風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)

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著者 : 乃南アサ
  • 新潮社 (2009年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425474

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風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 再読です。滝沢・音道の名コンビ復活がとにかく嬉しい作品。事件は時効もちらつき、手掛かりはようとしてつかめず時間ばかりが過ぎてゆくもどかしさ。コンビの微妙なバランスの変化、捜査の進行具合、プライベートでの人間関係の変化などなど、いろんな切り口で楽しんで読んでいます。

  • Rさまオススメ本、女刑事第3弾。
    まずは上巻読み終わり。
    実力は認めているのに、どうもおやじ扱いが抜けない音道さん。もうちょっとちゃんと見てあげてと言いたくなったけど、だんだん気づいてきたか?
    滝沢がほんとにおやじだけど、できる刑事で嬉しくなる。
    お互い話さないとわからないこともあるんだなぁという感じ。
    それなのに、捜査のことは結構伝わる感じがとても良い。
    どんどん良いコンビになってほしいところ。
    下巻も楽しみです。

  • 下巻に入り、多分犯人はあいつと思っていたが、決着の仕方が呆気なかったかな。
    何しろ乃南アサ作品は風紋、晩鐘が良かったのでついつい期待してしまう。

  • 『凍える牙』の音道・滝沢コンビ復活。それぞれに歳を重ね、経験を積んだ2人のコンビはいかに事件解決していくのか?
    ある日、古い木造家屋解体中の現場、地中から二体の白骨が発見されるところから、事件は進む。

  • この作家の作品は
    読みやすい。
    売れるのが分かるなぁ~

    女刑事シリーズの第二弾?
    前回ほど女刑事も
    「女だから舐められてる。。」とか
    「女だから・・・」を強調せず
    その辺りもありストーリーに
    入り込みやすくなっている。

    上巻では
    と有るヘルパーの男性が浮上。
    彼の哀しい過去が明らかに・・・・

    滝沢のお父さんとの
    コンビも息が合ってきて
    下巻が楽しみである。

  • 乃南アサにハズレないな〜しみじみ面白い。主人公の恋話がいらん気がするけど。椅子職人がちらちら登場。滝沢刑事との息があってるようなあってないようなコンビ。事件は哀しく、犯人は無茶苦茶悪いやつだ。

  • 3:00で読了。

    事件がなかなか前に進まないなかで、
    音道貴子シリーズの一番はじめに出てきた相棒、滝沢と音道のやりとりがおもしろい。

    下巻が楽しみ。

  • いつも必ず一人は登場する、すっごくイヤな奴が今回はいない…と思ったらいた(笑)
    掘り出された白骨遺体と老人殺しがどうつながるのか、続きが気になる。

  • 音道貴子のシリーズ、この上下巻も前にいちど読んだような読んでないような…記憶がアイマイ。文庫で上下巻のなかなかのボリューム。捜査線上の点と線をたどっていって、何度も(こいつが犯人か?)と思わせながら、ちがーう。

    民家の解体現場から出てきた白骨死体が3つ。1つは胎児か嬰児かも分からない小さな骨。貸家だったから、家主に訊いて借りていた店子が分かればそう難しい捜査ではないだろうと思うが、もちろんそうはいかない。

    家主のじいさんは認知症を発していて、老人ホームにいる。夏の暑いなか、老人ホームに何度も通って話を聞こうとするが、じいさんに話が通じるかと思えば、ぜんぜん分からなくなったり、ふらふらと徘徊に出たりで、はかばかしい成果なし。しかも、このじいさんが殴り殺されてしまう。

    捜査本部が設置されて、音道は、ベテランのおっさん刑事・滝沢と組んで、靴底をすりへらして歩きまわる。捜査の中で、20年以上もさかのぼる父娘の惨殺事件も浮かびあがる。別々だと思われていた事件が、実はつながっていたことが、明らかになってくる。

    音道と滝沢、それぞれのやり方、考え方があり、そのどちらかだけが優れているわけではなくて、捜査現場や相対する人を2人で見ていくことで、1人だけでは見えなかったことが見えてくる。互いに煙たく思うところや、いらっとするところはありつつも、2人が相方として発揮する周到さや直感が、捜査をわずかずつでも前へ進めていく。そういう「お仕事」話として読めるところも、おもしろかった。

    私の印象に残った箇所のひとつは、家主のじいさん・今川篤行の娘が、話を聞かせてくださいという警察に対して言うこんなセリフ。

    ▼「いいですけど─私、誰の奥さんでも、ないですから。名前で呼んでください。今川さんでも、季子さんでも、何でもいいです」(上巻、p.62)

    「奥さん」とか「ご主人」とか、相手がよく分からない段階で、なかなかそれ以外に呼びようがないことがあるのは分かるけど、名前が分かった相手をいつまでも「奥さん」呼ばわりするのは、鈍感なのか、単に面倒なのか。「名前で呼んでください」と、こういうときにすらっと言えるのは、ちょっといい。

    (8/2-3了)

  • 叔母からもらった本.

