リンダリンダラバーソール (新潮文庫)

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著者 : 大槻ケンヂ
  • 新潮社 (2006年8月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101429274

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リンダリンダラバーソール (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 90年代におけるバンドブームの真っ最中、の様子を振り返る、実録エッセイ的な部分とヒロイン「コマコ」が登場する小説パートが交錯する。
    当時のバンドブームがいかに急速に訪れ、様々なバンドが個性を打ち出すことに奮闘し、そして翻弄されていったのか。当たり前だけどただただリアル。他のバンドの様子と比べて行くとオーケンのスタイルが独特だったんだなあというのもよくわかる。

    芸能活動、創作活動に何らかの形で携わっている人は読んで損はないと思う

  • おもしろかった。エッセイのような小説のような。あの頃を過ごしたものにとっては懐かしさ満載、そして「へー、そうだったんだ!」というようなことも。
    「リンダリンダ」と「ラバーソール」あの頃の象徴、そしてコマコの象徴。

    コレクターズ武道館の前に読んだのもタイミングとしてよかった。バンドが生き残っていくことがいかに大変なことか。ふだん池24で冗談めかして語られていることの、もう少しタフでシビアな感じ。30周年の重みがあらためて感じられる。
    コレクターズは87年、筋少は88年デビューなのでほぼ同期というのも知らなかった。

    最終章とあとがきが熱くてちょっと感動。

  • 風呂本として。
    いろいろ興味深いエピソードがつづられている。
    あまり関係ないが奥田民生の章で描かれた井上陽水の話がおもしろい。

    コマコという女の子が、美甘子の原型として、そしてバンドブームが終わったあとの女性として現れるが、
    彼女はいつも子供のような存在で、かわいい。

  • 若い。
    勢いが凄い。
    いくつになっても若さと勢いは忘れたくないものです。

  • バンドブームの当事者が、それまでモテなかった大学生が一夜にして売れたら、熱狂的なファンに追いかけられたり街中で知らない人に声かけられたり、批評やビジネスの勧誘など、「心の許容量を越えた情報にもみくちゃにされる」のが辛かったと振り返る。

  • 著者は筋肉少女帯という奇妙なバンドのリーダーであった人。自伝的小説で、祭のようなバンドブームを振り返ったものである。
    洗練された文章ではないが、一つ一つの文がキラキラ光っている感じであった。
    以前、女学生に勧められて読んでいたのだが、再読してみて、青春時代の恥ずかしい部分や、不安な部分をさらけ出した名作ではなかろうかと改めて思った。
    最後、恋人だった人と再会する場面はジーンとくる。
    バブルの頃を知らない今の若者にも読んでほしい。
    「いつまでも青春!」

  • おもしろかった。ラバーソール。

  • バンドブームの狂騒を描いた自伝小説。軽快で読みやすい文章も良かった。身も蓋もない文庫本あとがきも面白い。

  • 大槻ケンヂさんのことはあまり知らなかったのですが、何か持ってる人の所にはなにかすごいことがたくさん起こるんだな、と思いました。破天荒過ぎる彼の今後にも期待です。

  • あの筋少のオーケンの本。
    自身が思いっきり放り込まれたバンドブームをネタに書いた自叙伝(的小説らしい…)
    なっつかしいバンドがとにかく沢山でてきます。
    有頂天、ボガンボス、マルコシアスバンプなどなど、などなど。
    とんでもない環境の変化に翻弄される若造の戸惑いとかモンモン感が滾っています。

  • ぼくも昔バンドを組んでいた。

  • 踊る阿呆になりつつ、真面目に生きるか、結構噛みしめてしまう事が多々ある本。

  • 美容院で読みながら号泣。

    「バンドブーム」を題材にした
    大槻ケンヂの自伝的小説(エッセイに近いか)。

    表現したいという衝動があるだけで、
    表現したいものなどなにもない鬱屈した感情を抱え、
    日々過ごすボンクラバンドマンに突如訪れるバンドブーム。

    熱気は人を、環境を、感情を、すべてを変え、
    若きバンドマンは周りを見失っていく。
    自分を、そして愛しい彼女さえも…


    「でも、もう駄目だね。みんな一緒に大人になるのに、大人になったら離れていくね、好きな同士でも差がついてしまうね。競争なんかしたくないのに、並ばせられてスタートさせられて、どこがゴールかもわからないのに、追いついたり追い抜かれたりして、そのうちそれぞれが生き方も考え方も変わっていって、好きって気持ちがただ一つあるだけなのに、周りはそうは思ってくれないね。」


    自分って何?何ができるの?一体この先どうなるの?
    自分は変わってしまったの?どうして変わってしまったの?

