枕もとに靴: ああ無情の泥酔日記 (新潮文庫)

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著者 : 北大路公子
  • 新潮社 (2014年3月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101386317

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枕もとに靴: ああ無情の泥酔日記 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • アラフォー独身の酒好き女子のしょっちゅう酔っぱらっている日記。
    猫の斉藤くんを性懲りもなくからかう著者と同居の両親とのエピソードが笑えます。
    もう、おかしくって‥って言われると、ハードル上がって笑えなくなる人もいるんだろうか?
    いや気楽~に、どうでもいいことを楽しんだほうがお得でしょ♪

    サッポロ在住のフリーライターの、もとはブログ記事だったとのこと。
    「生きていてもいいかしら日記」「頭の中身が漏れ出る日々」に続いて読みましたが、順番としてはこれが一番若い37~8歳頃だそう。
    薄い付き合いの彼氏、ああこれが‥
    知り合いのチンピラに牛刀で刺されたっていう?

    「枕元に靴」というタイトルで、この本が防災コーナーに置かれていたというのに爆笑。
    あとがきによると、著者は小柄で色白さんらしい。
    痩せているのに体脂肪率が高い‥すべてはお酒のせいなのね。

    突然、日常の中に酔っ払いの見た夢なのか法螺なのか?幻想的な短編小説のようなひとまとまりが出てきます。
    文才あるよね‥
    でもこれも、役に立たないどうでもいいこと、として書いているのかな?

  • 自由で孤独というのはなかなかいい気分だ。こんな風に見知らぬ人たちが集まって思い思いの本を読んだり読まなかったりし、でも誰かに何をしているのと聞かれたら、全員が「雨宿りをしている」と答えざるを得ない、この奇妙な状況が好きなのだろうと改めて実感する。そしてその不安定さに安心感を覚える。何だかそれは生きることによく似ている。すべての人間が結局は「生きている」としか答えざるを得ない。まさに人生そのもの。

  • 北大路公子がモヘジのハンドルネームで公開日記サイトに掲載していた37歳から38歳までの日記とのこと。なんと毎日のようにヘベレケになるまで飲むものだなと感心しつつ、ニヤニヤしながら読み終えた。枕もとの新聞紙の上に置かれた靴、講談社文庫の1ページでくるまれた梅干し…衝撃だろうな。

    『生きていてもいいかしら日記』『頭の中身が漏れ出る日々』に続いての文庫化三冊目。三冊全てが酒まみれであった。

  • 北大路公子さんのこの本を読んで安心したのは、お酒を飲んだあとにちゃんと二日酔いになっていたことです。薄い関係であるものの彼氏が登場したり、日記の中に創作的な要素(架空の年間行事など)が入り込んでいたりするのが新鮮。

  • 男女を問わず、居酒屋で「見せて」と言われると、へそはおろか、パンツを下ろして手術の痕まで見せ、更に写メまでOKにしてしまう太っ腹w(「生きててもいいかしら日記」から)、北大路公子さんの作品、2冊目「枕もとに靴」(2014.4 文庫)です(^-^) 銭湯が居酒屋ではないと知ったのは、母親が男の子に「あっ、そっちいっちゃダメだよ。あのおねえちゃん、ずっとお酒飲んでるから」を聞いて・・・w。(その時は生ビール六杯目で、更にもう一杯飲んだとかw)酒とネコと酒の日々だそうです(^-^) 猫の方が家で身分が上とか~♪

  • 図書館で。
    友人が面白かったよというので借りてみたんですが…ブログで読むならまだしもこの量の日記を一冊にまとめると相当キツく最後まで読み切る気力が無く断念しました。

    いや、わかります。多分この方はお酒が好きで大酒飲んで自分がイヤになる二日酔いを物凄い経験してるんだろうけどアルコール依存症な訳でもないし人様に迷惑かけてる社会不適合者でも無いってことは。ただ、なんていうのか自分は本というものに対するハードルが物凄い高いので合わないんだろうな。なのでこう思ってしまうわけです。本にするほどの文なのかなぁ、と。この本を読んでとても面白かった、素晴らしいひと時を過ごさせてもらったと思ってらっしゃる方を否定して居るわけでは無いのです。念のために書いておくと。

