ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)

  • 1198人登録
  • 3.54評価
    • (74)
    • (199)
    • (265)
    • (28)
    • (6)
  • 216レビュー
著者 : 柴田よしき
  • 新潮社 (2007年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101396231

ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 「こんなふうだからあたしは嫌われる。しかし、好かれたとしていったい何の得がある?ちょっとばかり居心地がよくなったからって、それで給料が上がるわけでもあるまいし。」

    墨田翔子、37歳。独身。
    大手音楽企業の企画部係長。
    陰口も独りランチにも慣れた。

    高学歴高プライド高自意識過剰の若手にうんざりしつつ、女子休憩室のマニキュア事件、トイレの生理用品の盗難、人気作家のイラストの裁断事件と悪意渦巻くオフィスで逞しく生きていく。

    高学歴だけど常識がない神林。
    オーストラリアのツアコン愛美。
    ケアンズの浜辺で殴り合った嶺奈。
    不遜な態度で口の減らない部下、八幡。
    いろんな出会いがだんだんと翔子の気持ちをまあるくしていく。

    女のイヤラシサがこれでもか!っていうくらい、いろんな形で出てきた。
    それが暗くどんよりと濁らないのは翔子の底にある人の良さなのかも。
    どんなに凹んでも立ち上がって顔を上げて笑い飛ばすような強さと。

    「女らしいってことは、男の都合のいいように動く、男に逆らわないってことじゃないのよ。本物の女らしさってのは、女としてのプライドを簡単には譲らないことなのよ。
    あたしにはあたしのプライドがあるの。そしてあたしは、それを守るためだったら、他のなんだって犠牲にするのよ」

  • 勝ち組負け犬と、負け組負け犬予備軍の女性が織りなす、現代社会を生きる女性の物語。読み終わったあとの爽快感が最高♡ 働くことは誰かだって楽しいことばかりじゃないけど、明日も頑張ろうって思える。

  • 翔子がオーストラリア旅行をきっかけに、良い上司へと変わっていくのが良かった。最後近く、セクハラ上司をやっつける(?)ところはスカッとしました。

    この本を読んで会社員だった頃を思い出した。すごく有能で、でも周囲に対してめちゃくちゃ厳しい女性上司の下で働いていたから。でもこの本にあるような人間ドラマは無かったな。今振り返っても良い職場だった。

  • 働いている女性なら、
    この本を読めば、共感できるところ
    満載のはず。
    姉妹本である「やってられない月曜日」も
    オススメ。
    映像化されても良いなあ。NHKあたり?

  • 勝ち負けなんて、今決まるものじゃない、戦い続けろ!

    オーストラリア旅行が転機ではあったのだろう。要は気持ちの持ちよう。お互い隣の芝生は青いから、自分の持ち物で勝負するしかない。無条件の幸せなんて、与えられるわけじゃない。やはり、勝ち取らなくては。

    翔子には、翔子の武器があって、だから、翔子と同じようには出来ないけど、自分の武器を使って今の場所で戦っていくことはできるはず。がんばれる話だった。しかし、色々とジョシ社会がリアルである。

  • 元気にがんばろ〜って思える一冊

  • 37才未婚、一部上昇企業係長の肩書、都心にマンションを持つ勝ち組負け犬の翔子が主人公。ふと思い立ったケアンズ旅行をきっかけに29歳未婚、ケアンズ在住で現地添乗員をしている愛美とメール友達になる。

    それぞれに思いを抱えた女たちはひょんなことから結束して、仲良くなるのだけど。。。

    当初翔子はいけすかないのだけれど、よくよく彼女を知るうちになんとも憎めない格好いい女性に思えてきます。
    かつての職場で匿名の誰かの悪意を感じたことがあるけど、翔子のような先輩がいたらどんなに心強かったかな。
    ペリカンと野良ラクダを見にケアンズに行ってみたいな。
    日本に見切りをつけてオーストラリアに旅立ったお友達に会いがてら。

  • 久しぶりに読み返してみました。
    読後感は爽快。働く女性、勝ち組負け犬の主人公と負け組負け犬予備軍の登場人物。働くと良くあるであろう悩みだったり、思いに共感です。

  • 働く女性への応援歌。
    しょっぱなから部下をいびるネタを探す女上司が登場する。彼女の職場は、妬みによる嫌がらせが当たり前のようにある。顔は笑いつつも心の中では文句たらたらだったりする。南国リゾートで働く女性も登場する。彼女らの思考を可愛いと思ってしまった。なんだかんだ口で言いつつ、男らしいからなんだろうな。本人は陰湿ないじめをすることはないし。暗い気持ちを持った自分にイヤになってるし。迷惑をかける人間も、破れ鍋に閉じ蓋であり、主人公が正義ぶって一方的に批評しない点が好感度高し。悪意を当たり前のものとし、その上でどういう態度をとってどういう方向に進むか。綺麗事でもどろどろしているのでもなく、なんとなく爽やかなのが良かった。ヒロインズの年齢が比較的高いのも良かったな。女の子って歳じゃないから、自分探し等のくだらないこととも無縁だし。

  •  これはなかなかに面白かった。仕事に何かしらの悩みを持っている人にはかなり共感される作品なのではなかろうか。

     もちろんあれやこれやドラマチックに描かれているところもあるが、メイン主人公の墨田翔子の普段生活している中での想いが心に響いてくるのである。墨田翔子以外にも、嵯峨野愛美や大泉嶺奈といったそれぞれに悩みを抱えているサブの主人公も出てきて、作品全体の構成も飽きさせないものとなっている。シリーズ化しても面白いのではないだろうか。

     普段鬱屈している中でもがき何とかしようとして、突き抜けるシーンもあり、これを読むとちょっと元気が出てきて、毎日お仕事大変大変嫌なこともたくさんあるけど、頑張ってみましょうか。と思わせてくれるちょいエンタメな作品である。

全216件中 1 - 10件を表示

柴田よしきの作品

ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)のKindle版

ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)の単行本

ツイートする