつて実に参考になる内容だと存じますが、それ以上に永井氏が「これだけは読者に伝へたい!」と、まるで遺言のやうに「心」に訴へる一冊と申せませう。

    デハデハ、今夜はこれでご無礼します。

    http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-585.html

  • 朗読の教科書というより朗読の一般的なイントロダクションと著者の朗読・演劇に対する考えについて書いた本、という印象です。コラム集ですからね。

    朗読のメソッドを詳しく学びたいならほかの本にしたほうがいいでしょう。
    この本を通して役者永井一郎がどんな人間なのか、どういう仕事をしてきたのかを知ることができます。

  • 「声」表現の面白さに常々興味があります。身近かなところで、絵(本)の読み聞かせ、聴いて楽しむオーディオブック、ラジオドラマ、吹替えなど。著者は「波平さん」で知られる永井一郎さん。「朗読すること自体に喜びを感じ」、「人生を豊かにしてほしい」との思いがこもっており、培われた演技論の一端を、優しく丁寧な言葉で綴られていることにお人柄がうかがえます。書き留めた文の一つに、<子どもはただ、「母親の言葉」を覚えるだけです。>(母親の言葉がアイデンティティー P113)人を通して伝わる言葉の大事さを再認識します。

  •  文章が、波平さんと滋五郎さんの声で再生された。
     なんというか、朗読というか、ただ読む事の美しさよ。

  • 朗読に興味を抱き,手に取った一冊.作者は先日亡くなられた,アニメ「サザエさん」で波平さんの声優をされていた永井一郎さん.自らの経験をもとに心と技術の両面から朗読に対して語られている.なるほどと思うところも多々あった,幅広く語られてるせいか,なんとなく要点がぼやけてしまっている印象も受けた.私の読解力が無いだけかもしれないけど.

  • けっこう大事なこと書かれてます。

  • 朗読ってなんだろうなあ、と思い手にとりましたが、
    永井さんの今までの経験や朗読や声を出す事、
    表現への思いや技術等のエッセイでした。
    懐かしいアニメの話がいっぱいで、
    朗読の表現についての心構えを楽しく読ませてもらえました。
    波平お父さんの時代考証については考えもしなかったけど、
    いつの時代も、の怖さ、のような気もした。

  • <目次>
    はじめに
    心を求めて
    何もないところに世界をつくる
    語りを文化としてきた国
    声に出してみてください
    心にも体にも朗読はおすすめ


    第1章 声について
    大きな声を出したい
    体の緊張を解く
    プレッシャーを克服する
    生活習慣上のプレッシャー
    伝えたいという意欲
    いい声を出したい
    いい声とは何か
    声の健康

    休憩室 (1) 顔と声と役「YAWARA!」


    第2章 自分の朗読とは
    自由にならなければ朗読はできない
    自分の世界を獲得する

    休憩室 (2) 運も才能のうち「ローハイド」


    第3章 朗読の基礎的技術について
    文化の基礎は「形」にある
    発声
    声を出す技術(1) 姿勢
    声を出す技術(2) 腹式呼吸と肺活量
    声を出す技術(3) 声圧
    発音
    共通語の「形」
    「あ」が「あ」に聞こえればいい(母音)
    滑舌の練習はそのときに(子音)
    無声音
    鼻濁音
    アクセント
    技術か技術でないか
    だれかに聞いてもらう

    休憩室 (3) 宇宙の神の声「機動戦士ガンダム」


    第4章 技術とイメージのはざま
    言葉とは何か
    言葉は身を守る道具
    「ワタシ」と「ワタクシ」
    読みの決定は内容の捉え方による
    漢字の読みは難しい
    辞書も当てにならない
    「イエ」と「ウチ」
    オ? オン? ミ? ゴ? ギョ?
    誤読の一般化
    業界用語
    我が国の名は?
    スピードとリズム

    休憩室 (4) 向き合うということ「母をたずねて三千里」


    第5章 解いておきたい誤解
    女性の声は朗読に向かない?
    日常の気持ちを切り替える
    声が変わるのは「気分」
    いつも元気な「ひろし」と「カツオ」
    方言を大切に
    「母親の言葉」がアイデンティティー
    地方からの亡命
    大阪弁で陳情してみなはれ
    忘れられない授業
    思想は方言でつくられる
    言葉と体の距離

    休憩室 (5) ミトの幸せ「風の谷のナウシカ」


    第6章 技術を超えて
    Ⅰ 細胞とイメージ
    イメージ
    技術を超えるもの
    その「あ」は何ですか
    表現に必要なのはイメージ
    イメージは知識の積み重ね
    イメージが細胞のベクトルを揃える
    感性も知識の積み重ね
    俳優の方法に学ぶ
    東京新聞のアテレコ論争
    演技の基礎は「行動」
    動かない体で行動する
    あなた、そこにいますか
    イメージの中にいる
    情緒の記憶と五感を総動員
    集中と解放
    スポーツに学ぶ
    集中・解放・イメージの関係
    イメージの実感
    リアリティーを逃がさない
    技術を忘れる
    固定観念を捨てる
    イメージのリアリティー

    II 人間一人をつくる
    人間は行動する
    表現ではない、行動だ
    〈間〉は行動の一部
    行動は連続している
    正しく行動できれば〈間〉も正しい
    二百八十五個の〈間〉
    心の欲する所に従えども
    句読点は黙読のためのもの
    読点で意味が変わる
    書込みも動詞で
    人間はなぜ行動するのか
    俳優の仕事とは何か
    役の人物の「幸福願望」を読み取る
    人それぞれの幸福
    つくるには知らねばならない
    すべての登場人物を読み分ける
    だれが、だれに、なぜ、どこで、なにを、読むか

    III そして朗読
    客観性と主観
    表現はそもそも主観
    「客観的」とは支配体制の主観
    言葉を置くだけでは朗読にはならない
    イメージが弱いから言葉に頼る
    まるごとすっぽり捉える
    個性とは何か
    声は人なり
    朗読の心構え

    休憩室 (6) 日々若返る波平「サザエさん」

    自在に飛ぶ――あとがきにかえて
    文庫版あとがき

  • 波平さん…おもしろかったです!

  • 『永井一郎の「朗読のヒント」』を大幅に加筆修正した文庫版。

    前著から10年、
    今も現役の永井さんが何を大切に守ってこられ、
    またこの10年の間にどう歩んでこられたのか。
    前著と合わせて読むとますます興味深い一冊。

    前著と共に、また僕の座右の書になりそうです。

  • 有名な声優、永井一郎さんの雑誌に掲載されていたエッセイ集。
    朗読の良さを紹介するもので、具体的な技術について知りたい人には向かない。
    ベテラン声優さんの色々なエピソードが面白い。また、永井さんの人生観なども良かった。

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朗読のススメ (新潮文庫)の作品紹介

今、朗読が人気です。子供への読み聞かせから始まり、朗読愛好会が様々な所で開かれています。しかし声だけで作品を表現するのは難しい。本書では、従来とは全く異なる方法で、その秘訣を教えます。シンプルな表現だからこそ、人間の本質を捉える想像力が大切。朗読愛好家必携の一冊としても、感性豊かなお子さんを育てたいご両親にもお薦めです。

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