鳥人計画 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101395210

感想・レビュー・書評

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  • かなり古い作品のようですが、面白かったです。
    スキーのジャンプについてはよく知らなかったですが、楽しめました。
    スポーツ科学という点も興味深かったです。
    犯人が逮捕されてから、動機や方法を探っていくところが東野作品らしいと思いました。
    最後の最後は予想外でした。
    面白かったです。

  • 犯人がわかってて、でも謎が続くのはなんでかなと思っていたけど、真相を知ったら、死んだ人があまりにもかわいそうだった。

  • よく考えられてるなって思いました。
    読みやすくすぐに読み終えました。

  • かなり早い段階で犯人が分かり(あらすじにも書いてる)、すぐ逮捕されちゃいます。
    でも動機がまったく分からない、というストーリーは以前読んだことのある東野さんの作品の『悪意』にちょっと似てるなと思いました。
    動機は何なのか、そして密告者は誰なのかを明らかにしていくミステリーです。

    私は今までジャンプという競技にまったく興味を持ったことがなく、オリンピックとかでやってるのをテレビで見ても、全然ジャンプの違いとか分かんなかったんですが、思ってた以上に奥が深い競技なようでした。
    今はジャンプに限らず、スポーツは科学的にコンピューターとかで分析されてるんでしょうが、この時代の分析は大変なんだろうな。

    真相にも結構驚きました。
    そして読んだ後は何となく切なくなっちゃいました。

  • 緻密に組み立てられたストーリー。「鳥人計画」はスキージャンプ以外のスポーツでも進んでいるのではないか。過剰な科学化はスポーツを興醒めにする。また医療においても脳死問題がある。科学と倫理が問われる時代となった。13.10.19

  • 読みながらじわじわと真実に迫っていく。
    各章の最後の一文にハッとさせられながら、次の章を読む。

    これだから東野圭吾の作品は面白いんだなあ、と思う。

    東野圭吾らしい作品。
    て偉そうに言える身分ではないですけど。


    個人的に気になったのが、楡井君の明るすぎる性格。躁鬱病の鬱がない感じ、て表現されてたけど、彼も実は病気だった…なんて展開があるのかと思ったらそうでもなく。

    そこがちょっと気になった。


    そして、こんな奥深いスポーツがあるのか、としみじみ。

  • 福島の湯本温泉駅の前のコンビニで購入。
    東野圭吾のウインタースポーツモノは好き。知らないことがいっぱい書いてある。
    知らなかったけど、初期作品なんだね。

  • 杉江一家が嫌でした。笑

    最後の夕子と泰介のシーンでは2通りの捉え方ができました。

  • 既に犯人が明らかにされた状態で進んでいく
    『倒叙』に近い形態を取っているが、
    実は、“犯人”も知らないどんでん返しが仕組まれていたりしている。
    そういう意味では、東野圭吾の面目躍如ですね。
    徐々に犯人に迫っていくドキドキ感は感じられませんが、
    逆に、犠牲者や犯人、その周囲の人物たちの心理描写が
    細かく描かれていて、単純な推理小説を超えた味わいがあります。

  • 面白かったです。難しかったですけど…。

    東野圭吾さんはウィンタースポーツがお好きとあって、
    さすが詳しいな~と思いました。

    どうしよう、うまく感想が書けない…。
    本の感想書くのって難しい。

    とにかく、この本読んでよかったです!

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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