追悼の達人 (新潮文庫 あ 18-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (642ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101419060

感想・レビュー・書評

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  • 亡くなったひとの著作を読んで追悼する、というのがいいな、と思った。
    印象深いのは、やっぱり荷風が書いた鴎外への追悼文。冒頭しか載っていないけど、美しくて何度でも読みたくなる。
    それから、藤村から花袋への追悼文。故人の身体的特徴でよく覚えている部分がある、なんて。本当にずっと近しかったんだなあ。
    露伴の死について書いた幸田文の文章もぐっとくる。

  • 09.07

  • 物書き同士も ナカナカ 緊張関係にあることが わかります。
    体を張って 仕事をするってことの すばらしさも わかろうってもんです。

  • 追悼の辞を述べてもらえるのは偉い人だけれど、どんなに偉くても追悼文にはいちゃもんをつけられない。だって死んじゃってるんだもの(笑)

  • 『文人悪食』とは趣を変えて、文豪が逝去した際の追悼を切り口に、文豪の交友や晩年を語る。文豪の葬儀に駆けつけて弔辞を読むのもまた文豪ということを忘れていた貴方。是非ご一読あれ。

  • 人は自分が死んだときにどのように送られるかで一生が分かる。文人たちの追悼式の弔辞を集めた本。

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著者プロフィール

嵐山光三郎(あらしやま・こうざぶろう):1942年東京生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞。他に『文人悪食』『追悼の達人』『「退歩的文化人」のススメ』『不良定年』『人妻魂』『年をとったら驚いた!』『枯れてたまるか!』など多数。

「2024年 『老人は荒野をめざす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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