ボクの町 (新潮文庫)

  • 946人登録
  • 3.41評価
    • (47)
    • (103)
    • (245)
    • (19)
    • (4)
  • 106レビュー
著者 : 乃南アサ
  • 新潮社 (2001年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425221

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ボクの町 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 交番に巡査見習いとして赴任した主人公高木聖大の成長ストーリー
    警察官を目指した理由が失恋からと言う軽い気持ちの高木は短気な性格や喧嘩っ早い性格が最初は読んでいて今時の若者像として映っていたがだんだんと成長していく段階で応援してあげたくなった
    警官側から見た市民の考えや市民から見た警官の考えをうまく書き込んでいて面白い
    警察の内情や警官としての苦悩も垣間見えて先輩や同期の支えで成長する主人公のこれからが見てみた気がした

  • 佐々木譲や、横山秀夫の警察小説とは、違った新米警察官の成長物語。今風で、ドジな主人公が失敗を繰り返しながらも、なんとか頑張っている姿をさわやかに描いて、楽しく読むことができた。こういった地域課の‘お巡りさん’が頑張っているから、日本の治安が守られているのだと、改めて思う。

  • 警察小説で面白いですよ!!

  • 『駆けこみ交番』の前作。
    警察学校での研修を終え、交番にて実務地域研修する主人公・聖大。プリクラにピアスと今時の若者。失敗を繰り返しながら、同期の三浦が次々に手柄をあげるなか、落ち込んだり、辞めたくなったり。新人警察官の成長記。三浦との友情もなかなか良い。

  • 主人公は巡査見習いで交番勤務研修。この聖大が気に食わなくて、読んでて辛かった。周囲の人間はそこそこ面白いのだが、延々聖大の不貞腐れた視点で話が進むので、苛々。友香里の謎言動もオチなくて意味不明。あらすじにコメディってあったが笑えるとこ一個もなし(このあらすじ、かなり終盤の件まで書かれてるな・・・)。終盤はスピード感ある展開で読めたし急に出てきた小桜先輩との絡みもまあ面白い。警察のお仕事小説としては興味深いが、主人公をここまで駄目男にする必要あった?職務に目覚めたようにも、成長も、全く読み取れなかった。

  • 交番で実務研修を受ける新人警察官、高木聖大が主人公。よくできた成長物語になっている。交番のおまわりさんの日常もよくわかる。ただ、主人公の高木聖大の性格はちょっとちょけすぎているのではないかとは思った(まあ、だからこそリアリティがあるのだが)。

  • 「いつか陽のあたる場所で」に脇役として出てきた高木聖大くんが主人公となって描かれる。同じ人物とは思えないくらいに苦悩に満ちた若き日々のお話。

    よくありがちな警察の物語とは一線を画していて3ヶ月間の職場実習での出来事を克明に綴っているいわば見習い物語といったところかな。
    異端児で、飄々としていながらも迷ったり挫折したりしながら周囲の人たちの助けを借りて無事に実習を終えた聖大くんに心からエール送ってました。
    続編での成長ぶりが楽しみです。

  • シリーズあるなら読みたい!読んでると途中で「これって坂本司だったっけ?」って思うことしばしばだったけど。良い世界でした!

  • 1人の人間として警察官と言うお仕事を、見ることが出来る本だと思いました。
    人が成長していく過程を見ると、自分にも気合が入ります。

  • 多分読んでいるとき眉間にしわが寄っていたのでは。
    とにかく人のはなしを聞かない。それも、そそっかしいのとは違って、訓示や説教、注意事項といった大事なことを聞かない。聞きたがらない。積極的に耳を閉ざす。

    すぐに頭に血がのぼる。
    子ども相手だろうが酔っぱらい相手だろうが、相手がけんか腰ならこっちもけんか腰だ。
    市民相手に暴力事件を起こさずに済んでいるのは、周りの人が止めてくれるからだ。

    では、熱血警察官なのかというとそれも違って、本当はフリーターでしばらく生きて行こうと思っていたのだが、売り言葉に買い言葉で就職することになり、行き掛かり上それが警官だっただけなのだ。
    だからすぐ、この仕事は自分に向いてはいない、と逃げる。
    「なら、おまえに向いている仕事ってなんだ?」といわれると黙るしかないくせに。

    やる気はないくせに手柄だけは立てたがる聖大。
    交番勤務とはいえ、事件が起きれば命の危険もある。
    だからこそ「チームプレーであることを忘れるな」「自分の命は自分で守れ」としょっちゅう怒られているのに、それが出来ないんだなあ。

    いつ成長するのだろうとイライラして読んでいた。
    500ページ強の作品の400ページ目で、まだ成長していない。
    最後まで読んで、やっとほんのちょっぴりの成長が見える。
    そうだよね。人間そんなに簡単には成長できません。
    言われたことがすぐに身につくようならだれも苦労はしません。

    実はこの高木聖大の成長した姿は別なシリーズに出てくる。
    いや、相変わらず軽いけど、でも職務はまじめにやっていそうですぞ。
    「マエ持ち女二人組」シリーズ。芭子と綾香の出てくるやつ。
    先にこっちで高木巡査を見ちゃったから、未熟すぎてイタい高木聖大がちと辛かった。
    読む順番も大事だな。

    芭子は高木巡査に自分の前科を知られるのではといつも警戒しているけれど、この本を読む限り、彼はそういうことは気にしないくらいの器はありそうだよ。
    狂言回しなのかと思って今まで彼のことをあまり気にしていなかったけど、芭子の心を癒すのは、やっぱり聖大なのかもしれない。

