三人姉妹 (新潮文庫)

  • 122人登録
  • 3.40評価
    • (5)
    • (13)
    • (22)
    • (5)
    • (0)
  • 21レビュー
著者 : 大島真寿美
  • 新潮社 (2012年2月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101385716

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
椰月 美智子
有効な右矢印 無効な右矢印

三人姉妹 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 鍵かっこがない、だらだらと続くスタイルに、読みにく~いと思いながら読んでいくうちに、ふつうに読めると思ったら、鍵かっこのあるスタイルに変わっていた。ところどころスタイルが変わっているのは、作者の意図なのか。それを確かめるために2度読みしようとは思わないが、作者に聞いてみたい。

  • 「山のように不安定な要素を孕みつつ、この場所は安定していると錯覚して安心して暮らしているのよ。みんなそうなんじゃない?」という台詞、なるほどと思いました。

    この先、どう転んでいくかわからない。でもそればかり不安に思っていたら、今を生きていけない。取り敢えず今は安定していると思うことで、生きていくことが出来る。そういうことなのだろうと理解しました。

  • 題名が三人姉妹なので、姉妹それぞれにスポットを当てたりするのかな?と思ったら、三女が主人公でした。
    長女の家庭はどうなる?とか、次女の恋愛は?三女の行く先は?など、いろいろ気になることはあったけど、その全てがモヤっと曖昧に終わったような。でも、それがいいのかもしれない。

  • つらつらとだらだらと書かれている文章がたまらなく好き。

    そうそう。女同士の会話ってこんな切れ目なくしゃべり続けるんだよねー。って、まるで自分に話しかけられてるようなこの感覚にハマりました。

    日常って毎日同じことの繰り返しで、たま〜にちょっとした事件とか起きたりするけど、でもそういうのって他人から見ればホントにどうでもいいような出来事で、でもそれでも自分にとっては大事件だったりするんですよね。

    だから当たり前のように過ごす毎日でも、いろんなことを経験して、泣いたり怒ったり喜んだりしながら目に見えない速度だけれど人ってほんの少しずつでも成長して行ってるんだよなー。なんて水絵のことを見てて(読んでて)思ったりしました。

    私は二人姉妹の姉なので、水絵のことをお姉ちゃん目線で見てたのだけれど、愛も恋も失恋も若いうちはどんどん経験しなさ〜い。なんてニヤニヤしながら見守りつつ、長女亜矢の気持ち、よくわかるなー。うんうん。なんて思いながら読んでました(笑)

    三人姉妹だけじゃなく脇役陣のグンジさんとかびびちゃんとか雪子さんがとても素敵でした。

  • 初めて読む作家さん。

    最初読み始めた時は、「あ、失敗かな…」と思うくらい読みづらかった。
    会話にカギカッコがあったりなかったりするので、これは実際に声に出して言った言葉なの?心の中で思ってたことなの?とわけがわからなくなって。

    でもそれでも読み続けて行くと、だんだんと三姉妹それぞれのこととか、三女の周りの人間関係とかがわかるようになってきて、カギカッコのあるなしも気にならなくなってきて、おもしろくなってきました。

    なんか中毒性ある。

  • 三姉妹の末っ子・水絵の視点から、物語が進む。三姉妹一家のたわいない日常を描いた作品。三姉妹が置かれている環境での、結婚、仕事、恋愛、子育て、旦那の家族との関係、それぞれの立場で抱えている悩みを、時にはぶっちゃけながら、話が進んでいく。姉二人は先輩だから、何かにつけて末っ子に、厳しいこと言ったり...。色んなことを経験しながら、三姉妹がたくましくなっていく感じが良かった。女はたくましい^^

  • 2014.1.29
    題名に惹かれて。
    ウチとは違うけど、姉妹っていいものだ。

  • 題名通り、三人姉妹のお話。
    地方の名家に嫁いだ長女、キャリアウーマンの次女、映画好きでフリーターの三女、それぞれの事情が三女の目線で書かれている。
    独特のうだうだと長く続く文章が、勢いやリズムを生んでいる。会話でさえも一文の中に組み込まれていて、でもそれが女性同士の会話のリズムにぴったり合っている。なんだかよくわからないながらも、共感してしまう感じ。
    解説も面白かった。

  • ほのぼのして、重かった本の後に読むにはちょうど良かったけど、読みにくいところが多々あった。でもこういう何でもない毎日の話好きです。まったり読める。

  • うーん
    解説もふくめ、イマイチ・・・。

    自分が三人姉妹の末っ子だったら、もっと共感できたかな?

