暗色コメディ (新潮文庫)

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著者 : 連城三紀彦
  • 新潮社 (1985年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101405018

暗色コメディ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 序章で、何の関係もなさそうな奇妙な話が5つも紹介され、いきなり虚をつかれる。第一部以降の本章に入ると、藤堂病院という精神病院を中心に話が進められていき、人物が交錯して、話が一つに収束し、驚くような真相が明らかになる。このような不思議な現象をいくつも成立させるためには精神に異常をきたしている人物を何人も登場させざるをえないのであろう、おかしな人物が大勢登場する。時に、どちらの人物がおかしいのか、混乱する。作者らしいトリッキーな作品で、それを成立させるために、無理に無理を重ねている印象がある。たとえば、交差点で高橋に包丁を握らせるのは難しく、犯人はそういう無理な計画を考えないだろう。視点が次々と変わってややこしく、私のような理解力に乏しい読者には、一読では全容が理解しにくい複雑な作品だ。

  • ・全体としては楽しんで読めました

    ・最初は何がどうなっているのか、
     精神的におかしくなった人の話が続くだけだったのが
     最後にまとまるのは面白かった

    ・最後のつなぎ方、展開が、あれだけ引っ張っておきながら
     都合よく情報が出てくるし、今ひとつだった

    ・渋谷のデパートで、夫に自分の名前で呼び出された妻が
     なぜかその夫が別の女性と行ってしまった理由は
     ちょっと残念

  • 難しいよ。精神外科に通う患者たちの症状といくつかの殺人事件。バラバラに起きていた事件が読んでいくうちに一つの事件に見えてくる。ミステリーだが犯人は誰だろうとかのワクワク感は無い。

  •  精神科の病院として一、二を争う藤堂病院の副委員長・波島維新は今日もいつものように外来をこなしていた。次々とやってくる患者、そしてよくある妄想のような症状。まさかそれがある一つの事実を導き出しているとは思いもしなかった。

     4人の精神的に病んだ患者たちの言い分が、最初こそよくある症状の一つだとあしらわれてしまうのだが、それぞれが実は説明できる現象故のもので、どれもが複雑に絡み合っている。が、ややこしすぎるのと、視点がどんどん変わるためそれぞれの状況を覚えていられなくなり、最後にはついていけなくなってしまった。寝不足が続いているので、読んだ時期が悪かったのかもしれないが・・・。

  • 第一部は読めば読むほどわけがわからないんだけどずっごいひきこまれてしまいます。
    第二部でどんどん話が展開し、最後にはすべてがひとつになります!

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