ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)

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著者 : 柴田よしき
  • 新潮社 (2007年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101396231

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ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「こんなふうだからあたしは嫌われる。しかし、好かれたとしていったい何の得がある?ちょっとばかり居心地がよくなったからって、それで給料が上がるわけでもあるまいし。」

    墨田翔子、37歳。独身。
    大手音楽企業の企画部係長。
    陰口も独りランチにも慣れた。

    高学歴高プライド高自意識過剰の若手にうんざりしつつ、女子休憩室のマニキュア事件、トイレの生理用品の盗難、人気作家のイラストの裁断事件と悪意渦巻くオフィスで逞しく生きていく。

    高学歴だけど常識がない神林。
    オーストラリアのツアコン愛美。
    ケアンズの浜辺で殴り合った嶺奈。
    不遜な態度で口の減らない部下、八幡。
    いろんな出会いがだんだんと翔子の気持ちをまあるくしていく。

    女のイヤラシサがこれでもか!っていうくらい、いろんな形で出てきた。
    それが暗くどんよりと濁らないのは翔子の底にある人の良さなのかも。
    どんなに凹んでも立ち上がって顔を上げて笑い飛ばすような強さと。

    「女らしいってことは、男の都合のいいように動く、男に逆らわないってことじゃないのよ。本物の女らしさってのは、女としてのプライドを簡単には譲らないことなのよ。
    あたしにはあたしのプライドがあるの。そしてあたしは、それを守るためだったら、他のなんだって犠牲にするのよ」

  • 勝ち組負け犬と、負け組負け犬予備軍の女性が織りなす、現代社会を生きる女性の物語。読み終わったあとの爽快感が最高♡ 働くことは誰かだって楽しいことばかりじゃないけど、明日も頑張ろうって思える。

  • 翔子がオーストラリア旅行をきっかけに、良い上司へと変わっていくのが良かった。最後近く、セクハラ上司をやっつける(?)ところはスカッとしました。

    この本を読んで会社員だった頃を思い出した。すごく有能で、でも周囲に対してめちゃくちゃ厳しい女性上司の下で働いていたから。でもこの本にあるような人間ドラマは無かったな。今振り返っても良い職場だった。

  • 働いている女性なら、
    この本を読めば、共感できるところ
    満載のはず。
    姉妹本である「やってられない月曜日」も
    オススメ。
    映像化されても良いなあ。NHKあたり?

  • 勝ち負けなんて、今決まるものじゃない、戦い続けろ!

    オーストラリア旅行が転機ではあったのだろう。要は気持ちの持ちよう。お互い隣の芝生は青いから、自分の持ち物で勝負するしかない。無条件の幸せなんて、与えられるわけじゃない。やはり、勝ち取らなくては。

    翔子には、翔子の武器があって、だから、翔子と同じようには出来ないけど、自分の武器を使って今の場所で戦っていくことはできるはず。がんばれる話だった。しかし、色々とジョシ社会がリアルである。

  • 元気にがんばろ〜って思える一冊

  • 37才未婚、一部上昇企業係長の肩書、都心にマンションを持つ勝ち組負け犬の翔子が主人公。ふと思い立ったケアンズ旅行をきっかけに29歳未婚、ケアンズ在住で現地添乗員をしている愛美とメール友達になる。

    それぞれに思いを抱えた女たちはひょんなことから結束して、仲良くなるのだけど。。。

    当初翔子はいけすかないのだけれど、よくよく彼女を知るうちになんとも憎めない格好いい女性に思えてきます。
    かつての職場で匿名の誰かの悪意を感じたことがあるけど、翔子のような先輩がいたらどんなに心強かったかな。
    ペリカンと野良ラクダを見にケアンズに行ってみたいな。
    日本に見切りをつけてオーストラリアに旅立ったお友達に会いがてら。

  • 久しぶりに読み返してみました。
    読後感は爽快。働く女性、勝ち組負け犬の主人公と負け組負け犬予備軍の登場人物。働くと良くあるであろう悩みだったり、思いに共感です。

  • 働く女性への応援歌。
    しょっぱなから部下をいびるネタを探す女上司が登場する。彼女の職場は、妬みによる嫌がらせが当たり前のようにある。顔は笑いつつも心の中では文句たらたらだったりする。南国リゾートで働く女性も登場する。彼女らの思考を可愛いと思ってしまった。なんだかんだ口で言いつつ、男らしいからなんだろうな。本人は陰湿ないじめをすることはないし。暗い気持ちを持った自分にイヤになってるし。迷惑をかける人間も、破れ鍋に閉じ蓋であり、主人公が正義ぶって一方的に批評しない点が好感度高し。悪意を当たり前のものとし、その上でどういう態度をとってどういう方向に進むか。綺麗事でもどろどろしているのでもなく、なんとなく爽やかなのが良かった。ヒロインズの年齢が比較的高いのも良かったな。女の子って歳じゃないから、自分探し等のくだらないこととも無縁だし。

