島津奔る〈上〉 (新潮文庫)

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著者 : 池宮彰一郎
  • 新潮社 (2001年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101408163

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島津奔る〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 2002.2.7 ~ 13 読了

  •  刊行後に物議を醸し、絶版となった作品。主人公は関ヶ原合戦敵中突破の島津義弘(全2巻)。本巻は慶長の役終幕から関ヶ原前哨の三成挙兵まで。三成評が厳しく(まぁ、判らなくはない)、細かい描写はともかくとして、全体的に見れば、司馬「関ヶ原」が描く人物像とかなり趣きを異にするようだが…。島津の立ち位置(潜在的内訌を含め)と、義弘の諜報活動に筆を割いているのは買い。船の調達先に関しても筆を割いている等、関ヶ原の伏線も感じられ、それほど読後感は悪くない。

  • 4-10-140816-5 456p 2002・1・10 5刷

  • この本は、司馬遼太郎さんの「関ヶ原」の盗作疑惑で発行停止された本らしいです。確かに、似てます。でも、悪意があるように思えませんでした。単に、司馬さんの作品をたくさん読んでいたので、似てしまっただけかと思われます。それに、主人公を三成におくか島津義弘におくかで、同じ史実を扱ってますしね。70代になってまで、文筆という新しい分野に乗り出した作者をいじめるのは、心ない所作だったのではないかと個人的には感じました。

    内容的には悪くないはないけれど、世の中の説明の部分が多くて、義弘の部分が少なく感じたので、そこまで入り込めず、★3つにしました。

    題名にもなっている「島津奔る」の部分は、下巻の最初に当たりますが、ちょっとジーンときました。関ヶ原の局面を目前に、少ない兵力しか持たず、窮地に陥った島津義弘を慕って、はるか遠い薩摩から京都を目指す武士たち。リーダーには何が必要なのかを教えてくれるようです。心温かく、信念を持つ強い男性はかっこいい。

    家中を立て直すために、叔父の存在が欠かせないと信じ、自らが犠牲となり義弘を守り抜く甥の豊久の姿にも感じるものがありました。

    義弘と、若くして隠居を余儀なくされた兄の義久の間の男の嫉妬を軸として描かれています。そんなもんなんかなーって感じでした。何が切ないって、それぞれが違う形で家中のために良いと信じて行っていることが、違うこと。

    私もですが、池宮さん、官僚政治家がお嫌いなようです。何度もけなすシーンが出てきます。たとえば、「吏僚、という化物は、常人ではない。人外と思っていい。自分の処理・処断がどのような迷惑を生じ、時には生活破綻を来すような悲劇となっても、一切関知しようとせず、感情を動かすことをしない。彼らから見れば民間の者は無機物に等しく、おのれらが世を統べるのは至高の行為と、骨の髄までそう思っている。官と民とは生物的に異なると思い、民の求めで官の仕事が曲げられることは、神にもとる行為としか考えない。ゆえに彼らを人と思ってはいけない。彼らは民から見たら化物である」

  • 2回目2015.11.2
    2回目読んで評価を下げる
    家康の扱い軽く、正信を重用するあたり気に入らぬ

  • 薩摩島津家の勇、島津義弘の激動の物語を、その家臣のひとり中馬大蔵の目をもって語りつくした燃える男の本。(女の子も読んでね)
    とにかく面白くって上下巻を一気読みしてしまうかも!?

  • 薩摩・島津がいまマイブームです。読んでみたいと思っています。

  • 読了。強い、強すぎるよ。島津義弘の正義に感動する。

  • 2000で二十万をぶっ飛ばしたり
    関ヶ原の決戦で、陣を構えただけで敵がびびって近寄って来なかったり、敵本陣中央を突っ切ってそのまま帰宅したり。
    戦闘民族島津、此所に有り。

  • 朝鮮出兵時点から始まり、帰国後、関ヶ原の戦いへ参加、帰国という感じで描かれています。場面場面で回想シーンという形で、過去の戦いや状況などを説明してくれています。

    中でも、関ヶ原出陣のために、中馬大蔵を始めとする家来が駆けつけるシーンや、「島津の退き口」で有名な関ヶ原からの離脱などについては、非常印象的でした。

    ↓ ブログです。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_a3bf.html

  • 勇敢で知られる薩摩藩島津を描く。舞台は戦国末期。朝鮮の役から関ヶ原以前までが上巻部分。
    この時代の殿様である島津義弘を鮮やかに描かれている。
    「シーマンズ」恐れられた勇猛さと知的さ。このアイデンテティが幕末の藩主・島津斉彬まで受け継がれていると考えながら読み進めると一層楽しい。
    徳川とのやりとりの中、薩摩の生き残りをかけ、どのように下巻へと繋がっていくのか楽しみだ。