    ネットで読む分なら面白い人がいるもんだなぁで終わるんだろうしもしかしたら何度かサイトに足を運ぶのかもしれないけれども本…かぁ、というような。媒体によって受ける印象が変わるってのは面白いなぁなんて今更ながら思いました。とは言えこういう印象を持つのは紙での本に慣れ親しんだ世代までなのかもしれないですけれども。

  • 本当に、『ページの間から酒が滴り落ちそう』なエッセイです。公子さんをみているとしみじみ思うのですが、“恥ずかしいこと”って、隠さない方が良いのかもしれません。隠さなかったら、ある種のあるあるネタになって、「その経験なら私も!」って、手を挙げる人が居て、愉しい輪がどんどん拡がります。姐さんには、愉しい輪を拡げる力がある。世界をひとつにする力が…。このエッセイが書かれてから、10年以上の月日が経っています、彼女が独裁者になる日は…近い。

  • 北大路さんは「人としてはかなりダメな部類だけど、見ている(文章を読む)分には面白い」人物だと思います。だって、「この人アル中でしょ?」としか思えないほどのお酒を飲んでいるし、それで色々やらかしてるし。

    私は下戸なのでお酒にまつわることには共感できないけど、飲むのが好きな人(そして、それでよく失敗する人)はある意味勇気づけられるんじゃないかなぁ(笑)。

  • 入院中に職場の同僚の方々より借りて読んだ本。
    この方、この本を借りるまで存じませんでした。
    面白かった。夏送りや過去読みなど、しょうもない日記の中に時々挟まれる、嘘か本当か、少し幻想的な一日の描写がよい。

  • バカバカしくてたまらん。

  • 時系列ではこちらが先なわけだが、『頭の中身が漏れ出る日々』『生きていてもいいかしら日記』でキミコに魅了された立場からだと少々物足りなさを感じざるを得ない…ってことは、40過ぎてからのキミコの方が魅力的だということでもある。

  • 相変わらず超くだらない。
    お酒ばっかり飲んでいることしか書いてないのに、なんで面白いんだろう……
    猫の斉藤くんには心底同情するし、やっぱりお父さんがかわいいです。

  • 今回も楽しく読ませていただきました。
    トイレに置いといて、入る度に2,3話ずつ。毎回「ふっ」と鼻息が漏れ出るような笑い。実にくだらん。キミコ本にお役立ち情報を求めてはいけません。

    ほぼ日記なんだけど、合間に挟まれる法螺話がいい味出しています。日記っぽいけど創作というのもありそうで、このあやふやな感じもまた乙です。

    山本文緒さんの解説もいいです。
    自分は登録していないくせに時々キミコtwitterを覗いている私は、この解説もtwitterでの作家さんたちの交流の延長のようで、いいなあ仲良さそうだなあとただただ羨ましがるばかり。

  • 北大路公子さん(札幌生まれで現在も札幌在住)は北海道の宝です。
    本書は9年前に寿老社から刊行された、北大路さんの日記集(元ネタはブログ記事)。
    ただの日記と侮ってはあきまへん。
    独自の諧謔で笑わせます。
    しかも語彙が豊富で文章が抜群に上手い。
    何よりその観察力に脱帽します。
    「え、なに、コレ? 本当に素人?」と驚かされます(当時はほぼ無名のフリーライター)。
    タイトル通り、昼間っから酒飲んで酔っ払っている北大路さんにあきれつつ笑いながら読み耽っていると、突然、珠玉の短編小説のような一篇に出くわします。
    「春洗い」「影日和」「夜まつり」「夏送り」「過去読み」などがそれ。
    僕は「夜まつり」の雰囲気が好きです。
    まったく油断できません。
    まあ、でも、ほとんどが取るに足らないどうでもいい話。
    私が勝手にそう断じているのではありません。
    北大路さんが「文庫版あとがき」にこう書いているのです。
    「心底どうでもいいことしか書いていない」
    でもね。
    その後の言葉を見逃してはなりますまい。
    「まあ確かにこの本に限らず、私の文章への感想で双璧をなすのは『くだらない』と『役にたたない』であり、それは『いついかなる時でもくだらないことを書いていたい』という私の唯一の志に適ったものなので問題はないのだが、それにしてももうちょっとこう何かなかったのか」
    うーむ、うーむ。
    カッコいい。
    「いついかなる時でもくだらないことを書いていたい」
    さりげなく書いていますが、強いこだわりがうかがえます。
    その了見が素晴らしいじゃあーりませんか。
    世の中には「くだらなくない」ことが多過ぎるのだ。
    もっと、もっと、も~っと、くだらなくていい。
    くだらないことの中に本当は大事な何かがあって、大事そうに見えることどもに実はたいした内実はない。
    そんな知ったようなことを言ってはいけませんね。
    それこそくだらない。
    北大路公子さんの大ファンという榮倉奈々ちゃんじゃないですが、枕元に置いておきたい一冊。
    こんな身近に、こんな唯一無二のスゴイ人がいることを、私たち道民は本当に誇りに思っていいのでは。
    たぶん、北大路さんは嫌がるでしょうが。

