最後の花束: 乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 394
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425542

作品紹介・あらすじ

色恋をめぐる狂気は、その女たちを少しずつ蝕み、少しずつ壊していった……。ある女は大阪に引っ越してまで愛人を追いかけ、またある女は親友の婚約者を欲しがる。職人の夫の浮気を疑った妻は夫の作る提灯に火を仕込み、OLは見る間に垢抜けた同僚への嫉妬に狂う……。サスペンス・ミステリーの名手の短編を、単行本未収録作品を加えて精選したベスト・オブ・ベスト第一弾!

感想・レビュー・書評

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  • 乃南アサさんはお初なので楽しみにして手に取ったのだが、、
    ・くらわんか
    ・祝辞
    で、もう挫折。

    根性悪い女性ばかりの短編集なのか、、、
    両方とも後味悪くて、2つで読むのやめました。

    もう少し救いがあるとええんやけど。

  • 色恋をめぐる狂気は、その女たちを少しずつ蝕み、少しずつ壊していった…。ある女は大阪に引っ越してまで愛人を追いかけ、またある女は親友の婚約者を欲しがる。職人の夫の浮気を疑った妻は夫の作る提灯に火を仕込み、OLは見る間に垢抜けた同僚への嫉妬に狂う…。サスペンス・ミステリーの名手による短編を、単行本未収録作品を加えて精選したベスト・オブ・ベスト第一弾!

  • 短編集。オチや話の流れが無理矢理だと感じる話もあったが、おおむね面白かった。「薬缶」が良かった。

  • 短編傑作集なのに濃い。普通の人とはなんと恐ろしいものかと繰り返し思わせといて、ホンワカする話を挟んでくる絶妙さ。楽しませていただきました。

  • 同じ短編集でも、乃南アサさんのは濃厚。
    読み応えがある。
    これは、過去の作品から恋愛ミステリーを集めた短編集。
    ほとんどの作品、読んでるはずなのに
    「はなの便り」を読んで、初めて
    あ!これ、読んだことある!!と気づく。
    これは、特に印象に残ってた。
    だって乃南アサさんだもの、いったい、この先に
    何が起きるのか!!!
    その結末のすごさったら。
    だから「はなの便り」なのだ。

    あとは、ほとんど覚えていなくて、あらたな印象で感動もらって読めたので
    すごく良かった。

    乃南アサ恋愛ミステリーは、視点が違うからね。
    え~~~!!!そ、そこいくんだ!!!って感じ。

  • 最初の話以外どれもすでに読んだことがあったのでそこは残念でした。
    ただ再読しても文章が読みやすくて展開もぞっとさせるものばかりなので数回読んでも楽しめると思います。人に薦めやすい小説だと思いました。

  • あらすじ(背表紙より)
    色恋をめぐる狂気は、その女たちを少しずつ蝕み、少しずつ壊していった…。ある女は大阪に引っ越してまで愛人を追いかけ、またある女は親友の婚約者を欲しがる。職人の夫の浮気を疑った妻は夫の作る提灯に火を仕込み、OLは見る間に垢抜けた同僚への嫉妬に狂う…。サスペンス・ミステリーの名手による短編を、単行本未収録作品を加えて精選したベスト・オブ・ベスト第一弾!

  • めっちゃラストで場面が一変しておもしろかった!

  • 短編集。乃南さんが描く、女性の狂気や嫉妬を巧みに描いている。女性の業というものを強烈に際立たせてくる。少しホッとするお話もあり楽しかったです

  • 怖い人々の話

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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