  • 女性の思考回路は不思議!

  • トルストイに読み疲れて、さらっと読みました。『ピエタ』の大島さんの作品。かなり好き。読んでいてドキドキもしないし、ハラハラもしないのだけれど、居心地の良い三姉妹の空気感。大島先生は素敵だ。

  • よくも悪くもありふれた三姉妹。

    ゆるゆる読むのに最適◎

  • 姉妹ってこんなもんだなぁと思う。
    下だから末っ子の気持ちはよくわかるんだけど、姉の気持ちはやっぱりよくわからないなぁ。

  • 見合い結婚した長女、キャリアウーマンで、モテるわりにいい年してふらふらしてる次女、そして、主人公である実家住まい、シアターでバイトしながら、自主制作映画サークルにいそしむフリーターの末っ子の3姉妹の日常の物語。

    関わりたくもないのに、長女の実家立てこもり、次女の奇病、母の出奔など、姉妹や家族の事件に巻き込まれ、自分の恋もなんだかうまくいかなくて。

    妹って損!でもなんだかんだでお互い様。世話しているつもりが世話されてたり。心配なんてしてないと思ってたら、意外と心配してたり。そんな姉妹同士のリアル感がうまい。それで、やっぱり、大事件が起こるわけでも、ものすごい幸せになるわけでも、不幸になるわけでもなく進んでいく日常の、ちょっとした変化が、なんとなく心地よい話。

  • 亜矢、真矢、水絵の三姉妹。

    主婦、ばりばりの社会人、フリーターの三人の日常が淡々と、でもおもしろく描かれる。
    多分意識された、長い一文に、ずらずらと続く会話文。
    この形態はすごく好きだった。
    全く読みにくくない。キャラクターたちがすぐ傍にいる感じが伝わってくる。

  • 福池家の三姉妹。
    金持ちのお坊ちゃんとお見合い結婚し田舎に嫁いだ長女亜矢、
    美人でキャリアウーマンの次女真矢、
    フリーターの三女水絵。
    大学を出た後もミニシアターでのアルバイトと大学の映研で活動を続ける水絵を主人公に、長女の離婚騒ぎや次女の奇病発祥、母の家出など福池家の日常と、水絵の恋愛を描く。

    タイトルからすると家族関係の話という印象だけれど、
    基本的に水絵のお話。
    姉たちは離婚騒ぎを起こしたり奇病に取り付かれたりするけれど、
    彼女たちについてはあまり深く掘り下げられず、そこが少し物足りない。

    三姉妹は結構仲良し。
    水絵は自分が損ばかりしている気になっているけれど、姉二人はなんだかんだと妹をうまく助けているし、水絵も姉思い。
    いろいろなことが起きるけれどそれぞれ小粒で割りと平和な日常話。

    解説でも、一文が長い上にその中で時間が進みころころと状況が変化している妙を指摘しているけど、
    確かに主人公のモノローグや登場人物の語りは女性の会話そのもので、
    好き嫌いが別れるところだろうけどこういう文章もたまにはいい。

    個人的には長女亜矢の小姑、雪子さんが好きだった。

  • なんとなく淡々と進み、淡々と読める。
    それぞれに小さな出来事はあるんだけど、そこを掘り下げるわけでもなく割合、さらっと進む。
    だから読みやすいんだろうけど、もう少し真矢の話がよみたかったかなー

  • 3月2日購入•読了。なんてことないんだろうけど、なんてことないのがいいんだろうな。こればかり読んだら飽きるとは思うが、こういうものはたまに読みたい。

全21件中 1 - 21件を表示

三人姉妹 (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

三人姉妹 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

三人姉妹 (新潮文庫)の作品紹介

末っ子は損だ。いつまでも姉にいたぶられ、ホントに腹立たしい-。元は貧乏男好きの長女・亜矢は見合いの果てに玉の輿婚、転んでもただでは起きない毒舌家の次女・真矢は奇病を克服して、華麗に転職。三女の水絵は大学を出たものの、フリーターの実家暮らしで、新しい恋に一喜一憂の日々。それぞれの恋愛、人間関係を時に優しく、時に厳しく見守る家族の日常を描く長編小説。

三人姉妹 (新潮文庫)はこんな本です

三人姉妹 (新潮文庫)の単行本

ツイートする