迷宮百年の睡魔 (新潮文庫)

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著者 : 森博嗣
  • 新潮社 (2005年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (586ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101394336

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迷宮百年の睡魔 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 物語を読む、というよりも空気感を掴む作品。ミステリ調のシナリオながら、全体を纏う雰囲気はどこか柔らかい。

  • 【内容(「BOOK」データベースより)
    周囲の森が一夜にして海と化したという伝説を持つ島イル・サン・ジャック。22世紀の旅人ミチルとロイディがこの島で出会った「女王」は、かつて別の地に君臨した美しき人に生き写しだった―。王宮モン・ロゼで発見された首のない僧侶の死体、犯人と疑われたミチル、再び消えた海と出現した砂漠。謎に満ちた島を舞台に、宿命の絆で結ばれた「女王」とミチルの物語の第2章がはじまる。】

    面白かった。
    前作よりも、読んでいてワクワクした。
    ロイディとミチルの会話が楽しい。

    メグツシュカとミチルが会話すると、ドキドキする。

  • 周囲の森が一夜にして海と化したという伝説をもつ島イル・サン・ジャック。22世紀の旅人ミチルとロイディがこの島で出会った「女王」は、かつて別の地に君臨した美しき人に生き写しだった-。王宮モン・ロゼで発見された首のない僧侶の死体、犯人と疑われたミチル、再び消えた海と出現した砂漠。謎に満ちた島を舞台に、宿命の絆で結ばれた「女王」とミチルの物語の第2章が始まる。
    迷宮百年の睡魔 より

    このシリーズは、とても高度な想像力の上に構築されている.
    途中で、
    瞼が重くなり、
    目を閉じて、
    思考の中へ飛び込むと、
    目を開けているときには気がつかなかった
    つながりに気づき、
    そして、
    謎は深まる.

  • 感想を書いてる所でアプリが落ちました。本当にありがとうございます。

    えーっと。まとめから入ろう。四季冬読んでいない人は絶対読んじゃダメ。フリじゃないからね。



    これを読んだ後四季冬を読み返して解決。クジ・アキラは久慈昌山の娘、サエバ・ミチルは四季の子供。クローンっていうのも解決。メグツシュカは四季のクローン。子音も「mgtsk」で真賀田四季と同じだね。ついでに四季冬の犀川は犀川と西之園の子供。本家犀川は社交辞令なんて絶対言わないし。まぁ言われてみればの話なんだけど。デボウ・スホといいメグツシュカといい目の表現が四季と同じで気になってはいたんだよなー。メグツシュカの秘書のパトリシアも四季冬で四季の秘書してるし。そうするとなんでパトリシアはメグツシュカの秘書をしてるかっていう問題が出てくる。

    僕はメグツシュカの身体は四季のクローンだけど脳は四季なんじゃないか、と思う。本作のミチルとの会話からもそんな感じがした。つまり四季はもう精神体になっていて、クローンの身体を通じて外部に発信している、と。しかし、四季冬のラスト「スイッチを切った」とか明らかに本家犀川がいることがやや不可解。訂正。四季の身体はたくさんある。脳は一つ。どうだろうか。

    この百年シリーズ三冊目が全てのまとめになると思うが、GシリーズもXシリーズも完結までまだ数冊ずつ残している。脳だけ残してでも最後まで見届けたい。

    もう少しだけ書く。ウォーカロンって「walk alone」か。…本当に少しだった。

  • 百年シリーズ第2弾。
    前作にも増して、楽しめました。

    森さんの描く
    この世界観が好き。

    今回は孤島が舞台。そこにいる女王は前作の女王の母。
    その島は一日一周回転している。
    島の周辺は一夜にして森から海へ。そして海から砂漠へと変わってしまう。それなのに、そのことに大した興味も持たない街の人々。

    本物の人間とウォーカロンが共存している世界。
    ミチルとロイディの会話と関係が好き。

    人間って何だろう?
    いつも漠然と思っている。
    生きてるって何?死ぬって何?
    心はどこにあるの?脳?体?