  • ペンギンからアザラシに出世(?)した滝沢刑事と
    再びコンビを組む音道刑事。
    何だかんだぶつかりながらも、
    阿吽の呼吸になってしまうのが楽しい。

    二転三転するストーリー展開も秀逸だし、
    捜査線上に登場してくる人物の描き方もうまい。
    短編も悪くないが、
    これぐらいのボリュームがあった方が
    読み応えがあって良い感じ。

    (下巻へ続く)

  • 下巻はおもしろかった。上巻はかなり飛ばし読みしたけれどね

  • 再び、独身女刑事と中年刑事とのコンビ復活。
    以前はお互いの存在を煙たがっていた二人だが、今回は序盤から歩み寄りを見せている。

    取り壊す借家から死体が発見される。
    そしてその借家の持ち主が殺される。
    その事件の容疑者としてあがるのはヘルパーの男、ホームレスの男性、被害者の孫。

    やがてヘルパーの男の過去を探るうちに殺された死体が彼の母親だったと判明する。
    彼の母親を殺したのは?
    なぜ借家の持ち主である老人は殺されたのか?

    それと別にニセ刑事が現れて事件をかく乱する。
    その男の正体は主人公の女刑事の仲良くしている同僚の女性の恋人だった。
    それをつきとめた主人公を逆恨みする同僚女性。

    事件そのものよりも二人の刑事の心のふれあいや警察という組織で働く大変さ、どこに悪意が転がっているか分からないということを書かれた本だと思う。

  • 音道刑事と、滝沢刑事の距離感がおもしろい。
    音道刑事の滝沢刑事に対する「オヤジ感」の描写に、思わずにやけてしまったり。

  • 音道貴子シリーズの第六弾

    長編の前半なので、いろんなことがあんまり進まなくて、今後、どうなるか…と気になりつつ終わってしまった。

    再び滝沢とコンビを組むことになったんだけど、貴子はまだ心開いてない感じかなぁ。
    滝沢はかなり認めてるとこあるのに。

    前作の短編集「嗤う闇」の中に滝沢の家族についての話があって、そこでちょっと距離が近づいてきたかと思ってたけど、そのことについては触れてないし…短編と長編って繋がりがありそうでないようなので、たまに混乱してしまうんだよね。


    これからどう展開していくのか、貴子の“勘"は当たってるのか…いろいろ気になりつつ下巻を読もうと思います。

  • 音道シリーズはいつも楽しみにしている

  • やっぱり乃南アサは好き。
    普通の刑事ドラマとさほど変わらないだろうに、女らしいというかどうにも恋愛が混じるから?
    女同士の生々しい距離感とかやっぱり面白い。

    じれてじれて仕方ないけど、二人の仲に笑いつつほっとする。

  • 感想は下巻にて。

  • 女刑事の音道貴子と相棒・中年刑事の滝沢コンビの第3弾作品の上。
    貸家の解体現場で白骨死体が発見され、音道は認知症の家主を尋ねる。
    しかし家主は殺害され、滝沢を相棒に音道が難事件に挑む物語。

    滝沢との関係が徐々に変化し、その態度と心の描写が面白かった。
    謎解きも重要だけど、心情を描写が乃南さん作品は良いです。
    特に滝沢刑事のハードボイルドなのか良くわかんない感がw

    前作を読んでいる方にオススメの作品です。

  • 思えば著者の作品を初めて読んだ「凍える牙」で登場した女刑事音道貴子の続編で、長編としては三作目。

    本著の事件を捜査する相棒の滝沢との関係が徐々に変化し、なじんで来るのが面白かった。

    結局、この二人は似たもの同士だと思った。

    ミステリーの形を取っているので、謎解きは一応あるけれど、それはどちらかというと二の次で、登場人物の人間関係や、生き様などがよく出てると思う。

    本著の間に三作の短編があるはずで、一番最初の作品は読んだが、残り二編はまだなので、機会があったら読もうと思う。

  • ある家の解体工事現場から見つかった身元不明の白骨化遺体。
    その真相を掴むため、家の持ち主である老人を訪ねるが、痴呆が進んで施設に入ってたいたりと、なかなか要領を得ない日が続く。
    そんな中、その老人が何者かに殺されてしまう。
    一体どうなっているのか?
    謎は深まるばかり…

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