ほたる―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101414249

感想・レビュー・書評

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  • 2011年5月15日読了。
    久々の慶次郎縁側日記。いつもですと人情話が多いのですが、今回は男女の話が多かったです。割合的にかなりの高さ。
    複雑な女心が根底にあって、万事解決ではない話しが多くなってしまいました。そのせいか、いつものようにホロリとは来なかったなぁ。
    でも、それこそが男女の問題と言われているようで、なんとも考えさせられました。

  • 「この次はちゃんとするから堪忍」と、小さな手で涙のあふれてくる目をこすって、あやまるのである。p.19

    「ひとりぼっちだ、ことによると死ぬまで」p.109

    あの豆腐が食えないのは、忘れ物をしたような気分だと嘆いていた。p.171

    「・・わたし達のような者でも人様のお役にたっていたのかと、そう言ってもらった晩は、嬉しくって眠れませんでしたよ」p.175

    嘉助は、広い店に移る金が欲しい、雨や風に悩まされず、いつも一定の量を納められる寺院へ出入りできるようになりたいと、欲ばかりを願っていた自分が許せないと言った。弁財天は、我欲ばかりの嘉助に腹を立て、母親をあの世へ連れて行ったというのである。p.179

    せめて下谷や根岸や谷中周辺の人達が皆、暮らしに困ることの無いくらいは稼げるようにと手を合わせるようになった。p.180

    人は皆煎餅が好きだと信じている佐七の、茂三郎への好意だった。p.206

    先代に詫びを言いに行く、自害してあの世へ行くというのだった。p.228

  • 文章の技巧が読みづらくなってきた。噛んで読むようにしないと、登場人物の関係とかがわからなくなる。「五月雨るる」がよかった。2016.11.20

  • 再読了。

  • 蝮さんが本調子じゃないなぁ
    慶次郎控えめな本作です

  • 10 慶次郎縁側日記

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著者プロフィール

作家

「2017年 『化土記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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