残響 (新潮文庫)

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著者 : 柴田よしき
  • 新潮社 (2005年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101396224

残響 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 物や場に宿った過去の声が聞こえる能力を持つ女性をめぐる連作短編だが、冒頭から引き込まれ、著者の力量が感じられた。

  • 死者の過去の声を聴くことができる杏子。図らずも事件に関わることになり・・・。
    最後、過去と決別し前向きに生きていく姿は良かった。

  • 過去の声を聞く事ができる杏子。警察やら色んな人と出逢って、色んな事件に巻き込まれながらも過去と決別して強く生きて行こうとする姿勢に憧れます。東海林の優しさがナイス(^◇^)

  • 自分は案店なのだ、この空間に漂っている、閉じ込められた声を拾うためのアンテナ。この世界はたぶん、こうした声が、音が、目には見えない憎悪や悲しみ、恐怖、絶望が無数に空間の中に漂っている。人の心は時折、筋途の通らない動きをすることがある。

  • 死者の残留思念を聞く力を持つジャズシンガの杏子。
    だがその力は,かつてDVが原因で離婚したヤクザの元夫が近くにいるときにしか発揮しない。
    ある事件に協力したことをきっかけに杏子が変わっていく連作ミステリ。
    ありがちなサイコメトリものと違い,能力がもたらす結果は地味~なのだが,些細なきっかけからの事件解決や,周囲への影響,杏子の再生が上手く書けていた。

  • ツラい過去がきっかけで、死者の声が聞けるようになった主人公。
    でも、その声を聞くためにはツラい過去の感情を思い出さないと聞くことが出来ない。

    様々な事件を通して、少しずつ過去から抜け出して成長していく。
    切ないけど、読後感は良かった。

  • その場に残された声を拾い、あまつ己の口から
    本人達の音声で会話がなされるという、これだけ聞いたら
    一体何がどうする話なのかさっぱり、です。

    連続短編集になっていて、後ろへ行くにつれ、当然ですが年月が流れ
    心がどうにか立ちあがって行く…という感じでしょうか?
    暗いといえば暗いですが、ものすごく葛藤が分かりやすかったです。

    しかし、刑事にとっては疑わしい相手ではありますが
    目標を決めて証拠品を探したりできるので
    その点ではちょっと楽?

  • 既読。

  • 久しぶりに面白いと思いました。やっぱり向き不向きがあるってことですね。ファンタジー系はもう読もうと思いませんが。

    能力の発現をコントロールできない、といいながら一回も失敗していないところや、ラストをちょっときれいに仕上げすぎ、という気はしますけど。ちょっとずつ変化していく能力や、前向きに進もうとする気持ちをうまく絡めていると思います。

  • 死者の声を聴くことができる女性が犯罪を解決する、と同時にその女性自身の精神的自立を描いているという点で好感が持てた。
    男性っぽいペンネームだけど、著者は女性なのかな?

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