飾り火 下巻 (新潮文庫 れ 1-10)

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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101405100

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  • 美冴は平凡な主婦であったが、何者かの悪意により、夫も息子も娘もどこかおかしくなってしまう。家庭に迫る危機に立ち向かう物語。
    登場人物は薄氷を踏むようなウソばかり言う。

    どことなく名作『隠れ菊』に似たシナリオで、主人公の性格も、着地点も似ているし、ある登場人物の名前まで似ている。うーん。美しい文章を堪能できるという意味では、価値が劣るものではないが。

    ちなみに「誘惑」というテレビドラマの原作らしい。

著者プロフィール

連城三紀彦
一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。

「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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