- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101438115
感想・レビュー・書評
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はるか古代に引き裂かれた二人が時代を超え再び巡りあう壮大な物語。
といえばかっこ良さそうですが、私にはちょっと話が壮大すぎました。。。
「神話(古代)」「楽園(18世紀)」「砂漠(現代)」と3章に分かれて構成されてて、「神話」の話から微妙に関係していると匂わせる男女の話がそれぞれ書かれている。
何となくそれぞれの話が繋がっているのだろうということはわかるのですが、私個人としてはもう少し詳しく書いていて欲しかったです。
作者は「リング」などで有名な鈴木光司さん。読み始めるまでは(粗筋すら読まずに積んでるので)どんな怖い話かと思っていたのですが、まさか恋愛物とは思いませんでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ずっと前にチラッと見たアニメ。
覚えているのは、「人の絵を描いてはいけない村」「でも好きな女の子の絵を描いてしまう主人公」「その女の子がさらわれてしまう」「洞窟?」「女性の二の腕のアザがかゆい」「赤い動物の絵の首飾り」…
この本が原作だったようです。
まさか「リング」の人だったとは!
引き裂かれた男女。その子孫がものすごい時間と地球規模の距離を経て、めぐり合う物語。
たびたび読み返したくなるほど、心地よい場面はないかな。 -
ふわふわと読んだ後、特になにが残るというものでもない。この作者独特のオカルトに似せて魂の底に何かを呼び起こすメッセージ然とした手法が、あまり心に響かない。