ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)

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著者 : 乃南アサ
  • 新潮社 (2004年3月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425351

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ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • バブル時代の女性社員の恋愛模様が、小説の素材。不倫、ブランド品、そして安パイな保険彼氏。
    巻末にある解説、エッセイストと斉藤由香さんの文章は、その視点や分析が鋭い。

  •  上司の愛人でありながら、同僚の恋人でもある翠。人一倍ドライで全てを割りきり、物事を何でも斜めから見ている印象を受け、なんだか生きにくそうな女の子だなぁ…と寂しくなった。という彼女の性格には彼女の暗い過去も関係しており、ますます翠には幸せになって欲しいと思うのだけど、彼女は他の女にそう思われてきっと癪でしょうだろうなぁ。また、作品中に何度も「嫉妬などしていない」と出てくるのだけど、きっとそんなことないんだろうな…翠は器用に見えて、本当は誰よりも不器用なのでは?と思えて、やっぱり彼女を嫌いにはなれなかった。

  • おもしろい!
    自分自身、不倫したり二股かけてる訳じゃないけど、妙に共感できる部分が多々あった。
    女性らしく描写も細かいからリアル。こういうことあるある、こういう人いるいる!みたいな。
    20代後半になって、いろんな出会いがあったりして、また考え方も変わっていくんだろうな。って、自分自身と重ねながら読み終わった。 

    ますます乃南さんのファンになった。
    ただ、さらっと終わったので、もっと読みたかったなー。

  • めっちゃ面白い。最高。主人公の女が計算高くて自尊心高くて泥臭くて最高。聖人君子が出てくるとすぐに「こんな人現実には~」ってへそを曲げちゃう永遠の反抗期な自分にとって、良い子の表面化にヘドロが渦巻くような主人公、大好きです。「自分に似てるからじゃん」と言われましたが、滅相もない。私はあそこまで計算して行動できませんし、イケメンのためにお酒タバコを我慢できませんわ。

    そういえば、一人称で語るのは主人公の翠と不倫相手の荻原だけだから、メインは二人だったのか。翠の印象が強烈すぎて荻原は霞んでしまった感じがする。と言うか、若い弾けるエネルギーと老いて萎みゆく人間だから、必然的に翠のほうが印象に残るわな。

    最後も結局荻原は左遷、イケメンは新彼女をゲットするも翠にチクリと釘を差されるっていう、あんなにビッチな翠が何も不幸を被ってないエンディングだけど、なんも不満なし。自分に自信を持って人生突っ走っていくタイプの人間は、不幸も寄りつけないのよっ!ソウダソウダ!!
    10/13/2012

  • どこか強がって生きてしまう女性。
    恋愛小説はあまり好きじゃないけど、これは嫌いじゃない。
    少なからず理解できる部分があったからだと思う。

  • 2011.12.04
    自分より冴えない女子が幸せになり、前進していくことに対する焦り、その焦りに対し、自分には恋人、愛人どちらもいる、という自尊心で打ち勝とうとしてしまう気持ち、でも結局はどちらも本当に欲しいものではなく最後には何もなくなってしまったこと...考えさせられました。25歳、遊んでられない年齢ですね。

  • 【No.89】恋愛の形は人それぞれ。女ってこわい。「どこまで行っても一人きりにならない人々。この東京に自宅を構え、家賃の心配も必要もなく、孤独な夜を過ごさない人々。そんな連中は大嫌いだった」

  • 隣の課の上司と部下を二股にかけている翠。
    そんな自分は人より先を行っていると思っていた。
    不倫をしていてもゲームと割りきっているつもりだった。
    でも、気付けば周りは結婚し、二股をかけても孤独だった。
    猫を被って、強がってもいいことなし。

  • 泣いた、泣いた。この本の全部が好き。

  • ラストがもう少し面白い展開になっていたら
    それなりに楽しく読めたのかもしれない。
    ちょっと残念。
    でも、意外と世の中こういう人達は多いかもしれない。。。

  • 20100516
    ヴァンサンカン[vingt-cinq ans]とはフランス語で「25歳」のことだそうです。内容的には微妙。いわゆる「等身大」の主人公があまり好きじゃないせいかも。

  • ヴァンサンカンってのは、25歳のことを言うらしいですよ。。。

    私は26歳、あ!今年27じゃん(--)
    これを読んだのはちょうど25歳の時です。

    お話は、入社1年目アパレルメーカー勤務のOL翠が主人公。
    彼女、恐ろしいですよ、自分がどうすると可愛いとか、どんなふうにしたら男に魅力的に思われるとか、全部計算して、しっかり手頃な男を彼氏にします。
    おまけに上司と不倫、彼氏とは二股。。。!

