酒仙 (新潮文庫)

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著者 : 南條竹則
  • 新潮社 (1996年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101416212

酒仙 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 酒がとてつもなく美味そうに思えてくる。
    読後、下戸の自分でも飲みたくなる一冊。

    「満漢全席」でも登場した仙人や人物もチラホラ登場。

  • 久しぶりに、読後感が晴れ晴れとした本を読んだ。
    それこそが、酒飲みの徳、なのかも。
    日本文化は酒飲みに甘い、という。
    この本はこの国だからこそ生まれた本なのかな。

    自分自身は飲めないのだけれど、ここに出てくる竹酒は飲んでみたくなった。
    それくらい、この小説は酒や料理の表現が豊かだ。
    ストーリーは荒唐無稽だけど、こういった部分や、古今東西の文学作品がちりばめられ、とてもゴージャス。
    なんというか、絢爛たる知識がふんだんに…無駄遣いされている感じ(笑)。
    これで作者の南條さんが下戸だったとかだったら、すごくうれしくなってしまうかもしれない。

  • 漢詩、というか詩全般というのは良さが分からず。言葉から何のイメージも湧いてこない。分かったらまた違うものか。でも酒を飲むなら酔わなきゃってのはなかなか気に入った。お酒には悪いイメージもいろいろあるけど、本来楽しく飲むものだよなぁ、などと思う。

  • 仙人はいいなぁ。お酒が飲みたくなる。おいしいお酒。

  • あの世へ行ったらこの本を片手に美酒を求めて彷徨う(予定)

  • なんでかういふ本を絶版にするかなあ。センス疑ふよなあ。空腹時の服用はお避けください。禁酒時もね。やつぱ李白つて酒呑みだよなあ、と今更。そして、中村さんのやうに死ねたらいいなあと思ふたよ。

  • にこにこ楽しくなる酒飲みの聖なる珍道中の顛末

  • にこにこ楽しくなる酒飲みたちの聖なる珍道中の顛末。稀代の酒飲み暮葉左近が酒星のしるしをいただく救世主として見出されて美味しい飲み屋を練り歩く。やがて彼は酒によって説かれるこの世の理を知り、宇宙が生まれ変わる儀式〈聖酒変化〉を悪しき酒によって乱さんとする三島業造との対決へ至る・・・って自分でも何を書いているのかわからん。酒と食と東西文学、神仙世界を披露しながらも物語のメッセージは結構簡単。酒は楽しく呑もう、味わおうということ。かっこよく飲み屋を回って悪者を退治したかと思えば酒飲みの情けない姿もちゃっかりはみ出る。著者もまじっているような?文豪の酒にまつわる逸話もあって、色々興味が湧く。ルバイヤートにも興味が出た。「あれは宇宙が酒に醸される音だ。」なんて素敵じゃないですか。教養とファンタジーの小説だけどいたって気さく。ただし腹が減る。うーん春と酒が待ち遠しい。

  • うまくファンタジーとしてエントリーできた・・・世紀末の日本〜暮葉左近は江戸から続く商家の富貴をバブル崩壊で失ってしまい,紹興酒の風呂で酔い死のうとしたが,彼の額に救世主の印が発見され,聖徳利により酒仙として蘇った。酒によって世を救うと云われても何をどうするか分からない。安房の国にあった聖徳利は酒造りは旨い酒を飲むための商売だと考える三島酒造の剛三が盗んだと判明したものの手だては見つからない。イギリスにあると思われた聖杯が山梨にあると聞きつけて,左近と剛三は酒にまつわる歌比べを開始する〜蘊蓄部分がしつこいが読み飛ばせば,ファンタジーとして楽しめる。こういうものを書いていれば良いのに・・・余計なものを書いて困ったモンだ

  • 第5回優秀賞受賞作品。

  • つぶれた酒問屋の跡取息子は、酒風呂に漬かって死ぬつもりだった。ところがその心意気を仙女に買われて奥深い酒と食の世界に踏み込むことに。その裏には仙女の思惑があったのだが……。酒飲みでなくたって楽しい酔いどれファンタジー。

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