やってられない月曜日 (新潮文庫)

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著者 : 柴田よしき
  • 新潮社 (2010年6月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101396262

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やってられない月曜日 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「カロリーよ、あたしの心に満ちろ。あたしは、砂糖と乳脂肪の神様に祈る。あたしの心を太らせてください。もっともっと、まんまるに太らせてください。そして今度はきっと、弥々のように、醜いことや正しくないことに、ちゃんと反応して怒って、そして戦える、そんなパワーをください。」

    背は高いけどスタイルが良いわけでもなく、硬い髪がコンプレックス。
    コネで大きな出版社に入社して経理部で淡々と仕事をこなす。高遠寧々。28歳。
    Nゲージ用の小さな建物模型を作る時間以外は生きている死人のような生活。
    そんな寧々はある夜の出来事で、会社の中でもきちんと人間らしく生きている人がいることに気づかされる。

    最後まで社内を隠し撮りするのって大丈夫?とドキドキだったけど。
    寧々の想いにあるあるの連続。
    そうなのよ。彼がいるのが必ずしも幸せじゃないよね。ほっとけ。だわー。
    1年は365日で1日は24時間なのに、読みたい本はいっぱいあるし、ひとりでも楽しいことがあるのに!気を使って窮屈な思いしに出かける時間が惜しいわー。って私も思ってた。
    でもなんでか、今の自分…。不思議。

    通販でうっかり衝動買いした自分にビックリつつ、他部署の編集長の自殺騒ぎに巻き込まれ、パワハラを目の前にしてクヨクヨして。
    でも寧々の視界はだんだんと広くなっていく。
    前向きで素直で可愛い寧々に読後は爽やかな気持ちになる。

  • さくさく読めた。OLの日常での色々な不満とか愚痴とか、そういうことを全部乗り切って「この世界も捨てたもんじゃない。よかったと思えることが結構あるじゃない」とふっと思えるところが良かった。OLが主人公だとどうしても恋愛が主体になりそうなのに、そういうのは薄くて、どちらかというと地味な経理の仕事をしっかりとプライドとやりがいをもって、疎かにせずちゃんと会社員として仕事をしているというところが好感をもった。恋愛ごときで「今日は会社休みます」とかいってんじゃねえよ、みたいな。

  • 前作に引き続き、働いている女性が
    困難に果敢に立ち向かう姿が
    描かれていて、共感できる。

  • カーペンターズの歌に「雨の日と月曜日は」って曲があるけど、月曜日が好きな社会人なんていないんじゃない?

    OLが会社やめたくなったり、日々に喜びを感じたり、ちょっとした事件があったり。

    筋が通ってて、それでいて偽善すぎない主人公寧々も、友だちの弥々もすごくいいなあ。

    何よりさっぱりしていて恋愛恋愛してないのが良かった。

    寧々も言ってるけど、恋愛至上主義って嘘くせぇ!と思うからサ。


    私も普通のOLだったらこんなんだったのかな~。って思いました。

  • もっとOL色が強いお仕事小説なのかなと思っていたけど、お仕事小説というより日常を綴った感じ。それでもおもしろかったー!主人公の寧々はもっと悲壮感漂った人なのかと思いきや、読み進めれば読み進める程いい人!こんな友だちが欲しい。

  • ワーキングガール・ウォーズの姉妹作とはあとがきまで知らずに読んだ。自分のことをコネ入社で、ブスでなんのとりえもない...と評価する割に、読んでいくとすごくしっかりしたいい子に見えてきた...。

  • タイトルに惹かれて思わず買ってしまった一冊。コネで入った大手出版社の経理で働くOL寧々の私小説の形をとったものですが、寧々の趣味、考え方、行動に共感がいまいちできないせいかあまり読み進めることができませんでした。。。でも、壮大な夢(?)を抱きつつ前向きに生きていこうとする寧々の姿は、全国で働くOLたちを勇気づけるはずです。「やってらない月曜日」に始まり、「それでもうれしい金曜日」、「命かけます、週末です。」で終わる小題はとても良いですね。小題を読むだけで自分の中の一週間が広がっていく気がします。

  • 読み納め。2017.10.4

  • お仕事ガールズ本。実は、前作があるらしい。
    プラモオタクの経理担当の女の子とそれを取り巻く人の話。
    成功ストーリーではない、淡々とした仕事人生でも自分の軸を持って楽しむというのは、今の若い世代にはうけるのではと思う。

  • 初めての柴田よしきさん。プレジデントウーマンの誌面上で紹介されていたので、図書館で借りてみました。
    これから就活が始まるという時期に、この本に出会えて本当によかった!出版社志望で、でも数字が苦手なので経理にだけは回されたくないと思っていた私ですが、この「やってられない月曜日」に」出会って、経理もいい仕事かも!と思えるようになりました。
    すべての章タイトルが曜日になっていて、そんなコンセプトも面白いなと。

