狂気の左サイドバック (新潮文庫)

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著者 : 一志治夫
  • 新潮社 (1997年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101427218

狂気の左サイドバック (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 2013年12月10日読了。94年アメリカワールドカップを日本代表として戦った左サイドバック都並敏史の、左足首の負傷との戦いと日本代表チームを巻き込んだ「狂気」に関するルポルタージュ。私がサッカーを意識しだしたのはJリーグ開幕の頃からでありもちろん都並のことは知っていたが、彼がワールドクラスの攻撃・守備力と戦術眼を持つサイドバックであり、彼の負傷による不在が日本代表チームを混乱させ、多くの「もし、○○だったなら」のIFを残した存在だったとは知らなかった。繰り返される足首の負傷とその痛みの描写、痛みをおして試合に出場するために施す麻酔注射・痛み止めの数々には読んでいて辛くなるが、「日本代表大好きサッカー少年」であり天性のサービス精神を持つ都並という男には「痛み」よりも「痛みによって試合に出られない」ことのほうが辛かったのだろうか・・・と思わされる。カズやラモス、柱谷、福田や高木らJリーグ創成期を彩った名選手たちの活躍や監督オフトや清雲ヘッドコーチ、武井トレーナーらの苦悩には同時代感があり、非常に共感して読むことができた。

  • 「都並敏史」と言えば、日本代表の名サイドバックとしてW杯予選を闘い、あのドーハの悲劇を経験した一人であり、Jリーグではヴェルディ黄金時代を支えたスター選手の一人。良い意味でも悪い意味(笑)でもまさにタイトル通り「狂気」なプレーヤーだったことを記憶している。今では解説や指導者として栄光は過去のものになってしまったが、確かに偉大なプレーヤーだったことを、誰よりも日本のサッカーを愛した男であったことをこの本で改めて再確認できた。

  • 1人の男が後先を考えずにその場の最善を尽くす。それは後にドーハの悲劇と呼ばれることになるワールドカップ予選時の都並選手。それはまさに「狂気」という言葉がしっくりくる。だが、何かを成す人というのは、将来を見据えて合理的に動くのではなく、「今」を大切にするのではないか。まさにその時に出来る最高のことをする。その心意気がびんびん伝わってくる一冊。

  • 自分が怪我をして、あらためて共感できた本。
    ドーハの悲劇はリアルタイムで見ていたけど当時は幼く、チーム状況などはなにもわかっていなかった。
    都並さん、男です。

  • 左サイドバック都波について扱った本。彼の21日はサッカーマガジン発売日で楽しみだった、キヨスクで売られはじめたことに少し違和感があったという点、日本リーグ時代から知っている人間としては「うんうん」と頷いてしまった。
     ドーハの悲劇、そこまで過酷に戦ってきたんだということを初めて知り、正直感動した。
     昔、試合の後サインを頼んで一度もしてもらえなかった苦い思い出があったがこの本を読んですっかり消え去りました。

  • とてもいい本。この本がでてから何年もたっているというのに未だに覚えています。
    サッカーが好きでない人にもおすすめです。

  • 琴線が疲労骨折するほどドキドキして読める。

  • 読んだ人は都並さんが絶対好きになると思う。

  • 1985年TOYOTACUP。わたしが熱心にサッカーを見ていたのは、この時期から、Jリーグが発足するくらいまでの間。<br>そんな中で、好きな日本人サッカー選手は?と聞かれると「都並」と答えていたわたし。<br>代表で、そしてたまに(ほんとにサッカー放送なんて少なかったし)読売クラブの試合が放映されると、どうしても釘付けにさせられる選手だった。<br> 都並敏史。ドーハには行ったが、出場はしなかった男。でも、必要とされた選手。<br>「あなたが好きな日本人サッカー選手は誰ですか?」わたしは今でも「都並敏史」と答える。<br>この本を読んで、都並選手のことを知って欲しい。充分有名な選手ではあるけれど。 <br>わたしが持っているのはハードカバーなのですが、新潮社から文庫版も出ています。

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