ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101396231

感想・レビュー・書評

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  • 柴田さんのドロドロしたミステリーが好きなのだが、この作品はそういうのではないので、あまり面白くなかった。

  • 柴田よしきさんの実体験?から綴る働く女性のリアルな本音と弱音。総合音楽企業の企画部係長・墨田翔子・三十七歳、未婚、入社十四年と十ヵ月。部下があり仕事は出来る。収入もそこそこ。でも対人関係はちょっと……。仕事に疲れ、ネットを通じて旅行代理店の契約社員愛美と知り合い、愛美が住むオーストラリア旅行へペリカンを求め旅立つ。そこで出会った二人の女性との奇妙な友情を力にして、翔子は、オフィスに渦巻く悪意や嫉妬と闘いつづける。OL歴が長くなると・・・翔子はお局さまだがかっこいいね、面白く読めた作品。

  • なんか、頑張って働こうと、みんな考えてる事同じなんだって、感じました。

  • この筆者の本で初めて読んだもの。共感できる言葉が多かったです。自分も抱いていた思い込みや勘違いがサラリと指摘されていたり。また、こういう友情っていいなぁと思いました。

  • 主人公・翔子が働くのは、「仕事」の本質的な部分に魅かれてなのか、女性のキャリアを切り拓くためなのか、働き続けることそれ自体が目的なのか、出世のためなのか…
    それはよくわからなかったけれど、「仕事をする」というプライドを持っていることを随所に感じた。

    とてもかっこいい!

    翔子の「働く女性としての覚悟」のようなものに心がえぐられるような思いがした。

    「私もがんばって働こう」という気持ちにさせてくれる。

  • ケアンズが舞台の女物語。

    女の人が複数集まると心が絡み合うような人間社会が必ず出来上がる、のではないかと思ってしまう。

  • どこも似たようなひがみ・ネタミ・嫌がらせあるんだなって。。上の立場にいる女性の心理が描かれていて面白い。まとめる方は大変なんですよね。

  • 仕事をする元気が湧いてくる。最初はどろどろした女の戦いかと思ったら、結構サッパリしていて、男性からみた「女のどろどろ」を「こんな感じだろう、だなんて、なめてんじゃないわよ」とぶった切るかのような印象だった。女性の私としては、爽快。

  • 今の自分と重ねてみる部分あり。

  • 勝ち組負け犬キャリアウーマンの翔子。退屈しのぎに部下に小言を言って鬱憤を晴らしていた翔子と、アーミーグリーンのマニキュアを塗って出社する翔子はまるで別人。人は、年をとっても環境の変化や出会いによっていくらでも変わることができるんだなと思った。「あたしが、あたしでよかった」という言葉はとても胸に響いた。がむしゃらに生きてきて気づいたら目標を見失っていて、そんな途方に暮れているときでも少しあたりを見渡せばまた新しい光が見えてくるんだ。そんなふうに思わせてくれる小説でした。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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