水無月の墓 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101440132

感想・レビュー・書評

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  • 何気なく積読の中から手にとって読み始めたけど、とっても面白かった。
    短編なのに上手くまとまってて、それなのに描写がうまいからゾクゾク感がする。
    読んでてだんだん心臓がドキドキバクバクしてきたー。

    どの短編も静けさと漂ってくる怖さがあって良かったけど、
    一番好きなのは『夜顔』
    現実とあの世の狭間を行き交う感じが好き。

    とってもぞくっとさせられた本でした。

  • 初めて小池さんの著作を読みましたが、綺麗な文体で独特の世界が表現されていました。短編じゃない小説も読んでみようと思います。

  • 読んだあとなんともいえない感情が残り、後味がよくない不気味な話が多かったです。神隠しは、初読なのになぜか読んだことがあるような感じがしました。

  • ぞっとするような怖さもなく、物足りない感じだったかな。

  • 人に借りて。
    それぞれ良くできている作品だけど、全て『死んでました』って話なのはちょっとなあ。
    登場人物からマイナスオーラがプンプン出てる。

  • 描写は綺麗だが、各短編の結末が物足りなく、もうひとひねり欲しいところ。実は死んでました、が多い気が…

  • 似たような落ちの話が多すぎでは

  • これ。結構、昔に読んだお話で。
    少し寒くなるようなお話が短編でいくつか入っています。

    死んだ筈の旦那が帰ってくるお話とか。好きなテイストでした。
    小池真理子は、怖い話の描写が何とも言えず引き込まれます。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    偶然通りかかった、阿久津との思い出の場所。そこで私たちは出会い、恋に落ちたのだ―。18年前に事故死した男との愛の日々を記憶によみがえらせたその日の晩、突然かかってきた電話の主は…。不思議で怖く、どこか懐かしい「異界」への扉を開く幻想小説8編。

    8編中2編は既読でした。
    「私の居る場所」が一番ぞっとしたけれど、一番好きなのは「深雪」。
    小池真理子はやはり恋愛小説を書いてほしいと思うのでした。

  • 異界への扉◎
    幻想的で切なくて美しくてしんしんとした物語達。
    何度も読み返しています。
    読む度に 冷たくじっとりした不思議な空気が漂う。
    死とは 物質的ではなく もっと違うもの 

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小池真理子の作品

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