  • 戦国時代の薩摩の英雄、島津義弘の物語。

    秀吉の朝鮮出征から関ヶ原の戦いの目前まで描かれる作品。戦上手なイメージが強かった島津義弘が実は内政においても優れた見識を持ってたことが意外でした。

    下巻が楽しみです。

  • これも同じ方からお借りした一冊。

    エンターテイメントとしてこれは当たり。
    薩摩藩には興味がありつつ幕末のこと以外はあまり知らなかったのでそういう意味でも面白かった。こういうふうにして琉球支配ができていったのね・・・

    戦いのときにトップを信頼するかどうかで最後のがんばりが違う。

  • 島津善弘について興味があったので読んだ本。面白いのでのめり込んだ。

  • 2010/09完讀

    絕版的鉅作,在網路上標了二手書,書況還不錯。這本書被我帶出門,騎車時從口袋裡飛出去卻渾然不覺,後來回頭找才發現它立在北安路的馬路中間…

    這本書從征朝的泗川之戰開始寫,島津義弘在絕對的逆境以「釣り野伏」戰術打出精采的勝仗,以七千的軍力擊敗明、朝二十萬大軍,讓日本軍得以安然撤退。作者的描寫裡,義弘的風姿是本書最迷人之處,他除了是戰爭的天才,同時也是個政治和掌握人心的天才。大概由於太「神」怕有脫離人間味之虞,所以就安排了中馬大蔵的妻子小芳登場吧。

    回到日本,太閤死後的政局詭譎多變,石田三成和徳川家視彼此為眼中釘。這本書裡的家康是個謹慎的膽小鬼,卻被家臣團拼命推向天下人之路,後面最大的陰謀家就是本多正信了。這和一般小說裡刻畫的家康有點距離,但是池宮先生這個角色刻畫地寫得非常非常具有說服力,寫得很好!

    書中同時偶而倒敘島津義弘一生征戰的經過、九州統一的夢想被秀吉給摧毀,從此以後兄長義久就變了個樣(退嬰現象…),又對義弘懷著瑜亮情節,島津家的雙頭馬車帶著不安定的因素。

    這本書也提出一個假說:朝鮮之戰是石田為了避免日本國內和平造成不景氣,所以才要攻打朝鮮製造戰爭景氣。

    (456page)

  • あなたに必要なのは島津義弘の知略だ!

  • 島津側から見た関ヶ原。
    司馬遼関ヶ原との類似騒動で絶版になった本。
    類似が気にならなければ面白い。
    島津義弘贔屓なら必読。
    ただし、龍伯義久や三成、家康は酷い描かれ様なので注意。
    また、結果論から、誤った判断、行動をおこしたかに見える武将を、現在の政治家、官僚の批判に結びつける記述が多いことにちょっと辟易。

  • soutenkoroです。
    ☆4つ!!!!
    面白い!!
    島津氏にフォーカスした、上梓物はなかなかないもので、、、
    又四郎(義弘)が中心人物。
    関ヶ原の退却は件は、読み応えがありました!

    The サクリファイス(捨て鎌がり)

    義久、歳久、家久 兄弟の相関があればなおよし。

    この、4兄弟に関係については、個人ながら、

    ”大河”希望です。

  • 盗作箇所があるとされ、現在は絶版(発禁?)となっている本であるが、島津藩(薩摩藩)の魂、偉大さを見事に顕わしている本です。
    これを理解することで、幕末の島津藩(薩摩藩)の活躍に納得がいきます

  • 九州制覇、文禄・慶長の役と、後半生を常に戦場で過ごしてきた薩摩の太守・島津義弘は、政局を読み取り、敵の作戦を察知する才に長け、大胆な攻撃で敵を打ち破る戦略家として、内外に恐れられた。小心者の徳川家康、官僚主義者の石田三成、保身に走る兄・義久という思いきった人物設定で、戦国武将の内面に鋭く迫り、現代の指導者たちにも熱い共感を呼んだ大作。柴田錬三郎賞受賞。

    2009.11.6読了

  • 島津義弘の物語

     2006年1月2日購入

  • 下巻ともに読了済み。

    全く知識の無かった関が原合戦についても興味を持たせてくれた作品です。
    京の義弘の元へ参じるため家臣たちが走り出す場面に鳥肌でした。
    島津家のこと、この時代を生きた他の沢山の人たちのことももっともっと知りたいと思いました。

  • まだ「島津」ってよりかは「関ヶ原に向けての話」って感じですね。
    島津の強さは十分に伝わってきます。

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