オーケンの散歩マン旅マン (新潮文庫 お 44-5)

著者 :
  • 新潮社
3.35
  • (12)
  • (13)
  • (59)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 221
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101429250

作品紹介・あらすじ

プ〜プワワ〜プワワ〜。ベナレスであの歌謡曲を聴き、セブ島では大物とコスプレ撮影?恐山で「伝説の品」をゲットする-。これは旅なのか、散歩なのか!奇想天外、気の向くまま。いつの間にやらそこにいる。近所からインドまで、世界を股にかけるオーケンは、今日もまたホテホテとさすらうのだった。サクサク読める旅&散歩エッセイ。涙、涙のシリーズ完結編(また戻ってくるけど)。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読書録「オーケンの散歩マン旅マン」3

    著者 大槻ケンヂ
    出版 新潮社

    p103より引用
    “「なんで…って、まあ、朝が来たから起き
    る…みたいなもんかねぇ。お、銀取り」
     なるほど、きっとそれこそが真理なのであ
    ろう。”

    目次より抜粋引用
    “ベナレスで小林旭を聞いた午後
     伝説の恐山イタコ名刺をゲットする
     広島恐怖の一夜事件
     熱海の手前でカレーを食べた
     70人組手を見学に行く”

     ミュージシャンである著者による、旅とラ
    イブと散歩なエッセイ集。他社刊行作文庫版。
     海外で出会った変人についてからライブツ
    アーで見つける味のあるお店まで、どこかの
    んびりとした文章で綴られています。

     上記の引用は、著者がバンドを続けている
    ことに疑問を持ち、バンドメンバーに尋ねた
    その答え。
    生きることと音楽活動することが、もう一つ
    になってしまっているようですね。
     とにかく変な人や変な物事に良く出会われ
    る著者です、それらについて書かれる文章の
    味わい深いこと。のほほんとした雰囲気が漂っ
    ていますが、扱っているネタはディープな感
    じです。少し世代が上なので、よくわからな
    い部分も多いです。元の初版が平成11年なの
    で、若い人たちにはよりわからないネタが多
    いかもしれません。

    ーーーーー

  • 軽快なリズムにのって繰り広げられるオーケン節に、ぷぷぷっと笑いっぱなし w
    また読み直したくなる一冊です。

  • 昔から大槻ケンヂのエッセイが大好きです。
    軽く読めるので、お風呂場やトイレに置いていて、ボロボロになるまで読
    んでいます。
    哀愁漂う一人身の姿、良い年をして縫いぐるみのブースカをこよなく愛
    し、一緒にホテホテと旅をする姿、バカバカしいものに大いに興味を持
    ち、愛情あるつっこみをする姿、やっぱいいな(*´▽`*)

  • インド旅行から散歩までを網羅。

  • サクッと読めて、面白い。

  • 風邪ひいたときに読むのに最適

  • タロー子…。

  • オーケン先生の旅エッセイは好きだ。
    あちこちに旅に出る……というか散歩に行ってはいろんなものを見たり、出会ったり。
    フラッと温泉に浸かりに熱海を目指すも、途中でカレー食って帰ってきたり(笑)

  • 乙一連続で読んだので、オーケン読んで箸休めならぬ本休め?ですな。オーケンの文章は好きなのですが、そろそろ慣れ過ぎて新鮮味が薄れてきた感があります。オーケンの著書では同じネタを使いまわしている事が多々あるので、読んでいるとなんというかあまり良い表現ですはないのですが「またこれか」と感じてしまうことがありますです。個人的には他の著書とリンクさせるのも程々にしておいた方がよい感じがしますな。とまぁこれはオーケンの本を読み過ぎた人間のある瞬間の感想であり、この本自体は世界各所をオーケンがまわって摩訶不思議理解不能体験を面白可笑しく綴ってあるので楽しかったですな。

  • 紀行文
    散歩からインド旅行まで

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大槻ケンヂの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
大槻 ケンヂ
大槻 ケンヂ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×