    そして小林さんの言う”縁(えにし)”にも妙に納得。その他の登場人物、弥々や翔子さんなども結構好きになれたお話でした。
    誰も「今」は分かっても「未来」はよく分からないもの。そんな不安を抱えてみんな生きているんだなと再確認できる作品でした。

  • OLのお話。女性のOLの姿一面がリアルでマジでありそうなお話。おもろい。
    ライトだけど心に染みる場面もありますー

  • ありふれた日常の中で、ふとした言葉をきっかけに成長していく話。
    こういうとりとめもない日常を綴ったような、人の話を聞いているように感じられる本好きだなあ。
    そういう本てなかなかないから貴重だと思う。

    経理っていう仕事の自分なりの面白さとか、恋愛観とか面白いなあと思った。

    縁。(えにし)
    嫌な縁もいい縁も、折角だからまとめて可愛がってあげよう。
    不満をいうことは簡単。でも不満ばかりで死んだような人生、楽しいか?
    一日の半分以上を過ごす職場がつまらなくて、ただ生活のためだけにこなす仕事なんてそんな味気ない人生でいいのか?
    折角なら、人生を楽しもう。縁を大切にして。

  • 悪くないですね。

    地味で平凡で模型作りが趣味のOLが主人公。
    これというドラマではなく、日常とちょっとしたハプニングを描いた作品で派手さはないです。

    とはいえ、文章のリズムが良く、ポンポンとテンポ良く話が進むので、楽しく読めました。

    壮大なエンタメではなく、日常系の話が好きな人にオススメです。

    特に働く女性とかにはいいと思いますよ。

  • わかるわかる!って感じで読み進めました。趣味に没頭するOLではないけど、私も頑張ってるんだぞ!って実感しました。なにより、柴田よしきさん本当に読みやすい文調で、また続編とか他の作品にも手を出しそうです。

  • 等身大、のようで、ファンタジーのようで、でもやっぱりあるある…を何回も繰り返して感じられるような一冊でした。
    根暗すぎず、キラキラすぎず、絶妙なバランスでした。読後感も◎!
    2015.07.07

  • 会社の時の自分と、模型作ってる時の自分。ちゃんと使い分けてる、ってこと。あたしみたいに会社が人生の大部分になっちゃってる人と、寧々ちゃんみたいな人と、世の中にいるんだよね。寧々ちゃんにとって会社はさ、生活を保障してくれるための生活費を稼ぐ場所、そう割り切ればいいんじゃない?

  • OLといっても本当にたくさんの種類がいるわけだから、寧々のような人がいてもおかしくない。むしろ、定時まで責務を果たしたら、あとはさっさと退社する、仕事はこれで十分じゃないか。仕事とプライベートをわけていられるのはカッコいいことだとおもう。

  • 柴田サンの作品は好きで、RIKO、練サマなどなど、いろいろ読んでますが、、やっぱりパンチがきいてるほうが好きですね。
    なので、本作はちょっと物足りなかった。。(´-ω-`)

  • この人のOL物はリアルで小気味いくて楽しい。
    私もものづくりがすきなので
    主人公の模型づくり・・・結構興味あり。
    そんなの作ったら面白いだろうな。
    短編で良いから、続編みたいのできないかな。
    ワーキングガール・ウォーズの主役と従姉妹で
    彼女も最初の方と最後の方に出てくるが
    やはり相変わらず格好良くい気持ち良い。
    仕事が嫌になっても、この本読んで前向きにいきましょう。

  • 社内で嫌われているからそれで仕事ができない、なんてのは言い訳にならない。むしろできる人ほど嫌われる方がふつうだし。

  • また読みたい(しごとがきつくなるとき!)

  • ちょっとおたくなOLの話。
    働く場と役割があるっていいなぁ…

  • 何処にでもいそうな女性の物語。
    特別可愛い訳でもない、むしろ自分にコンプレックスを持っていたり、抱いている感情がまるで自分自身なんじゃないかと思うくらい身近で、共感する場面が多々ありすんなりと入り込めた。
    仕事が「やってられない」と思った時「また月曜日か……」と感じた時にまた読み返したくなるような小説でした。

  • 以前に既読をチェック

  • 読了 2013/10/28

    高遠寧々、二十八歳、経理部勤務、就職氷河期のコネ入社が引け目ー。
    勤め先は一応大手の出版社、彼氏はいなくても、気の合う仲間もいるし、趣味もあるし、一人暮らしも満喫中。だから辞める気なんか少しもない。
    けど、職場にあるのは伝票の山と経費のゴマカシとパワハラと不倫…、はっきり言って、不満だらけです!
    働く女性のリアルな日常と本音を描いたワーキングガール・ストーリー。

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