ミタカくんと私 (新潮文庫 き 19-1)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101434216

感想・レビュー・書評

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  • 一見とっつきにくいけど、顔がいいから女の子にモテる。幼稚園から一緒だったという理由で、いろいろな人にミタカくんのことを聞かれたりする私の家に、ミタカは日常的にいついている。うちはママと中学生の弟ミサオ、パパは家出中。だからいつも4人で、ごはんを食べたり、テレビを見たり、日々は平和に過ぎていき、これからも続いていく――ナミコとミタカのつれづれ恋愛小説。
    (裏表紙紹介文より)

    ***

    ほのぼの小説。
    作中に載せられている作者のイラストが好き。

  • このさきも一緒にいるんだな*

    そばにいてくれる人のたいせつさを
    あらためて考えさせてくれる*

    たいせつな
    たいせつな
    空間*

    そばにいるひとに
    ありがとう*

    といいたくなる
    心あたたまる一冊◎

  • こんな日常がいいなーと思う。

  • 銀色夏生さんの小説が大好きで、中でも一番思い入れのある作品が「ミタカくんと私」です。

  • 「ひょうたんから空」を先に読んでしまいましたが、問題なく楽しめました。
    ゆる~い小説。読後感がいいです。

  • ゆるくて、好き。

  • 当たり前であること、ないこと。


    日本語は、たくさんの表現を持っているというのに、
    言いあらわせないことっていうのも、たくさんあるね。

    そういや、「星の王子さま」の中で、
    王子さまがキツネと友達になるところがあるけど、

    そのときの関係を表す訳し方が不思議だ。

    キツネは王子様に、
    「apprivoiser(アプリヴォワゼ)」
    という言葉を使う。

    訳し方によって違うのだけど、
    「飼い馴らす」とか「従順する」とか「手なずける」とか、
    そういう言葉のようだ。

    人と動物という関係上では、うなずけるのだけど、
    「友達になる」ということとは、違う感じがする。

    だけど、そこで語られる、二人の会話の中にはもう、
    言葉を超えた、あるいは、言葉にはない関係というのがわかるわけで、
    あぁ、言葉がどうでも、確かなものってあることを思い知る。

    そんなとき、
    言葉じゃなければ、伝えられる?

    色とか、音とか、においとか、
    なんというんだろう…

    わからないけれど、
    そういう確かなものをつないでいる(いたいと思う)相手が、
    僕にもいるわけだ。

    当たり前のように、
    でも当り前じゃないことを忘れないように。

    「恋」とか「友情」とかって言葉に、
    決められないようなものが、
    力になっていることを、知っていたい。

  • なんかツボった

  • ゆるい!
    すごーーーくゆるい。
    へたくそな挿絵がいい味出してる。
    ミタカくんのこと、えりかも好きになった。

  • 読んだ時期*2009年7〜8月(もう何回目かもわからないほど読んでいる)

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著者プロフィール

詩人・エッセイスト。作詞家としてデビュー。その後、詩人として数々のロングセラー詩集を発表。エッセイ・シリーズ「つれづれノート」が好評を得る。

「2023年 『退屈ピカリ つれづれノート43』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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