    そんなことを考えているのは自分だけではないんだなって思わせてくれる。
    でもやっぱり答えは見つからない。
    それが、それこそが生きるということなのかもしれない。

    第3弾も早く読もう。
    そして関連作品もあるみたいだから、それも読みたい。

  • 記念すべき、今年に入って読んだ100冊めの本はこちら。
    前作より好き。モン・サン・ミシェル行ったことがあるので情景をイメージしやすく、尚更かも。

  • 久しぶりに再読

    Wシリーズを読んでいて少しでも詳細が知りたくて読みなおした

    僕は最近寝たい
    ずっと寝ていたい
    寝ている状態が自然だとしたら、僕はもう怖い何かが無くなってしまったのかもしれない
    現実より夢の世界のほうが楽しい

    ミチルは誰のクローンなんだろう
    四季のクローンなのかな

  • またもや想定外のラストでした。。。

    機械であるロイディの会話が変化しているあたり、それ位の成長はAIとしてあるかも、と思っていたが。。。

    いよいよ人間とは何か、自我、イノセンス、
    自分には到底理解しきれない、というか、整理できない。。

    色々考えるのだけれど、考えていないような行動をとるミチル。

    今回こういった事例を体験して、どんな考え方をするようになるのだろうか。。

    女王の存在も、自分の意思なのか、もっと上の立場の人間に命じられているのか。。

    なんか凄く硬い文章になってしまったが
    本作はとってもふわふわしているのが不思議。。

  • ロイディとの会話がどんどん面白くなってる。
    メグツシュカが真賀田四季でミチルがミチルなのかな。とか今まで読んできたところなんかも想像すると楽しい。こんな設定ありえないけど、引き込まれて一気読み。

  • M&Rシリーズ-2。メグシュツカ。
    存在。

    蔵書、電子書籍

  • どこか謎に満ちた島と切断された首。
    美しく聡明なメグツシュカ。
    命の価値、生きていてという言葉の持つ意味。
    ミチルとロイディは生きて
    学び
    成長していく。
    その旅の意義。
    ロマンチックな、夜のような、夢のような、時を超えた再会。

  • Wシリーズ最新刊読んで、百年シリーズ再読。

  • うむむむむ…

    こんなトリック、解けるか!(褒めてる)

  • 百年シリーズ、第二作。ミチルとメグツシュカの会話シーンが好きだ。それ以外はどうも感想がまとまらない... 事件の真相よりも人間って、何なんだろう?神とヒトの関係とは?・・SF的要素に比重がおかれている感じがします。次作はどう完結するのか?そしてWシリーズにどう繋がるのかホント楽しみ。

  • 女王の百年密室の続編。前作の重要人物であるルナティック・シティの女王デボウ・スホや主人公ミチルの秘密が明らかとなり、彼女との関連も見え隠れする。
    個人的には著者の作品の中で最も楽しめたものの1つになった。事件のスケールの大きさも、最後の結末も最高にボク好みでした。

  • 増えた…。笑

    んー、だんだん彼女のシリーズと繋がってきたみたいで楽しい。うん。きれいなアクションシーンはいくらか読んだけど、泥まみれとかあんまり読まないから、すごく動いた気分。

  • 「女王の百年密室」に引き続き,シリーズ2作目.
    しかしながら,これがシリーズ2作目という印象はない.登場人物の名前は,S&Mシリーズから出てくるもので,その関連性がどうも有るような気がしてならないから.
    女王の「メグツシュカ」も「まがたしき」と似ている様に感じるのは自分だけか?そういった深読みをすることで,何層にもおもしろさが増してくる.そして最近シリーズとして始まったWシリーズとのつながりもあり,とても広がりを感じるのは自分だけだろうか?
    S&MシリーズはミステリィだったものがSF小説という感じまでスケールが大きくなっている.
    本当に,久々にどっぷりはまり込んで読むことの出来た小説だった.

