殺人鬼 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1782
感想 : 224
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101386126

感想・レビュー・書評

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  • スプラッタ苦手なので。
    頑張って最後まで読んだけど、具合悪くなった。

    内容(「BOOK」データベースより)
    夏期合宿のため双葉山を訪れた親睦団体「TCメンバーズ」の一行。人里離れた山中での楽しいサマーキャンプは、突如出現した殺人鬼によって、阿鼻叫喚の地獄と化した。次々と殺されてゆく仲間たち…手足が切断され、眼球が抉りだされ、生首は宙を舞う。血塗れの殺戮はいつまで続くのか。殺人鬼の正体は。驚愕の大トリックが仕掛けられた、史上初の新本格スプラッタ・ホラー。

  • 怖い!グロい!

    個人的に凄い衝撃を受けました。
    その衝撃ゆえに☆1つ(良い意味で)

  • 読みはじめからオカルト色が強く、このまま終わるのかなぁと心配しながら読み進めた。結局オカルトのままだった。


    ちょっとしたひねりはあるものの、かなり残念な読後感。私にはあわない作風だなぁ。

  • 「13日の金曜日」のようなスプラッタホラーにミステリ的仕掛けを施した小説。
    ・・と書くと良く聞こえるが、正直いろいろと出来が酷いと思った作品です。
    綾辻行人の悪いところの集大成のような小説でした。

    ホラーとして書かれている以上、本格ミステリのような整合性はなくてもいいのですが、作品に本格ミステリ的な仕掛けをしながら、重要な点はブラックボックスに放り投げてしまっているという、少し卑怯な作り方がされています。
    このやり方は同作者の「暗黒館の殺人」を思い出させました。「暗黒館」の方が新しく、「本格」ミステリなはずなので、罪深さは「暗黒館」の方が上ですが・・・。

    また、仕掛けも特段に目新しいものでもなく、著者自身が序文で書いている通り、ある程度ミステリ慣れしている人なら中盤には分かってしまうと思います。
    仕掛けが露骨すぎなんですね。隠れていない。

    重要な点は無責任に放り投げ、安易なストーリーを一発のミステリ的ネタで誤魔化したような、チープな作品です。
    個人的に、久々に「時間を返せ」と思った本でした。

  • 非常に時間の無駄

  • 作家は好きなんだけど、スプラッターホラーってのがどうも・・・好きになれなかったなぁ〜。

  • 東京での就活帰りに、暇つぶしに購入。

    なんかだかなぁ・・・。ジャパニーズホラーではなく、完全に海外ホラーのノリ。
    ジェイソンとかそういう感じの、無意味!無差別!オチもない!みたいな。

  • うーん…。ただ、いかにグロテスクに殺すかを追求した作品という感じなのですが、それならもう少しリアリティを持たせてほしかったかもしれないです。双子で同じことをしていたとか、殺人鬼の能力というか、どれもファンタジーみたいだった。

  • 霧越邸…を読んで同じ作者のものを手当たり次第に手にとって見たけど…。これは読むんじゃなかった…。スプラッタは嫌いです…。

  • 自分にはこの手のグロテスクさを文章で感じる能力が欠如しているのかもしれない。
    特に気分を害することもなかったし、かと言って面白みも感じられなかった。
    トリックもさしてよいとは思えないし。

著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

綾辻行人の作品

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