    しかしまあ、完璧に猫かぶっているわけですから、本物の愛はつかめないってわけですなぁ。。。愛は、恋は、計算ではできないっつーわけねー。

  • 狡賢く振舞ってはいるけれど、
    自分で思っているほど自分は大人じゃなかった・・・・。気持ち的にはとっても共感できるけどちょっと安っぽい感じはする。
    すぐ読み終わる。乃南アサというよりは唯川恵系

  • 将来の結婚相手候補をキープしながら、不倫を楽しみ、充実していると信じていたOLの翠。
    それなりに自分に自信があって、男を手玉にとるのなんて楽勝だと思っていた彼女だけれど・・・
    なんだか、ところどころ、ちょっと昔の自分を思い出してしまいました・・・。まあ、そういう意味で、分かるところはとても主人公の気持ちがよく分かったけれど・・・
    先が気になるストーリーではあるけれど、「え、ここで終わり?」って言いたくなるような結末でした。

  • ちょっとわかるような,わからないような。
    翠が悪いことをしているのはわかっていても,なんとなく同情してしまった。
    彼女と同じような気持ちになることもある。
    このドキドキは,久々の味でした。

  • う〜ん、恋愛系はやっぱりあまり興味が無いかも…

  • 12.07.08読了。愛人も恋人も持ち人生勝ち組ゲームみたいな感覚で恋愛をする中江翠。結局最後に上手くいかず、両方とも失うっていうか本気で好きじゃないって自分も気が付く。簡単にあまり考えたくない時に読むにはちょうどいい本。なにかを感じたい時に読む本ではない。頭で計算しての恋だの恋愛だのはう〜ん、どうでしょう。

  • 普通のOLの打算的な恋愛と不倫のお話。
    いつもの乃南アサさんの作風じゃないな〜、と思って初版を見たら、なんと18年くらい前の作品だったんですね!びっくり。
    それにしては時代を感じさせないなと思う。ケータイとかのツールが増えたとはいえ、結局20年経ってもOLの日常って変わらないもんだな。
    結局、翠はひとりになったけど一番美味しいとこどりだったんだからよかったじゃないの、と思うけど。
    それにしても亀の虐待は読んでて楽しいもんじゃない。

  • いつ書かれた話??みたいなバブルなかんじがした。1991年…フムフム。
    翠のようなしたたかな子は私のまわりにはいない。異性も友達も冷静に分析し、自分を優位にたたせる。この子は自分に自信があるんだろう。
    不倫相手と彼氏。2人と付き合うなんて精神的にも肉体的にも疲れるから私には無理だ。その前に付き合うからには相手に誠実でありたいと思う。まだ本当に好きな人に出会ってないんだなあと思った。24歳…もうそろそろ1人に絞って真剣に付き合った方がいい。

    最後の「だけど、大丈夫。だって私は、まだ若い」という翠の回想。
    でも翠が羨ましいとは思わない。

    ヴァンサンカン=フランス語で「25歳」という意味。
    25歳までにってことか…ふう。

  • 乃南節?
    さすが女のドロドロ感。
    生き物好きとしては、カメがかわいそうで。。。。

  • したたかな女性のゆれるこころ。
    心理描写のうまさは宮部さんと双璧だな。

  • 騙したつもりが騙されて。

    周囲の男どもを利用しながら賢く生きているつもりの、かなりあざとい女の子が、結局振り返ってみると、男社会に都合のいいように利用されているだけだったという、身もふたもない話を、どろどろの社内恋愛がらみで女性週刊誌チックに書いた作品。

    成功者も失敗者も所詮は…という展開で、寒々しい女性小説でした。

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