語っておきたい古代史―倭人・クマソ・天皇をめぐって (新潮文庫 も 18-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101421223

感想・レビュー・書評

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  • 学校の教科書ではたった4ページで過ぎ去ってしまう「古代史」。歴史の教科書にのっているのは「書かれた」歴史。つまり、勝者からみた歴史。けれども考古学が語る物語は必ずしも「書かれた」歴史とおなじではない!
    日本には縄文時代から、日本独自の砂鉄をつかった製鉄の技術があった、あるいは、「熊襲」と呼ばれる民族は野蛮、というイメージがあるけれども、実は美しい土器を残すような文化度の高い民族だった・・・などなど、新たな発見がイッパイです。

  • 講演を纏めた一冊。
    少し昔の本になるが、でも面白かった。
    考古学の立場からの邪馬台国、継体天皇についての論がとても興味深い。

  • 講演会の話をもとに起こした内容なので分かりやすく読めると思いました。
    私的には地理が掴めずちょっと苦労しましたが…。

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著者プロフィール

考古学者。1928年大阪市生まれ、2013年没。同志社大学大学院文学研究科修士課程修了、元同志社大学名誉教授。旧制中学時代から橿原考古学研究所に出入りし、考古学と古代史の接点である古代学を専門とする。「地方の時代」や「古代ブーム」の推進者的存在で、学界最後の重鎮として知られた。2012年第22回南方熊楠賞を受賞。『日本神話の考古学』(朝日文庫)、『倭人伝を読みなおす』(ちくま新書)など著書多数。

「2022年 『敗者の古代史 「反逆者」から読みなおす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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