風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)

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著者 : 乃南アサ
  • 新潮社 (2009年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425481

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風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 地道に捜査を続けてきた点が次第につながり始めてゆく。時の流れと共に、人間関係にも変化が表れてゆくのも自然なことと思えて来る。最後には落ち着くところに落ち着いたという感。
    そろそろ、滝沢・音道コンビの新しい作品が読みたいなあ。それにしても、犯人の犯行に至った動機の何と自己中心的なことか・・・

  • Rさまオススメ本、下巻。
    うーん、面白かった!
    出てきたときから気に入らなかった人物が、もしかしてと思ったら、という感じでしたが。
    それをどのような事件として作り上げるのだろう?と続きが気になって仕方なかった。
    二人のコンビもようやくしっくりきて、ほっとしたり、嬉しくなったり。
    しかし、とんでもなくバカな男にしがみついてる奈苗にイライラしてしまった。
    まあ、夢中になっている状態の女子はこうなってしまうものでしょうか。

    最後はほんとにすべてにほっとして、読後感も良かったです。

  • 上下巻とも、一気に読破できるストーリー展開。白骨化した死体と痴呆症老人の殺人の因果関係とは。メインストーリーとは別に、ニセ警官、警察内女性人間関係模様も、ここに来てひとつの読み物。音道の私生活面も。まだまだ続いて欲しいシリーズ。

  • 展開が若干遅いと感じたが、読みやすい。滝沢とまたコンビで、戸惑ったり段々呼吸があってきたり、でも馴れ合い過ぎない、というこの距離感が好き。滝沢が大分丸くなってきたのに対し、音道さんは中々かたくな(笑)。皆本当に人間臭い。同性のいい友人が音道さんにできたと思っていたのに奈苗さん、ダメすぎる。
    長尾一家がどこまでも可哀想すぎる事件だった。謎の落ち着きを見せていた広士が、感情を爆発させる場面が印象的。
    音道シリーズ、これ以降出ていないようだが、これで最後なのかな。昂一とこの先どうなるのか、気になる。

  • こんな最後とは・・・
    苦労は人を大きくする。
    苦労は買ってでもしろって言うけど
    人格が歪むほどの苦労も
    考え物だ。

    相棒同士のやり取りでも
    見方によっては
    他人行儀な感じに取れるが
    意外とこういう一歩離れたなれなれしさって
    良い距離感だなぁ~と

    これでシリーズは終わりなのか?
    調べてみよっと!

    スラスラ読めて
    2日で読破できちゃった。
    (仕事しろよ!)

  • 解説は池澤夏樹。気のせいか最近読む本読む本出くわす気がする。そしてどれも面白い気がする。

  • 音道貴子ここに極まれる。滝沢とのコンビ復活が、一番の読みどころだが、男の目線、女の目線と考え方。事件解決までの長い道のりも、ぐんぐん読み進めて、読んでいる間は、とても楽しかった。

  • 女刑事 音道貴子

  • 2:51で読了。
    おもしろくてスラスラ読んでしまった。
    個人的に奈苗の部分はとても共感。
    自分は努力せず、相手を妬む。
    でも見てくれている人は本当に見てくれている。

    私も滝沢さんのような相方が欲しいなぁ

  • テンポよく読めておもしろかったけど、犯行動機が少しひっかかる。過去の犯罪も、現在の犯罪も、人を殺すほどのことだろうかと。
    どんな展開でも最後に明るいものが見えるのがいい。

  • 音道貴子のシリーズ、この上下巻も前にいちど読んだような読んでないような…記憶がアイマイ。文庫で上下巻のなかなかのボリューム。捜査線上の点と線をたどっていって、何度も(こいつが犯人か?)と思わせながら、ちがーう。

    民家の解体現場から出てきた白骨死体が3つ。1つは胎児か嬰児かも分からない小さな骨。貸家だったから、家主に訊いて借りていた店子が分かればそう難しい捜査ではないだろうと思うが、もちろんそうはいかない。

    家主のじいさんは認知症を発していて、老人ホームにいる。夏の暑いなか、老人ホームに何度も通って話を聞こうとするが、じいさんに話が通じるかと思えば、ぜんぜん分からなくなったり、ふらふらと徘徊に出たりで、はかばかしい成果なし。しかも、このじいさんが殴り殺されてしまう。

    捜査本部が設置されて、音道は、ベテランのおっさん刑事・滝沢と組んで、靴底をすりへらして歩きまわる。捜査の中で、20年以上もさかのぼる父娘の惨殺事件も浮かびあがる。別々だと思われていた事件が、実はつながっていたことが、明らかになってくる。

    音道と滝沢、それぞれのやり方、考え方があり、そのどちらかだけが優れているわけではなくて、捜査現場や相対する人を2人で見ていくことで、1人だけでは見えなかったことが見えてくる。互いに煙たく思うところや、いらっとするところはありつつも、2人が相方として発揮する周到さや直感が、捜査をわずかずつでも前へ進めていく。そういう「お仕事」話として読めるところも、おもしろかった。

    私の印象に残った箇所のひとつは、家主のじいさん・今川篤行の娘が、話を聞かせてくださいという警察に対して言うこんなセリフ。

    ▼「いいですけど─私、誰の奥さんでも、ないですから。名前で呼んでください。今川さんでも、季子さんでも、何でもいいです」(上巻、p.62)

