白雨―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)

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著者 : 北原亞以子
  • 新潮社 (2013年4月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101414270

白雨―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 追悼、北原亞以子さま。2013年3月12日。
    慶次郎シリーズの続きが読めないとはなんと残念なこと。文庫化を待って買い繋いで来た身としては、あと2作。暗い作品が続いてやや不満に思っていたところ、よりによって今作の温かみある七景は、まさに北原さんのいいところ全開。ますます惜しまれる。佐七にもう一度友人を。蝮の吉次が素直になるまでもう一声。慶次郎は花ごろもでもう一足踏み出して。
    「十年なんて、あたふたした年が十回あっただけでございますね」

  • 俄かに読みやすくなった。ストーリーが分かりやすくなった。何気ない市井の出来事が胸をすうっとさせてくれる。あんしんさせてくれる。そんな短編集だった。2016.12.2

  • 表題作「白雨」で、吉次が「何となく会いたくなって」慶次郎に会いに行くのが何とも可愛くて。ああもう、素直じゃないなあ、とか思ってしまう。この人は、もし慶次郎と最初に出会っていたらもっと別の人生を歩めたんじゃないかと思う。
    ちなみに全てドラマ版で脳内再生。
    もう新作が読めないのが残念でならない。

  • 突然の夕立に遭い、軒先を借りに来た宗右衛門と意気投合した佐七。
    しかし、宗右衛門を見かけた蝮の吉次はどこかで見た顔だと訝しがる。
    宗右衛門の身辺を探り始めた吉次は彼の正体に気付くが……。(表題作『白雨』より)

    2013年6月22日読了。
    慶次郎縁側日記の最新作です。
    人情と優しさの中に悲しさも織り交ぜた珠玉の短編揃い。
    特に表題作の『白雨』にはホロリとさせられました。
    このシリーズ、やっぱりやめられません。

  • 各話は「え、ここで終わっちゃうのかぁ」と思うものも多く、ちょっと影があって、せつない。でも、現代でも身近にありそうな内容で、引き込まれました。情景や五感、動作の表現が毎度美しいです。
    「みめより」というお菓子、食べてみたい。佐七さんのお煎餅も、食べてみたい。

  • 『白雨とはこういう光景をいうのかと(略)、今更のように先人達の残した言葉のたくみさに感心した』

    こうした先人達のたくみな言葉を、今また、次の世代に引き継ぐように、そっと教えてくれる北原亞以子さんに、わたしは感心しました。

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白雨―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)の作品紹介

滝のような夕立に、江戸が白く煙る午後、木綿問屋の宗右衛門が軒先に飛び込んできた。飯炊き寮番の佐七は煎餅をふるまって、老いの孤独な境遇を語りあう。普段は慶次郎だけが示してくれる優しい気遣いに触れ、佐七はうれしさを抑えがたいが、それを聞いた蝮の吉次は胸騒ぎが収まらない……。老いの日を照らす小さな陽だまりを描く表題作ほか、江戸の哀歓を見守る慶次郎の人情七景。

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