テーブルの雲―A book for a rainy day (新潮文庫)

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著者 : 林望
  • 新潮社 (1996年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101428215

テーブルの雲―A book for a rainy day (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 文庫版の方が10章も多い。中でも何を読むかについては読みたいものを読みたいときに好きなように解釈して、に大いに賛成。絵画やクラッシク、舞台観賞なども同じことが言えると思う。それから、自分のスケールで判断できる範囲で判断するというのにも共感。コメの自給率100パーセントにするべきにも賛成。これからはもっと白いご飯を食べようと思った。パーティでコンパニオン嬢がよそった食べ物を押し付けてくるのは大きなお世話だと言うのは分からないでもないが、断ったりすると偏屈おやじだと思われてしまうと思う。

  • 国文学者、林望先生のエッセイ。インターネットより少し前くらいだが、すでにコンピューターの話なども入ってくるのに対して突然、鴎外の時代に戻ったかのような文章が出てきたりするのが面白い。

    基本的に、オチは特にない柔らかいエッセイなので、気軽に読める。また、面白いとはいえ、始まりと終わりで全く違う話になったりもしない。テーマを決めたらそこからはなれないので理解もしやすいだろう。

    ところが、毎回テーマが決まっているわけでもないのか、どこか別のエッセイから寄せ集めているのか、時々はさまれる、一般論をぼんやり書いた短い文章が浮いている。

    やはりエッセイの醍醐味というのは、自分の体験を書いたものに有るのであって、一般論で説教されたくないものである。

    それはそうと、面白いのがシモネタの話。まあ、ここまで上品にシモネタを書ける人って、なかなかいないんじゃないかと思う。上品なシモネタって矛盾してますが。

    細切れで読めるので、電子書籍にも向いてます。

  • 林望先生のイギリスエッセイが面白かったので借りてみました。
    イギリスに関することは面白かったのですが日本のことや
    車に関することはあまり共感出来ませんでした。
    私はどちらかと言うと鉄道旅行ファンだし。
    多分林先生はお酒を飲めない方なのでそれもあって鉄道旅行が苦手なのでしょう。
    でも鉄道旅行だって点と線じゃないと思うんですけどね~
    そりゃあ線路に沿って走るから自分の思うままに移動は出来ませんが
    だからこそゆっくり沿線の風景や景色を楽しめるってものです。
    車でよそ見していたら事故を起こしかねませんからね、実際。
    そして自動車道よりも鉄道の方が魅力的な風景の中を走ると思う。個人的には。

  • おもしろい。おいしそう。
    林望先生の人柄に惹かれる。

  • 本を読んでいて、出会うべくして出会った、と思える瞬間がある。
    幸せなことに、この本でもそんなことがひとつ。

    それ以外に、全体を通して林さんの考えるところが滔々と書いてあり読んでいておもしろい。
    また、一日で一気読みできたのは、文章の魅力故とも言える。
    あまい/すっぱい/しほからい/にがい/からいという章立てもおもしろい。それぞれのイラストが素敵。

    このタイミングで読めたことに感謝して、☆4つ。

  • 林さんのおしゃれなエッセイ73編。
    林望のルーツがわかる。
    なるほど、文学の研究をしていたのか、イギリスでの仕事など、他の本ではわからなかったことが色々わかる。
    様々な長さの、気取らぬ短編集。共感する部分多し。

  • 「あまい、すっぱい、しおからい、にがい、からい」の五つの味に振り分けられた小さなエッセイが73本。

  • いつもながら漱石を彷彿とさせるリンボウ先生。久々にのんびりさせて頂きます。

  • 本当に素晴らしい本。短編なので、読みやすい。

  • 何につけ一過言あるハヤシセンセイ。テーマは多岐に渡るけれど、軽妙にして洒脱な文章で、するする読める。

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