  •  これはなかなかに面白かった。仕事に何かしらの悩みを持っている人にはかなり共感される作品なのではなかろうか。

     もちろんあれやこれやドラマチックに描かれているところもあるが、メイン主人公の墨田翔子の普段生活している中での想いが心に響いてくるのである。墨田翔子以外にも、嵯峨野愛美や大泉嶺奈といったそれぞれに悩みを抱えているサブの主人公も出てきて、作品全体の構成も飽きさせないものとなっている。シリーズ化しても面白いのではないだろうか。

     普段鬱屈している中でもがき何とかしようとして、突き抜けるシーンもあり、これを読むとちょっと元気が出てきて、毎日お仕事大変大変嫌なこともたくさんあるけど、頑張ってみましょうか。と思わせてくれるちょいエンタメな作品である。

  • 軽く読めそうだなって気軽に手にとったら意外に面白かった。
    立場的に似ていたし、こうはなりたくないな。と思いつつ、共感することもあり、弱さと強さのバランスが魅力的に思えた。

    みんな頑張って生きてるんだ。って思いつつ、こんなに頑張ることないのになーとも思えた。

  • 主人公は、37歳・未婚・バリキャリの翔子と、オーストラリアで働く収入は少ない29歳の愛美の2人。
    ”働く女性のリアルな本音と弱音”とあるけど、まだまだ共感できないなー。高収入のデキる女は憎いし、英語コンプレックスのある分海外で働く女も妬ましい。ちっちぇ~、自分。
    たぶん30歳くらいになって読んだら、もっと面白いんだろうな。

  • 日本の会社で、周りに距離を置かれたりしながらも係長として働く翔子、オーストラリアのツアー会社で働く愛美。
    翔子は様々な人と接しながら、人への妬みや悪意などオフィスに渦巻く嫌らしい感情達と戦っていく。

    自分が女性ゆえにわかる部分もあるがあまり好きなテーマではなく物凄く面白かった!とは言いにくいけれど、作品として、しっかりと読者を引きつける文章力のある作家さんだと思う。

  • 今年一冊目の読了は、やっぱり“柴田よしき”さんの“ワーキングガール・ウォーズ”2004年に37歳の主人公は、まさに同年代ですごく感情移入して読めちゃいました。年末に読んだ“風のベーコンサンド”とは全く違う作風なのも面白かった!

  •  はっきりとした悪意や嫉妬じゃないとしても、職場に漂うどことなく不穏な雰囲気があることは分かる。それらにいかに打ち勝ちながら自分のペースを乱さず仕事をするか。

  • すごくおもしろかった。
    誰でも稼いで生きていくのって本当に大変。
    きっとたくさん嫌な思いして、
    たくさん我慢して、でもその中にもきっと
    いいこともあって。
    ペリカンのくだりがおもしろかった。

  • 一流企業に勤めている37歳独身管理職女性が主人公の話。出だしでどうかなと思ったけれど、様々な人間関係やミステリ要素などもあり思ったよりも面白かった。

  • 最後の話までは、こんなの無いよとか男目線であり得ないとか思っていたけれど、最後の話で一気にすかーーーーーっとした。超気持ちいい!!!

    37歳なんてまだまだ若いけどね。一流企業だと大変なのか。

  • 37歳、独身、係長が、会社で奮闘する話。
    陰険な話になるかと思いきや、オーストラリア旅行だったり、淡い関係を経て、前向きに自分と向き合いながら、生きている話。

  • 翔子と愛美、二人の女性が主人公になっているけど、私には翔子の話の方が面白かった。
    一部上場企業の係長で、働く女性としては勝ち組だけど、37歳、未婚、恋人なしと、ただの女性としては負け犬という設定は良いと思ったけど、一流企業の割に男性の上司がアホに描かれ過ぎでは?
    あと、部下の八幡くんの設定も個人的には重すぎだと感じた(しかも、最終章で唐突に重くなる)。
    おばんざい屋さんの女将さん並みにハードな過去というのは、柴田さんらしいといえば、柴田さんらしいけど。

  • 「やってられない月曜日」の方が好みだったなあ。
    愛美と嶺美があまり好みではなかったからかな?もう少し翔子の話を読みたかったなあ。

    わたしたちよりもひと昔に、バリバリ勤め上げ続けてきた諸先輩方はどう感じるのかな?

    2015.07.09

  • 強い女性の二面性。
    皆ある部分だと思うが。

  • #読了。37歳独身、大手音楽関連企業で働く墨田翔子。社内での評判は、仕事は出来る、人間関係は今一つ。そんな彼女が一人で旅したオーストラリアで、2人の女性と知り合う。女性の怖さがソフトに描かれる作品。

  • 2冊続けてOLのゴタゴタ本を読んだ。
    自分がOLだったころを思い出すとスラスラ読めた。
    もちろん、こんなゴタゴタはなかったけれど。。
    ありそうでなさそうでありそうなー。コワイ。。

    続きが気になって
    えぇぇぇー!と言いながら読み終わったのは
    久しぶり。主人公には幸せになってほしいワ。

  • 仕事について、考えさせられる。
    あとがきも含めて、とてもよかった。

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