  • 巡査見習いの聖大は、あまちゃんでガキで、読んでいてイライラすることもある。
    だけどなぜイライラするか考えてみると、自分も聖大みたいだからなんだなぁ。
    仕事が自分に向いてるのかわからないし、報われない感じもするし、なら生活のためだからと割りきろうとしても、そういう訳にもいかない。
    使命感とか天職なんていう言葉を追いかけたい葛藤…
    ヒーローが出てこないから、この小説は魅力的なんだ。

  • 新人警察官のお話です。
    文庫は2001年に発行されていますのでかなり古いのですが、うなずけることも多々あり・・・

  • 警察官の苦労を知ることができました。
    失恋や同期の活躍で焦りと不満が募った主人公でしたが、必死に努力することで成長を果たしました。今度街中で警察官にあったら、絶対にこの小説を思い出すと思います。

  • 交番の警察官だったのかな?!と思うほど、警察官の仕事や内面の感情について丁寧に書かれた本です(^^)
    刑事ものばかりでなく、たまにはこんなのもいいですね

  • 成り行きで いい加減なまま警察官になった高木聖大。てれてれ、だらだらとすごしていて もうどーでもいいや やめちゃおうかな?という時 同期の三浦くんが生死をさまよう事故に合い、聖大も開眼!

  • 結構期待していただけに、ちょっと残念な感じで読了。もっとこう、新米警官が日々いろんな人に出会って、いろんなことを学んで、成長していく…っていう熱いものを想像していて。こんなにも主人公の高木聖大がダメダメな警官だと思わなかった。もうずっと聖大に苛々しっぱなしで。なんだその口のきき方…態度…おまえ警察官を何だと思ってんだ…と、とにかく苛々。警察大好きなわたしとしては、聖大の言動や行動にほんっと苛々しました。最終的には目標も見つけられて、警察官として前向きになった聖大だけど、そこにいくまでに相当苛々します。すっきりさわやか!とまでいかない感じ。わたしはこういう成長物語を読みたかったんじゃないんだよな。そんなわけで星3つ。すんません。

  • 警察小説、てゆうか交番小説。
    新人見習い警察官の聖大クンが主人公。

    よく行く本屋さんで「どや?」とおススメしていたので、読んでみたりした。

    お仕事小説であり、青春モノでもあり、構えず気楽に楽しめます。

    って、出版されたのけっこう前なのか。
    「ポケベル」て・・・・・。

    交番勤務のお巡りさんたちのお仕事が、よーくわかります。
    日々のお勤め御苦労さまです。

  • 主人公にいらっとするけれど、最後は気持ちよく終われる成長ストーリー。

  • 聖大シリーズ。
    かけこみ交番を先に読んでしまったのだが、
    聖大の成長具合がよくわかる。

  • 「駆け込み交番」の高木聖大巡査シリーズ第1作。
    フレッシュマンの警察官、しかも型破りというのはなかなか題材になっていなかったせいか、高木クンの成長を見守る母のような気分であっという間に楽しく読んでしまった。

    高木クン、警察官を続けていてよかったね。

    笑えて和めるコメディタッチの作品。
    高木くんがまだまだ青いのであえて星を一つ減らしてみる(笑)

  • 新米警官が主人公。駅前交番での研修の日々をコミカルに描く。
    主人公の高木聖大は、すごくダメなヤツ。警察手帳に前の彼女のプリクラ貼っちゃってたり、言葉遣いもままならないわりには同期の三浦くんに嫉妬ばっかして、短気だし、ものぐさだし、先輩には口答えしちゃう。そして上司や先輩にしょっちゅう怒られている。
    同じ刑事モノでは「踊る大捜査線」シリーズが大好きなんだけど、聖大は青島刑事とは大違い。
    まずダメなとこは、やる気がなくて適当なところ。
    この物語は、終始聖大の目線で進んで行くんだけど、「大真面目でやるなんて馬鹿馬鹿しい」「ああ、学生に戻りたい。」「そんなこと、どうだって良いじゃないか」等と言った、無気力な独白が多々出てくる。
    でも何だか結構リアリティあるんだよなー。世の中の新人さんは、多かれ少なかれ、思っていたことと違う現実に、落胆したり、先輩の言葉にムカついたり、腹の中では思うこともあると思う。聖大みたいに態度に出しちゃうのはある意味良い度胸してると思うけど。
    でも、その聖大も後半になって、少しずつ、仕事に面白みを感じられるようになってくる。色んな先輩や町の人と接することで、少しずつ成長して行くのだ。
    新社会人に読んでもらいたい!
    私的には、まっすぐで努力家の三浦くんが好きだなー。
    実は、この高木聖大は、「いつか陽の当たる場所に」にも出て来るのだ。今放送しているドラマの方では、ジャルジャルの片方が演じてるんだけど、何かそのイメージが強すぎて、本読んでてもジャルジャルの顔を思い起こしてしまう。。
    後編が楽しみ!

  • 将来、
    警察官になる人へ贈った本。

    いわゆる「いまどきの若者」の鏡である主人公が、よろけつまずきながらも、警察官として生きていく決意をするお話。

    警察官になることのよさというものをたくさん感じることができる作品だったので、迷っている友人に贈った。

    新しいことをはじめて、つまずいてしまった時に読み返したい本。

  • ★あらすじ★
    警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを追ったことで俄然、職務に目覚める。

  • 現役警察官が「この本は警察官の日常がすごくリアルに書かれてる」とオススメしてくれたので読んでみた。
    知ってそうで知らない仕事の数々がおもしろかった。
    組織、仲間、ともすれば安っぽくなりがちなキーワードが、後半熱く熱く熱く活きてた。

全106件中 1 - 25件を表示

ボクの町 (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ボクの町 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ボクの町 (新潮文庫)のKindle版

ボクの町 (新潮文庫)の単行本

ツイートする