日本の涙の名歌100選 (新潮文庫 は 60-1)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101389219

作品紹介・あらすじ

叶わぬ恋、別れ、死、孤独、世の無常――。今も昔も、生きているかぎり、折にふれて涙をこらえきれないほどのかなしみに出会ってしまうことは変わりません。日本人は、古(いにしえ)より抱えきれないほどのあふれる想い、魂の叫びを歌に託してきました。万葉集から現代まで千数百年もの歴史のなかから精選した心洗われる名歌と、その背景を解説した感動の書。「日本のかなしい歌100選」改題。

感想・レビュー・書評

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  • 詠、詩には人々の想いが込められる。

    なぜ古の和歌はこんなにも切なく、大きく人の心に響くのだろうか。
    思うに文明による差が大きのではないか。インターネット、移動手段、社会が今と違い過ぎている。
    思い人、ままならない境遇などを発散、伝えることができず心の中に溜めることしかできなかったのだろう。
    その想いの強さが洗練された和歌に独白のように込められているためにここまで心に響くのだと思う。

  • 資料ID: C0035749
    配架場所: 本館2F文庫書架

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著者プロフィール

1962年、京都市に生まれ、今も在住。
1991年、第一歌集『ゆるがるれ』(第18回現代歌人集会賞受賞)
1997年、第二歌集『木に縁りて魚を求めよ』
2006年、第三歌集『匿名の森』
そのほか、『京都千年うた紀行』(NHK出版)、『ここが京都のパワースポット』
(淡交社)、『日本の涙の名歌100選』(新潮文庫)など。
現在、一カ月のカルチャー教室が50講座を突破し、限界を超えた。

「2017年 『去年マリエンバートで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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