二十歳のころ 2 1960-2001: 立花ゼミ調べて書く共同製作 (新潮文庫 た 59-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (679ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101387239

作品紹介・あらすじ

「私は何のために生まれて来たんだろう」「あの人の運命を決めた出来事とは?」-二十歳のころの生き方が、その後の人生を決める。立花ゼミ生が熱い思いで突撃取材!安保闘争、バブル崩壊、オウム真理教事件、NY同時多発テロ…世界が再び混迷の時代に突入する1960〜2001年に「二十歳のころ」を迎えた多士済々39の足跡。文庫版特別インタビュー:飯田圭織・安倍なつみ(モーニング娘。)。

感想・レビュー・書評

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  • 【北海道大学蔵書目録へのリンク先】
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2000966657

  • 立花隆ゼミ『二十歳のころⅡ』新潮文庫 読了。若者の社会に対する対抗心には普遍性がある。どの世代も大学の講義をサボる姿勢は変わらない様子。論理ばかり並べた自己啓発書の比にならない。時系列で並べられており、時代の流れが伝わって面白かった。
    2010/10/09

  • 自分の二十歳のころを振り返ってみて比べてみると、大学2-3年にかけては今を形成するいくつかのイベントや体験があったなと感じました。

  • 【西和彦】p456
    "blessing in disguise"(形を変えた神の祝福)

  • 「二十歳のころ」に、模範解答はありません。その人ならではの「二十歳のころ」があります。この本を通じて、いろんな二十歳に出会って下さい

    大分大学 経済学部 (分野 貿易政策)
    教員 柴田 茂紀

  • 非常に面白い
    二十歳前後の若者は読むべき
    個人的には大学入学後の一冊目

  • 1960年から2000年代にかけて学生時代を過ごしてきた著名人に20歳のころはどのように考え、過ごしていたかをインタビュしてまとめた本。
    特に60から80年代に大学生だった人達には心底驚かされた。

    こんなにも楽観的な人生観を持って二十歳の頃を過ごしていたのか。
    20歳のころを未来志向の「み」の字を持たずに過ごしてきた人達。
    大学では誰もが酒と麻雀浸けの日々。
    ウイスキーを持って行けば単位がもらえた時代に、
    その自由な時間を何に使うべきか、ということを全く考えてこなかった世代ではないだろうか。
    これはベストな選択では決してないだろうし、インタビュー記事を読む限り、いくつもの選択肢を吟味した上での選択でもない。
    日本の人口動態や潜在的な市場成長率といった構造的な優位性が薄れていった時に、二十歳のころをこのように無為に過ごした人達がその後グローバルな競争に巻き込まれ、彼らの意思決定の浅はかさと実践的な知識の乏しさが故にこの国のボトルネックになるのは明らかではないか。
    以前、寺島実郎の講演を聞いた時に、同じようなことを言ったいた。(ちなみに寺島氏はそんな彼らを横目に有志を集めて勉強会を開いて勉強をしていたそうだ)


    誰もが競争心や向上心といった考えがないのも面白い。そういう背景だからこそマルクスや思想・哲学などが流行ったのだろうか。
    また色んな人達と雀荘や居酒屋で遊び抜いて育ったわけだから、社会性が強く求められる協働の場では確かに強みを発揮するだろうし、擦り合わせがお家芸の日本で有効だったのだと思う。
    しかし、それは現場レベルでの話だ。
    意思決定を行う立場にそのような人達が立てば、それは10年や20年くらい「失われる」のは目に見えていると思う。

  • 2013.2.20読了

  • 最初は早く第二巻を読みたかった。若ければ若いほど共感できると思ったからだ。
    でもこうして第二巻も読み終えると、印象に残ったのは一巻だった
    戦時中はそうでもなくて、玉音放送を聞いた戦後の人たちが一番印象に残って、学生運動当たりからおやっ?と思い、下火になってからは微妙だった。最後のほうは言わずともが。
    予想とは逆になった。

    こう、それは戦後生まれだからシワの数だけの説得力があるからなのか、それともあの時代の魅力なのか…

    将来の迷い話が意外とピンとこなかった。

    密林で彼らは二十歳の頃から切磋琢磨しているとあったが、実際読むとそれは一部の人であり、多くの人は普通の学生生活を送っている気がする
    切磋琢磨の部分は26歳くらいからの人がおおい

  • ずいぶん前に読んだのでだいぶ忘れたけど、戦後の人だって強い、ってことがよくわかった。

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著者プロフィール

評論家、ジャーナリスト、立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授

「2012年 『「こころ」とのつきあい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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