義、我を美しく (新潮文庫)

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著者 : 池宮彰一郎
  • 新潮社 (2000年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101408156

義、我を美しく (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 69歳で小説デビューした異色の作家がその該博な
    知識と独自の視点から歴史、小説、映画、人生、現
    代日本を縦横に斬りまくった痛快エッセイ。
    (親本は1997年刊、2000年大幅加筆し文庫化)

    率直な感想を一言で言うと「年寄りの繰り言」であるが読む価値はある。小説家が何を思っているのかが率直に表されており興味深い。(きれいごとだけでなくブラックな感情もあらわしている)
    著者は長年、映画界で脚本を書いており、映画の衰退とともにTVの世界に足を踏み込んだ。やがて小説家となる。業界の裏話的な部分も面白い。
    テレビの時代劇に考証校閲は無いという。時代小説に足を踏み入れてその確かさを体験したと言う。ドラマ「闇奉行」にも言及。(山本博文先生も言及していたがやはりトンでもドラマであったか)勉強不足を戒めている。

    本書のエッセイからは作品を生み出す苦しみが滲み出ている。遅咲きの出発、老いの苦しみと焦りを感じる。
    本書の刊行以降の事であるが、著者の晩年は盗作騒動に翻弄されることとなる。はたして故意だったのか、多忙により頭が混乱していたのか、真実は本人にしかわからない。(私的には、編集者が見抜けなかった事の方に驚く)司馬遼太郎を尊敬し、乗り越えようと足掻いた作家の人生を垣間見る事ができるのが貴重である。

  • 大正生まれの著者のエッセー集。愚痴っぽくてちょっと辟易。69歳で作家デビューということへのこだわりなど、著者の鬱屈折感がすごい。この著者の「島津奔る」は面白かったが、その後、家康を題材とした作品で司馬遼太郎作品との類似を指摘され、筆を折ったとか。残念、

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    忠臣蔵は「四十七士」か「四十六士」か。豊臣秀吉はなぜ朝鮮に出兵したのか。薩摩の島津家が生き残れた理由とは。石田三成の失敗からわれわれは何を学ぶべきか―。長らく映画界に身を置き、69歳にして『四十七人の刺客』で小説デビュー。異色の作家がその該博な知識と独自の視点から歴史、小説、映画、人生、現代日本を縦横に斬りまくった痛快エッセイ。文庫化に際し大幅加筆。

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