    大槻ケンヂお得意の、青春翻弄もの。
    悩める二十代に全力で推薦できる。
    (バンドに興味がないとちょっときついが)


    ブームは去った。
    バンドマンたちはそれぞれ、自分の道を模索していく。

    そして、再会の時は訪れる。

    「いいよねバンドの人たちは、いつまでもバカなことをやっていられて。それってすごくいいことだってきのうあたしは思ったよ。神様が君たちに一生バカやれる権利を与えてくれたんだよ。それ君たちは大事にしなきゃ駄目だよ。あたしも観ながらなんか昔に戻っていったよ…」

    過ぎていく時の中で、今が過去になって、
    でも絶対に変わらないものもきっとあって。


    『一部フィクション』ということで
    多分に脚色はあるだろうけど、もしこれが
    実話なら、とっても素敵な話だと思うのだ。

    「ラバーソウル!思いっきり底の厚い、ラバーソウルの靴が、最後に君から欲しい」

  • バンドブームの時代。
    単純に楽しめ。
    大槻ケンヂ、いい。

  • 昔を懐かしむのはあんま好きじゃない。まだ終わってないじゃんって思うから。
    たぶん一生バンドやることなんてないけど、こんな爆音みたいに騒がしい渦も経験しないけど、あたしも「こいつに出会えて人生奇跡みたいにラッキー」って言いながらやりたいことやっていきたいなと。バカみたいでもいいから。

    本につられて青春みたいなこと書いてしまった。(ただ私は青春ていう言葉をあんま重視してない。ていうか、青春をうらやんだら何かが終わる気がしてる)
    ほとんどエッセイちょびっと小説で、小説としてのできはまぁ…なんだけど、後書きがとてもよかった。この人がさんざん悩んでのたうちまわってそうして突き詰めて突き抜けた先に見つけたものを、実に素直に書いてる。「ロックは神様が悩めるやつらを救うためにつくったモノスゴイ発明で、出会った時点で絶対の幸運を約束されてるのだ。奇跡のようなラッキー」。信じてないと言えないせりふだ。すんごい大渦くぐりぬけて残ってた、静かで確かな信頼。

    コマコがとっても魅力的だったけど、最後にうまいとこに着地しちゃったのが少し残念。ラバーソール、大事にするんだろうけど、それって思い出になっちゃってるんでしょ。

  • オーケンのフィクションも交えつつバンドブームの頃の思い出を語った回顧エッセイ。彼の独特のユーモアセンスで、時々ププッと吹き出してしまったりしつつ、当時(バンドブーム)を知る人間としては思わずホロリとさせられる側面なんかもあったりして、いろいろと深く読み込める1冊でした。

  • オーケンの自叙伝。彼率いる筋肉少女帯と、同時期にブームの全盛期を迎えた数々のバンドと、それらのブームが去っていくまでの数年を描いている。
    ブルーハーツやジュンスカイウォーカーズ、LUNA SEA、デビューしたてのミスチル、奥田民生など様々な人々との関わりも面白かった。何よりもオーケンの言葉のチョイスが秀逸だ。ブームの輪の中にいて翻弄されている張本人なのにも関わらず、それらの移り変わりを客観的に語っている。皮肉も感じなくて、さっぱりしていて嫌な感じは無い。会社の先輩で心酔している人がいるんだけど、何となくわかる気もする。
    敢えていうなら、最高の彼女であったコマコを裏切ってしまったときは、
    「こんな良い子他にいないぞ!バカッ」と思った。
    本当に素敵な子なんだよね、コマコ。
    無名時代から一緒に支えて来て、こんなアドバイスも言ったのだ。
    「多分、大人になるって、逃げ出せないことと、面と向かい合うことなんだと思う」
    言えるか?二十歳そこそこでこんなカッコいい言葉。ちょっと感動した。

    しかし実は筋肉少女帯の歌、そんな知らない。

  • 90年代バンドブーム時代の雰囲気が伝わる。著者がこの時代のヲタクだってことも伝わる。

  • 電車内で読んでて笑いをこらえるのに苦労するくらい本編も面白かったが、オーケンによるあとがきと、みうらじゅんの解説が意外とよかった。わたしもロックしたい!!!

  • ロッキン~が夢いっぱいだったのに対して、こちらは大槻ケンヂ自身の実際の過去を書いたものなのでややシビア。

    突然盛り上がり、渦中の人を置き去りにして消えてしまったバンドブーム。
    興奮と、楽しさと、取り残される恐怖。
    自分の実力がよくわからないままブームに乗せられてブレイクしたバンド達が“ドラえもんののび太”に例えてられいるのになんとなく納得。

  • バンドブームのあの時代を懐古しながら泣いてしまいました。みんなで駆け抜けた熱病のような時代だった。

  • 日本のバンドブームについて、著者・大槻ケンヂさんによる日本バンド音楽史であり、個人史だ。僕にとっては、知らない時代の知らないバンドの話で、試しに彼等の音楽を聴いても、別にピンともこないんだけど、それでもこの単純な思い出話が好きです。

  • コマコの言葉が突き刺さる。オーケンほんとに面白い。

  • 大好き!オーケンワールド!本に描かれているバンドブーム当時に青春時代を送りたかった…。ロックが好きな人、好きだった人なら老若男女笑って泣ける本。

  • バンドブームの頃を面白おかしく、切なく、真剣に描いてくれてます。

    とても引き込まれた作品でした。

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