北の川から (新潮文庫 の 7-10)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101410104

感想・レビュー・書評

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  • 野田さんに親近感を感じるのはとにかく本を沢山読むという所です。アウトドアでも本は必携ですよね。

  • 【再読】本書のタイトルはノアタック川を意識したものか? この頃から九州・鹿児島に著者の拠点が移っていったのがよくわかる。熊本県五木村の端海野分校でのノリ・クニ兄弟を中心とした地元民との交流が良かった。ネットで検索すると、かなりの山奥。そして、分校は閉校となり、校舎は解体撤去されている。こんなことが熊本から遠く離れた関東で分かってしまうなんて……寂しい限りだ。本書で予告のように触れていた『新・放浪記』は、最近中古で、著者が亡くなる直前くらいに入手。虫の知らせのようで少し複雑。

  • 1994年頃、今から20年以上昔の野田さんのエッセイ。
    いつも通りユーコン川川下りと日本での生活を綴っている。
    悪しき建造物「長良川河口堰」建設のころでもある。

    ユーコン川、一度は下ってみたい。
    今すぐそれを強くは求めておりませんが、ここ5年以内くらいにアラスカを訪れ、テントと酒とライフルを積んで川下りしてみたいですね!

    またエッセイの中で日本国/日本人の枠の狭さを少し言及しているが、実際にグローバルな活動をしていたからこその指摘、野田さんに全く同感です!

  • 1997年10月読了。

  • 紹介:馬屋原 稚朗
    以前、ご紹介させていただいた『ゆらゆらとユーコン』の著者、野田知佑さんの本です。
    外で遊ぶのが大好きな私のテンションは、暖かさが増すにつれ、徐々に上がっています。
    前回は、カナダのユーコン川下りで体験したことが書かれていました。今回は主に、日本の川下りや、知佑さんが暮らしている村のお話や、河口堰反対運動に参加した時のエピソードなどが書かれています。
    昨年は、お客さんの大学生に釣りを習い、BBQセットを購入し、アウトドアライフの入門編を満喫しましたが、今年はさらにカヤックやキャンプにもチャレンジしたいと思い、参考書みたいな感じで読みました。この本の中から感じるのは、『生きていく人間の速度』についてです。仕事が忙しく、起きる時間や寝る時間が不規則になり、休日はごろごろとしている。というお客さんが、私の周りにはたくさんいらっしゃいます。当然、みなさん顔に生気がなく、疲れた表情。人間の体は、朝6〜7時に目が覚め、夜8〜9時には眠くなるように出来ていると思うのです。そのリズムを崩し、生活を続けると、見えない疲れがたまり、やる気が徐々になくなっていくような気がします。
    自然の中で、海の静かな波の音や、山の木が風に揺られる音などを聞き感じると、すごくゆったりとした感覚になることがあると思います。自分自身、気がつかない内に、仕事も遊びもスピードアップしすぎて、とても疲れていることがあります。人生を楽しく、充実したものにするには、やはり自然と触れ合う時間を大切にしないとなぁと思いました。また、その自然を守ることは、自分自身を守ることに繋がるんだなぁと感じました。

  • 誰もがそーゆー生き方を望まれているわけではないのだよね。

  • 「岳物語」とセットで読むべし。カップヌードルを食べながら。

  • 野田さんのカヌー本。ほかにもいっぱいあるのだが、どこに片付けたのか?まだ登録していないんが椎名誠の本もたくさんある。

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著者プロフィール

熊本県生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。在学中、ボート部で活躍。卒業後ヨーロッパを放浪。帰国後、高校の英語教師、旅行雑誌の記者を経て、エッセイストに。傍ら、カヌーによる川旅に打ち込む。これまでに日本の一、二級河川約200を漕破。さらに北米、ニュージーランド、ヨーロッパにまで活動範囲を広げている。長良川河口堰問題や川辺川ダム建設反対運動、吉野川可動堰問題などにかかわり、講演などを行う。

「2008年 『イギリスを泳ぎまくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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