よろず一夜のミステリー: 水の記憶 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101386614

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で読みたい本が予約待ちのため、とりあえず借りてみた。表紙カバー絵のとおり、ライトな感じです。シリーズもので、2冊いっぺんに借りたので、もう1冊読みます。僕はゴスロリ系ファンではありません。でも読みます。

  •  電子書籍プロダクションの運営サイトに寄せられた投稿に端を発する、都市伝説と現実の殺人事件が絡み合った怪異譚。
     ミステリと言うには体裁ばかりで、内容としてはかなり中途半端な印象を受ける。
     寧ろ、不思議現象に纏わる青春物と評する方が近いかもしれない。
     ただし、キャラクター小説に位置づけるにしても、各々の人物像が輪郭のみの造形なので、吸引力は乏しい。
     顔の造作だけが取り柄のアルバイト学生、若き御曹司社長、お目付け役のサイエンスライター、女編集長にゴスロリ少女etc.。
     一見、個性派揃いを謳っているようで、枠組み先行の人物配置となっており、上滑りの描写が目立つため、メインどころに殆ど魅力を感じられないのが物足りなく辛い。
     まして、解説にあるような“京極夏彦《百鬼夜行》シリーズの現代版”とは、さすがに持ち上げ過ぎで鼻白む。
     過剰に場違いな賞賛は、こちらの著者にも却って気の毒な処遇であると思うのだが。

  • ラノベ系の話で、すごく軽い。キャラクターもマンガっぽい。
    でも、科学的な話も盛り込まれてて読み応えはある。

  • 都市伝説を扱うサイトの運営会社でバイトすることになった主人公。
    呪い水で人を殺せるのか?

    キャラがまず濃いんだけど、
    名前もキャラも凝りすぎてるのに、
    皆がたくさん出てくる訳ではないから、
    正直覚えられない。笑
    話も、場面がコロコロ変わるから少し読みづらい。
    結論も、すっきりしない。

    うーん、ちょっと正直期待はずれでした。
    でも、なんとなく続きは気になっちゃうから、積んであるやつ読んだら読もうかな。

  • 結局、男子はみんなイケメンである。
    ふーん。
    結局、女子もみんな可愛い。
    ふーん。
    結局主人公のバイト先は
    どうやって会社の利潤を得ているのか
    よくわからんかった。

    ストーリーは、今風でですね。
    いくつかの分散された話が」
    結局ひとところに集客するのは
    まぁ、わかってはいたけれど、納得。


    アニメーションのように読めました。

  • 資料ID:C0033451
    配架場所: 本館2F文庫書架

  • オカルトテイストのミステリー。
    と言っても、オカルトの要素は途中からかなり薄くなってはいたが。

    主人公の恵(けい)がアルバイトで勤め始めた編集部は、変わり者ぞろいのおかしな電子書籍のプロダクションだった。

    登場人物のキャラはたっているのだが、まだ一巻目ということでだろうか、あまり動き出さない。
    事件の方もはっきりと解決するわけでもなく、犯人とおぼしき人物の意図もあいまいなままである。
    もともと、白黒はっきりつけるような話ではないのだろうが、主人公のモラトリアムさもあって、やや消化不良に終わったように感じた。

  • 最後まで真相ははっきりしないでもやもや。ラノベ感覚でさくっと読んだがいまいち納得がいかない…。シリーズものの序章でとりあえず登場人物紹介といったところでしょうか。

  • 2013.10

  • ホワイト文庫作家の初新潮文庫本。
    表紙絵につられて手に取る。
    (表紙絵がしっかりラノベ風)

    意識・無意識の領域、ネット系の人間関係。
    色々現代社会の問題に触れるも、オカルト要素を織り交ぜる分無理矢理感が否めない。問題定義の章ってとこか。今後の流れ方が難しいところ。
    バケればいいけど…屋台骨がチンケにならないことを祈る。
    登場人物からしてありえない・・・と思う。

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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