  • 大好きな北大路公子さんのエッセイです。
    正確には、日記サイトに掲載されていた日記です。

    サブタイトルが~ああ無情の泥酔日記~とあるだけあってずっと酔っぱらってます(笑)
    私お酒飲めないので、ある意味羨ましいような、やっぱり羨ましくないような。。。

    北大路公子さんの文章は、なんだか分からないけどジワジワおかしいんですよ。
    ただ飲んで酔っぱらってるだけなのに!
    シュールと言うか何と言うか。。。
    テンションも低いような高いような、不思議に引き込まれる文章。

    そうかと思うと時折挟まれる寓話のようなホラ話が絶妙に良くってしんみりしちゃったりします。

  • 笑撃です!本当にこんな大酒呑みいるんですか!時たま何の前振りもなく夢なのか分からない曖昧な世界を語り出すのは何故ですか!斉藤くんはストレス溜めてませんでしたか!すぐに他のエッセイも買わせてしまうキミコさんは、一体何者なんですか!

  • 大好きキミコ。
    なまけたくなる。何もしなくなる。飲みたくなる。札幌に行きたーい。

  • 北大路公子さんのヨレヨレの毎日。
    楽しめます。

  • 好きです。
    北大路さんが最近の心の拠り所です。

    枕もとに靴、分かります。
    何でこんな所にこんなものが。
    それだけではないです。
    もはやお酒はロマンです。

  • ひたすら酔っ払いの失態を綴ったエッセイかと思っていたけれども、そういうわけではなかった。

    元々ブログ記事だったものを書籍化したものらしい。ユーモラスな文体で楽しく読めた。

    ちょっとした空想短編小説風の記事もあって、それはそれで味があった。

  • うーーーん...すべてにおいてオーバーで、読んでいて疲れる。狙っているのがわかりすぎてしらけてしまう。
    これは著者初の本(昔のweb日記---大層評価が高かったそう---をまとめたもの)とのことだけど、例えば最近読んだ"生きていてもいいかしら"と"苦手図鑑"はこの「うーん」をギリギリのところで回避して「面白い」と思えたわけなので、恐らくこれ以降の作品は(私個人にとって)読みやすい方向に変わっていっているはず...だと思う。

  • 酒臭ぷんぷん。「こいつに比べたら自分はまだまし」と思ったのは間違いない。キミコの日常に興味はない。だが、くすりと笑う。しんみりする。どこまでがホントだかわからなくなって脳が混乱する。ウソを交えて日常をありのまま?に書いている。これからはブログには(ウソ)を交えて大いに日常を綴ろうかと、感化された。

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枕もとに靴: ああ無情の泥酔日記 (新潮文庫)の作品紹介

朝起きたら、なかなか記録的な二日酔いで、そのうえ、枕もとには靴が置いてあったけど、あれはなに? フリーライター、独身(薄い関係の彼氏あり)、実家住まいの著者がネットにつらつら書いてきた日記がいつしか評判を呼び、一冊の本に! 女優・作家を含む女性たちの大いなる支持を受け、だがある時はファンすら呆然とさせた、酒とネコと酒の日々。ようこそキミコの部屋へ。

枕もとに靴: ああ無情の泥酔日記 (新潮文庫)はこんな本です

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