    「奥さん」とか「ご主人」とか、相手がよく分からない段階で、なかなかそれ以外に呼びようがないことがあるのは分かるけど、名前が分かった相手をいつまでも「奥さん」呼ばわりするのは、鈍感なのか、単に面倒なのか。「名前で呼んでください」と、こういうときにすらっと言えるのは、ちょっといい。

    (8/2-3了)

  • 今まで読んだこの作家の作品の中では 一番楽しめた。

  • 季節感
    音道 滝沢 コンビ

  • 最後にバタバタと結末を迎えた感じでした。

  • (上巻から続く)

    あえて難を言えば、
    前作で書かれた滝沢家の家庭の事情、
    そしてそれに音道刑事が巻き込まれたことに関する話が、
    不自然なくらい全くでてこなかったことが、
    謎だ。

  • 女刑事音道貴子が活躍する長編ミステリー。
    滝沢刑事とのコンビ再び。

    複雑に絡み合う謎。事件が解決に向かうにつれ、明らかになってゆく悲しい事実。
    登場人物達の心の動きを丁寧に描きつつ、事件解決まで緊張感ある展開で飽きさせない。
    読み応えあり。

  • 下巻は展開が早いね。

    上巻で「もしかしてこの人が犯人かなぁ」と思ってた人が犯人だった。
    でも、どう繋がるのかがわからなかったので、下巻でどんどん繋がっていって「なるほど」ってカンジ。
    ただ、殺人を犯してしまうほどの理由なのか…生きるために仕方がなかったと本人は思ってるみたいだけど…いろんな要素が絡み合ってて、何だかやり切れない。

    貴子と滝沢がちょっとずつだけど、お互いを理解しつつ、相方として認めていく様子がすごいよかったなぁ。

    貴子って真っ直ぐで不器用で慎重だから、いろいろ誤解されるし、人と打ち解けるのに時間かかるんだろうなぁ。
    だから、滝沢とも理解していくのに時間かかったんだろうし、同僚には裏切られるし、昴一との関係もウマくかみ合わなかったり。
    でも、そういうとこ好きだなぁ。

    エピローグは、前に進めるような終わり方だったし、まだ続きそうな気配もあったし。
    今のところ、続編は出てないみたいなんだけど、ぜひ続編読みたい!

  • 凍える牙からの乃南アサ2作目。音道・滝沢コンビの息がピッタリになっていく様子や、2人の掛け合いが良く、上下巻だがテンポ良く読め、何とも登場人物たちが生き生きと描かれていて、感情移入できた。

  • 音道シリーズ長編の第3弾。
    解体中の民家の敷地から、25年ぐらいは経っていると思われる白骨死体が見つかる。白骨死体の身元を調べているうちに、家主の老人が撲殺され…
    今回は何故か入り込めない作品だった。過去の事件を調べてるせいか、テンポもいまいちで、今までは読んだ中では一番つまらないかも。

  • 『凍える牙』が良かったので、音道貴子シリーズのこの本を借りてみました。
    この二人のコンビは人間味が感じられて好きです。
    シリーズに、もうひとつ別の話があるようで、所々でなんのことかなぁ?と疑問が・・・。
    キャラクターに愛着があるので、安心して読める良さがあります。

  • 音道貴子シリーズはやっぱり最高!今回滝沢刑事との関係に、微妙にいい変化が現れているのが微笑ましい(なのにやはり小競り合いが起きてしまうところもw)。このシリーズの長編をもっと書いて欲しい。

  • ものすごく久しぶりの乃南アサ。
    岩盤浴でお店の人に勧められて、借りてきちゃった。主人公の女刑事が活躍するシリーズ第1作の『凍える牙』ってタイトル覚えてるし、過去に読んだことあると思うんだけど、すっかり忘れてるし、その後のシリーズも読んでないので、たまに出てくる過去話には??だったけど、まあまあおもしろかったかな。『凍える牙』から読み直そうかなと思います。
    すごい頭でっかちでつっぱってる女性なんだけど、その不器用な感じが可愛いし、相方の中年男性刑事もやな奴なんだけど共感できる部分もありでした。
    事件そのものは、悲しい結末だったけど、読み応えはあったかな。

  • 女刑事の音道貴子と相棒・中年刑事の滝沢コンビの第3弾作品の下。
    捜査で白骨死体、認知症の家主殺人、父娘惨殺事件が明らかに。
    これらの事件に関連はあるか、事件の最終段階へと進む物語。

    3件の殺人事件と、謎の捜査妨害の男、そして音道・滝沢コンビ。
    これらがうま~く絡み合って良い味出してました。
    ってか滝沢さんの性格が丸くなって、良い人になってるよ=3

    下巻も300ページ以上ありましたが、サクッと読めました。
    乃南さんの作品は読了後の爽快感があってお気に入りです。
    ただやっぱり滝沢刑事がいいな~(笑)

    中年刑事の味のある仕事感に興味ある方にオススメの作品です。


    が発見され、音道は認知症の家主を尋ねる。
    しかし家主は殺害され、滝沢を相棒に音道が難事件に挑む物語。

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