結婚詐欺師(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425337

感想・レビュー・書評

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  • 感想は下巻で

  • 結婚詐欺師に騙されちゃうんですねー
    ヅラなのに。。。

  • 読んでいて、なんとも辛い気持ちになる。乃南作品には、人の内面の弱い部分をえぐるようなところがあり、時に目を背けていたい部分を見せつけられてしまう。

  • 現代では、ちょっとリアリティの無い話。あったとしても、そうそう隣でささやかれるような話ではない。しかし読み進めるうちに「結婚詐欺師は居るのか・・」と感じずにはいられない程、現実味を帯びてさっそうと彼は表れる。騙された女性の弱い部分、先を読めない男性の弱い部分、その両方が上手く表現されていて、時に詐欺師と同じく、一人の女性に苛立ったり怒ったり、またその女性達と同じく警戒したり、諦めてしまったり。
    「上」では、どうなるのか!?とハラハラしていた分、「下」の終わり方にはいささか残念な気持ちも生まれたが、全体を通して「結婚詐欺師」その存在を現実に見る事が出来て楽しめた。

  • いやーこれに出てくる結婚詐欺師はすごいです。
    くどき文句が。読んでいて恥ずかしい。笑
    <BR>しっかりしてて強気な女の人までもだまされてたりしましたし。
    しかし許せないですね結婚詐欺は。被害者の末路は本当に哀れとしかいいようがありません。
    まぁあたしは大阪人なのでお金に関してはかなり厳しいのでいくら恋人でも200万とか立て替えるって事は無いと思いますが。
    (大阪はおれおれ詐欺とかの被害が全国で最低らしいですしね。
    しかし京都の学校に通ってると友達とのお金への考え方が違う事に驚きます。苦笑)
    <BR>
    まぁこれはお気軽に読める作品だと思います。
    あたしは乃南さんの本ではもう少し重たい本が好きなので評価は低めですがラブゲーム的なものが好きな人とか軽い読み物には適当かと。

  • 次々と女性を騙し、お金を巻き上げていく橋口。ついに本格的に捜査が始まる。あまり感情移入が出来ないこともあり、さらっと・・・暇つぶしに。

著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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