島津奔る〈上〉 (新潮文庫)

  • 334人登録
  • 3.74評価
    • (35)
    • (48)
    • (60)
    • (5)
    • (1)
  • 36レビュー
著者 : 池宮彰一郎
  • 新潮社 (2001年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101408163

島津奔る〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 出てくる大名は島津以外皆こき下ろし。家康は臆病、三成は官僚主義で人気なく、福島正則・加藤清正は単細胞、小西行長は商人上がりで臆病、黒田長政・前田利長・毛利輝元・宇喜多秀家は2代目のぼんくら。唯一褒められているのは大谷吉継くらい。一方で大名の下の侍大将級は島左近、蒲生郷舎・明石掃部・後藤又兵衛など勇者ぞろいに描かれている。
    200ページに渡り関が原の一日が描かれ、それはそれで迫力あるのだが、なにやら説教臭いところもあり、読み終えても感動というべきものは無かった

  • 2002.2.7 ~ 13 読了

  •  刊行後に物議を醸し、絶版となった作品。主人公は関ヶ原合戦敵中突破の島津義弘(全2巻)。本巻は慶長の役終幕から関ヶ原前哨の三成挙兵まで。三成評が厳しく(まぁ、判らなくはない)、細かい描写はともかくとして、全体的に見れば、司馬「関ヶ原」が描く人物像とかなり趣きを異にするようだが…。島津の立ち位置(潜在的内訌を含め)と、義弘の諜報活動に筆を割いているのは買い。船の調達先に関しても筆を割いている等、関ヶ原の伏線も感じられ、それほど読後感は悪くない。

  • 4-10-140816-5 456p 2002・1・10 5刷

  • この本は、司馬遼太郎さんの「関ヶ原」の盗作疑惑で発行停止された本らしいです。確かに、似てます。でも、悪意があるように思えませんでした。単に、司馬さんの作品をたくさん読んでいたので、似てしまっただけかと思われます。それに、主人公を三成におくか島津義弘におくかで、同じ史実を扱ってますしね。70代になってまで、文筆という新しい分野に乗り出した作者をいじめるのは、心ない所作だったのではないかと個人的には感じました。

    内容的には悪くないはないけれど、世の中の説明の部分が多くて、義弘の部分が少なく感じたので、そこまで入り込めず、★3つにしました。

    題名にもなっている「島津奔る」の部分は、下巻の最初に当たりますが、ちょっとジーンときました。関ヶ原の局面を目前に、少ない兵力しか持たず、窮地に陥った島津義弘を慕って、はるか遠い薩摩から京都を目指す武士たち。リーダーには何が必要なのかを教えてくれるようです。心温かく、信念を持つ強い男性はかっこいい。

    家中を立て直すために、叔父の存在が欠かせないと信じ、自らが犠牲となり義弘を守り抜く甥の豊久の姿にも感じるものがありました。

    義弘と、若くして隠居を余儀なくされた兄の義久の間の男の嫉妬を軸として描かれています。そんなもんなんかなーって感じでした。何が切ないって、それぞれが違う形で家中のために良いと信じて行っていることが、違うこと。

    私もですが、池宮さん、官僚政治家がお嫌いなようです。何度もけなすシーンが出てきます。たとえば、「吏僚、という化物は、常人ではない。人外と思っていい。自分の処理・処断がどのような迷惑を生じ、時には生活破綻を来すような悲劇となっても、一切関知しようとせず、感情を動かすことをしない。彼らから見れば民間の者は無機物に等しく、おのれらが世を統べるのは至高の行為と、骨の髄までそう思っている。官と民とは生物的に異なると思い、民の求めで官の仕事が曲げられることは、神にもとる行為としか考えない。ゆえに彼らを人と思ってはいけない。彼らは民から見たら化物である」

  • 2回目2015.11.2
    2回目読んで評価を下げる
    家康の扱い軽く、正信を重用するあたり気に入らぬ

  • 薩摩島津家の勇、島津義弘の激動の物語を、その家臣のひとり中馬大蔵の目をもって語りつくした燃える男の本。(女の子も読んでね)
    とにかく面白くって上下巻を一気読みしてしまうかも!?

  • 薩摩・島津がいまマイブームです。読んでみたいと思っています。

  • 読了。強い、強すぎるよ。島津義弘の正義に感動する。

  • 2000で二十万をぶっ飛ばしたり
    関ヶ原の決戦で、陣を構えただけで敵がびびって近寄って来なかったり、敵本陣中央を突っ切ってそのまま帰宅したり。
    戦闘民族島津、此所に有り。

全36件中 1 - 10件を表示

池宮彰一郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

島津奔る〈上〉 (新潮文庫)に関連する談話室の質問

島津奔る〈上〉 (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

島津奔る〈上〉 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする