- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101410135
作品紹介・あらすじ
「これがアユだ。きれいだろう」少年は眼を丸くしてアユを見つめ、しっかりと握ってテントの方に駆けていった-。美しさと豊かさを失いつつある日本の川を憂いながら、友とともにキャンプし川を下る。ダム行政による山河の破壊や愛犬ガクとの別れ。そんな鬱屈した日々の中で挑んだ釧路川単独行やユーコン紀行、思い出のフィンランド再訪など、ノダ流ダンディズムの結晶。
感想・レビュー・書評
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15年以上前の野田さんのエッセイ。
本当にやりたいことをやっている、野田さんは本当に有言実行者だ!
自分は今仕事で頑張りたいと思いそれを頑張っているけど、もしリタイアの時が来たり挫折したときは、自分の山や池を手にいれてやりたい放題アウトドアを満喫したいと思う!
そして、役人に対するコメントには100%共感!こいつらが作ったカヌーセンターとかポンコツ過ぎて本当にいらない!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
深刻な河川行政に対する告発もあるのですが、全編にユーモアがあって、心が和みます。私は野田さんに私淑していて、
四男を知右(トモキと読みます)と命名しました。先日読んだ、渡辺一枝(椎名誠夫人)著『チベットを馬で行く』の、
チベット人ガイドが来鹿し、はじめて海に潜った時の話や、
厳寒の米代川で目覚め、外気が暖かくなるまで、しかたなく
ジャック・ロンドンの伝記『馬に乗った水夫』を読むくだりなど、電車の中でもニタニタ笑っているので、周りの人はさぞ変に思ったことでしょう。 -
2003年7月9日購入。
2007年12月13日読了。