  • どんどん謎が深まった気がした。謎が解明されてスッキリするのと同時に、これは布石なのか、これも繋がりがあるのかもと考えてしまって新しい謎にハマっていく感じ。森博嗣さんにはこうやってずっと踊らされていたい。
    ロイディが可愛くてだいすき。

  • 周囲二キロほどの島、外部との取材拒否をしていた宮殿、王と女王、一日に一回転、一夜にして森が消える、デボウ・スホの母、クジ・アキラ、首なし死体、容疑者ミチル、第二の首なし死体、ウォーカロンは人間を殺せない、忘却と認識、パトリシア…ミチルとロイディの会話面白い。

  • 百年シリーズの2作目。

    1作目を読んでからかなり経っていたので漫画版を読み返しました。
    場面を映像として想像しながら読んでみましたがなかなか難しい。このゴーグル便利だよなぁ。

  • 『宇宙のところどころで死はいつも輝かしい。両眼を覆い、眩しさに目を細めるようにして、僕たちは常に死と直面してきた。』

    「どれくらい眠っていた?」
    「約二十七分五十秒」
    「そういうときは、約って言わないよ」
    「精確には、四十八秒と、おそらく四分の三」

    「しかし、あの…、お邪魔ではありませんでしたか。お仕事中だったのでは?」
    「何事も仕事ですし、何事も邪魔です ー どうかお気になさらずに」

    「そうだけどさ。やっぱり、こうして実物を見てみないと、信じられないんだってば」
    「データを信じる方が賢明だ。観察が常に正確とはいえない。見たからといって断言はできない」

    「大丈夫?」
    「彼はもう死んだのでしょう? 大丈夫じゃありません」
    「違う、君は大丈夫かってきいたんだよ」
    「僕は死んでいませんから、大丈夫です」

    「お綺麗な方だろう?」
    「そうですね ー とても、その、お歳をめされているようには見えません」
    「そう、彼女は変わらない。つまり、内側なんだな」
    「内側?」
    「変化するのは、いつも外側だ」

    『ファイバを流れる光のように、血は人間の情報を持っている。人間の成り立ちを覚えている。ただ、その意志だけは、流れが止まると、綺麗に消えてしまう。もうどこにもない。それだけは取り戻せないのだ。』

    「ああ、言葉で伝達するって、なんて億劫なんだろう」

    『顔をお湯の中に沈める。
    こうやっていたら死ねるかな、と思った。
    苦しくなって顔を上げる。
    どうして、苦しいのだろう。
    死ねば苦しまなくても良いはずなのに。』

    『古代文明を発掘すると、昔の人たちは、とんでもない作りものを崇拝し、信じていた、というふうに見えるけれど、そんなことはない、絶対に疑っていたはずだ。この二十二世紀になっても、クリスマスは存在するし、サンタクロースはいるんだ。誰も信じていないけど、いることになっている。今の情報が未来まで残って伝わったら、二十二世紀には、まだ世界中でこんな宗教的なものを信じていたんだって未来人は思うだろうね。それと同じことだよ。』

    『たとえば、忠義を貫くために腹を切るとか、国のために飛行機で体当たりするとかね。ああいうのって、だけど、そうしなかったら、もっと辛いことがある、そこから逃れる事の方が耐えられないからだった、と僕は思うな。そういう状況にしてしまったことに問題はあるんだけれど、とにかく、その場その場の判断としては、常に自分を救うために、人は死を選択するんだよ」

    「あなたが会いたいと思えば、誰にでも会えるでしょう。その人物が生きているかぎり」

    「不思議ですね」
    「いずれ、答が導き出せるかもしれません。科学的に説明ができないものは実在しません。今は不思議でも、いずれは明らかになります。不思議とはつまり、将来の理解への予感ですね」

    「人間は、必要ですか?」
    「必要なものであってほしい ー 願うという行為は、なにかが必要だと信じることです」

    「あなたが生きていれば、あなた以外の誰かが、あなたに会いたいと思う。他人に、そう思わせるキーワードが、生きているということかしら」

  • 文章の流れが好き。読んでいて心地良い。ミチルとロイディのやりとりもいい。

  • 会いたいのではない。
    愛されたいのだ。
    きっと、そうだ。
    (引用)

  • 14.02.xx読了。華麗なる神秘なる森世界。そして躍動感あふれる行動的なシーン。女王の静的な生と動的な死。素晴らしかった。

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