それは秘密の (新潮文庫)

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著者 : 乃南アサ
  • 新潮社 (2017年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425573

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それは秘密の (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 短編集なんだけど、読後感がスッキリしない話しが多い。
    モヤモヤが残る。

  • 9編の短編集。なかには、数ページの小作品が半分。こういう短編もあるもあるのだと、純粋な驚きと感動!

  • 読みやすく面白かった。9作品を収録した短編集。乃南さんの作風が変わったなぁという印象。以前はドロドロ、心理的ホラー風のものが多かったけど今回の短編集は相手への複雑な感情の中で「情」とか「温かいもの」がありラストに心が温かくなったりするものが多い。この中で「ハズバンズ」もラスト近くまでは別れた元妻のストーカー的なストリー??と思いきやラストは意外。ちょっとほっこりする。「アンバランス」もそんな感じ。ホラーかと思いきや違う。ほんの短い時間、電車での目の見えない人との触れ合いが描かれた「早朝の散歩」は良かった。表題作になってる「それは秘密の」は道路が土砂崩れで遮断され男女2人だけで一晩を過ごすストリーですがもう少し何かがあったら良かったのに。。と思った。

  • ここに出てくる女性はどこか自分の生活に不満があり
    くすぶっていてちょっと不甲斐ない感じでした。
    でもどこか共感できてしまうところが多々あり、
    長年一緒に男女が暮らしていると
    こんな風な感情になってしまうのも仕方ないかと思ったりしました。
    そして恋愛と結婚は別のものだということがよく分かります。
    それにしても「ハズバンズ」の女性は自分の美貌を保つために
    こんなことばかりするのは腹ただしくて
    同じ女性として嫌な気分になりました。

    「僕が受験に成功したわけ」と「それは秘密の」は
    他のものとはタイプが違っていて
    男性の視点から描かれているというのもありインパクトがありました。
    特に「僕が受験には成功したわけ」では思春期の男の子の心境が
    まざまざと描かれていてこの位の年代の男の子は
    こんな想像をしているのかと思うと
    ちょっと怖いような思いもしましたが、
    らしいなという思いもしました。

    「それは秘密の」はまるで夢物語というか男性の願望が
    ここに表れているような気もしたり、
    女性もある意味こんな一夜があったら日常から離れた嬉しい思い出に
    なるなと思い少し微笑ましい思いがしました。

    ミステリーとサスペンスと帯の表紙で書かれていたので
    手に取ってみたのですが、そのようなことは全然なく
    やられた感もそれ程ありませんでした。
    ショートストーリが何作がありましたが、
    この先も読んでみたいという所で終わってしまい
    歯痒い思いがするので、もう少し長めにしてくれたら
    良いなと思ってしまいました。

    どの作品も読みやすく共感しやすいと思うので、
    様々な感情に浸りたい時には読んでみるのも良いかと思います。

  • 課題のために呼んだとはいえ、いつもなら読まないようなテイストの本でありあまり好みではなかった。短編集でありそれぞれの話はつながっているわけでもなく、日常に生きる人々の小さな、それでいてそれぞれのキャラクターの心や感情を大きく揺さぶる事件や出来事が起きる。いつも読むものは何がいつ起こってそれはこういう原因であった、というものがはっきりしているが、そのような話に比べこの本では出来事よりもそれが起こったことによってキャラがどう考えたのか、というのが重心に置かれておりそのタッチは繊細かつリアルであった。特に男子小学生と友人の母親のストーリーは(小学生を誘惑する、かつ色っぽい女性性をむき出しにした友人の母親という都合のよいキャラが現実的かどうかはさておき)はたして自分の感じるものが性的なのかどうか、なぜ友人の母は自身のこのようにちょっかいかけるのか、という性に関してまだまだ認識も知識もない男子小学生の初々しくも甘酸っぱい感情が見事に文字におこされておりドキドキしながら読めた。ただし上の階に住む住人と謎の音に悩まされる主婦とその夫の話で顕著に出たように、あれだけ引っ張っておきながら結局落ちがたいしたことのないこと、あるいはあまり現実的ではない都合のよい設定を引っ張ってくるようなことをするので、どうにも腑に落ちない場面や文章の真意を読もうとして無駄足に終わったりと読後感はあまりよくなかった。

  • 短編集。3ページぐらいで終わるのもある。
    日常で起こる心の揺らぎを様々なシチュエーションで描いている。

  • 相思相愛なんてのは片思いが上手く交差しているだけであって、恋はいつもは独りよがりで、コントロールも説明もできない衝動的で本能的なものであるなと思う。
    大人になればもっと理性的になれると思ってましたが、多分案外そうでもない事は多いんだろうなぁ…

  • 知人の見舞いに訪れた帰り道、危機一髪で土砂崩れを逃れた男は、手前で追い抜いたバスが心配になり、引き返すが......。(表題作「それは秘密の」より)

    2017年3月22日読了。
    乃南アサさんの最新短編集。
    著者の作品の中では比較的軽め。
    読みやすかったですが、ちょっと物足りなかったかな?

  • ハズバンズ/ピンポン/僕が受験にせいこうしたわけ/内緒/アンバランス/早朝の散歩/キープ/三年目/それは秘密の

    短篇集、10ページ無いのもあってビックリ。数ページでもそこに物語がある。すごい!

  • テーマは恋。大小さまざまな9つの短編集。ままならぬ恋、厄介ではあるが、愛おしく掛け替えのない宝物でもある。数ページの物語でも思いを馳せることができる乃南さんは、やはりすごい方なんだな。おススメします。
    あらすじ(背表紙より)
    美容に狂う前妻と彼女を奪っていった男、なぜ二人は俺に会いに来るのか?なぜこんなに友人の母親が気になるのか?隣室で虚ろで奇妙な音を出し続けるのは何者か?どうしてあんなに不出来な部下に惹かれるのか?なぜ暗闇で出会って顔も見えない彼女がこんなにも愛おしいのか?なぜ、なぜ…。愛とも恋とも言えない、不思議な感情―。心理描写の洗練を極めた珠玉の短編九編を収録。

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それは秘密の (新潮文庫)の作品紹介

整形手術の費用の無心にくる前妻と彼女を奪っていった男、どちらを信じるべきなのか? なぜこんなに友人の母親が気になるのか? 新居の隣室で虚ろな音を出し続けるのは何者か? どうしてあんなに不出来な部下に惹かれるのか? なぜ出会ったばかりの彼女がこんなにも愛おしいのか。なぜ、なぜ。愛とも恋とも言えない、この不思議な感情――。心理描写の洗練を極めた、珠玉の短編九編を収録!

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