背中合わせ (新潮文庫)

  • 41人登録
  • 3.56評価
    • (3)
    • (4)
    • (8)
    • (1)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 連城三紀彦
  • 新潮社 (1993年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101405117

背中合わせ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 大好きな連城三紀彦の短篇集。1日で読んでしまった。
    酸いも甘いも噛み分けた、でも揺れる中年の恋愛を見事に描いていると思う。文章が澄んでいて、ほろ苦く切ないが温かい。最後まで読むとどの短編も似た感じも受けるが、彼にしか書けない心の襞がある。
    そう、親世代の中年だって恋をする。大人だから上手く立ち回れるということもない。若いころの苦い思い、今の状況に迷いもする。結婚をしたからって幸せとは限らない。諦めもある。
    「つぼみ」という短編が良かった。連城氏の小説には愛があふれている。

  • ・死産した嫁と妊娠した姑の話。泣く。
    ・駅で傘をきっかけに声をかけてきた男。実は身分を隠し恋愛の真似事をしてみたく一計企んだ女性のお見合い相手だった。男性を諦めてお見合いに走ったのにまさにドラマな展開!
    ・急に姑に追い出された娘。実母は尋ねて、姑が追い出そうとしたのは実は息子に病が発覚して未亡人にならないようにとの計らいであったことを告げられる。女同士の争いになるかとおもいきやお互いを思いやった女性同士のいい話。
    ・会社の男性にプロポーズされ、それを古だぬきと呼ばれる女性先輩社員に相談する。先輩社員もその男性社員に好意を寄せていたけれどその女性社員に結婚することを勧める。こんな懐のでかい先輩が欲しくなる。

全2件中 1 - 2件を表示

背中合わせ (新潮文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

背中合わせ (新潮文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

背中合わせ (新潮文庫)はこんな本です

ツイートする