水無月の墓 (新潮文庫)

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著者 : 小池真理子
  • 新潮社 (1999年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101440132

水無月の墓 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ホラーなんだけど、ビビるほど怖くはない。
    むしろ暗いというか、哀れな感じ?
    背景を想像した時に、なんか古いというか埃臭さを感じる。
    ホラー短編の場合、哀しい余韻を引くのが好みなんだけど
    この古いというのを、懐かしいと捉えられるかどうか・・・
    話の途中でオチがわかっても、尚も引っ張ってくれて、
    あぁ~そうなのかぁ~と思わせて欲しかったりする。
    それでも「かみかくし」「流山寺」は予想外だったり、
    普段よく聞く話を逆手に取った感じで面白かったし
    「私の居る場所」・・・こういうのが一番怖いです。

  • 推理小説短編8話。

    ぼんやり
    神かくし
    夜顔
    流山寺
    深雪
    私の居る場所
    水無月の墓

    なぜか暗い。
    時代なのだろうか。
    新人類の旗手の一人であるはずなのに。
    明るくないのは嬉しくない。

    「私の居る場所」のように、なにかもやもやとしたものが残る。
    「カミュ」のように暗いのと同じ文脈なのかと感じる。
    そういう時代だったのだろう。
    とすると、旧人類なのかもしれない。

    ps.
    夜顔は傑作集で既読だった。

  • 小池真理子のホラーは怖い!

    個人的には精神に衝撃が走るホラー作品だと思います。短編集ですがどれもゆっくりとした雰囲気の中に潜む恐ろしさと切なさ、そしてそれを生み出す悲しみ。
    古い映画を見ているような、懐古しているかのような、自分が不思議なまどろみの中にいるような、そんな感情を抱かせる素敵な作品です。
    帯に「妖しくも美しき幻想の扉」とありますが、本当に的を得た表現だなと思います。


  • ぼんやり
    神かくし
    夜顔
    流山寺
    深雪
    私の居る場所
    水無月の墓

  • 不思議な力で思った人を閉じ込める「神かくし」、亡くなった夫が帰ってくる「流山寺」が特に面白かった。

  • 再読。
    編まれた傾向からして、すべての行き着く先が分かっているのだけど、読み進めてしまう筆力はさすが。

  • 何気なく積読の中から手にとって読み始めたけど、とっても面白かった。
    短編なのに上手くまとまってて、それなのに描写がうまいからゾクゾク感がする。
    読んでてだんだん心臓がドキドキバクバクしてきたー。

    どの短編も静けさと漂ってくる怖さがあって良かったけど、
    一番好きなのは『夜顔』
    現実とあの世の狭間を行き交う感じが好き。

    とってもぞくっとさせられた本でした。

  • 初めて小池さんの著作を読みましたが、綺麗な文体で独特の世界が表現されていました。短編じゃない小説も読んでみようと思います。

  • 読んだあとなんともいえない感情が残り、後味がよくない不気味な話が多かったです。神隠しは、初読なのになぜか読んだことがあるような感じがしました。

  • ぞっとするような怖さもなく、物足りない感じだったかな。

  • 人に借りて。
    それぞれ良くできている作品だけど、全て『死んでました』って話なのはちょっとなあ。
    登場人物からマイナスオーラがプンプン出てる。

  • 描写は綺麗だが、各短編の結末が物足りなく、もうひとひねり欲しいところ。実は死んでました、が多い気が…

  • 似たような落ちの話が多すぎでは

  • これ。結構、昔に読んだお話で。
    少し寒くなるようなお話が短編でいくつか入っています。

    死んだ筈の旦那が帰ってくるお話とか。好きなテイストでした。
    小池真理子は、怖い話の描写が何とも言えず引き込まれます。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    偶然通りかかった、阿久津との思い出の場所。そこで私たちは出会い、恋に落ちたのだ―。18年前に事故死した男との愛の日々を記憶によみがえらせたその日の晩、突然かかってきた電話の主は…。不思議で怖く、どこか懐かしい「異界」への扉を開く幻想小説8編。

    8編中2編は既読でした。
    「私の居る場所」が一番ぞっとしたけれど、一番好きなのは「深雪」。
    小池真理子はやはり恋愛小説を書いてほしいと思うのでした。

  • 異界への扉◎
    幻想的で切なくて美しくてしんしんとした物語達。
    何度も読み返しています。
    読む度に 冷たくじっとりした不思議な空気が漂う。
    死とは 物質的ではなく もっと違うもの 

  • 幻想小説の短編集。

    1話を見ただけだと、その叙述トリック的な部分が、奇を衒うでもなく、ただ驚いて終わるのでもなく、「腑に落ちる」という感覚に落ち着くのが心地良かったんだけど、どうも似たような構成の話が多くてさ。

    8編合わせると登場人物の7割がもう死んどる。

  • 世の境目って何だろ?
    そんな事を考えさせられました。
    どの世界にいても愛は強いものですね!

  • 遠くへ行ってしまった友人が高校のとき貸してくれた小説。
    昔読んでもさっぱりでしたが、今読んでもなかなかに難しい。
    難解とかそういう意味ではなく、読んだあとの気持ちがよくわからない。高揚もしなければ落胆もしない。

    彼女が私にこの本を貸してくれたのは偶然なのかなんなのか。
    どちらにしても別の意味で忘れることができない一冊。

  • 小池真理子さんの作品世界が結構好きで。
    イメージ的に「大人の女性」って感じです。

    これはあの世とこの世の境が曖昧な・・・というか
    ぼんやり虚ろに過ごしてるうちに、うっかり境界線がぼやけてしまったような・・・
    そんな世界観。
    こういうタイプのものを書いても、やっぱりどこか色っぽいんだ。この人は。

  • 正月休みに本棚にあったので再読した短編集。自分で買ったことも忘れていたけど、読み出したら、読んだことがあると思い出したけれど。

    読んでいてなんとなく−逢魔が時−なんて言葉が頭をよぎる。別段、設定が夕方ということではないけれど。なんとなく心にすきまがある時に、アチラの人を見たとしても、恐怖心よりも心のすきまにはまった何かが案外心地よいような気がする。
    アチラとかコチラとかの境界線があいまいで、恐怖というよりは、とろりとした温かさすら感じるような。それでいて哀しい。そんな印象の短編揃いです。
    似たような話といえばそれまでだけど、やっぱり小池真理子は上手いよな、と思う。

  • 背筋がすーーっと寒くなる小池真理子のミステリー。
    電車の中で読んでたけど、すごい怖くなった。

  • 小池真理子は恋愛ものより、幽霊ものでしょう。
    怖くて、妖しい。
    そして、もちろん官能も盛り込んで。
    ぞくっ。

  • 一言でホラーと言ってしまうにはあまりにも忍びない。不思議な空気感の中に懐かしさがあるような。とても好きな本。

  • “世にも奇妙な物語”の怖い話な時の感じ。(なんて感想だ;)
    生活の描写が丁寧で、ゾクッと綺麗です。 ダークな話は特に好きではないのだけれど、ちょっとハマッてしまいました。

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