雨がやんだら (新潮文庫)

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著者 : 椎名誠
  • 新潮社 (1987年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101448039

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雨がやんだら (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「雨がやんだら」のじわじわ感は好き。

  • 最近雨ばかりなので再読。きらきらした南の島と、雨に侵されていく町が対照的

  • 梅雨時期に読むにはぴったり。
    雨に浸食されて、じわじわと蝕まれて行く様が恐ろしい。
    椎名誠さんはそれまで、日焼けした朗らかなおじさまのイメージしかなく、このような本を書かれているんだと知った時は軽く衝撃を受けました。
    もっと早く読んでいれば良かったと思う作品。

  • 椎名さんの短編フィクションは「わけのわからない系」というイメージで,うだうだと時間を消費するような気分で読むことが多かった(それが楽しいのだけど)。
    でもこの文庫のお話には妖しげで切ない雰囲気のものもあって,これまでになくじっくり読んでしまった。

  • 椎名誠を今更ながらに偶然初めて読む。いそしぎで今まで読まなかったことを公開し、雨がやんだらでこの作家ぎ好きだと思い、生還で男の人文学っぷりに、ちょっと首を傾げたがシークがきたでやはり他の作品も読もうと、確信する。

  • 1997年10月読了。

  • 表題作「雨がやんだら」これが水域に繋がっていったのだろうなあ。

  • 椎名誠の短編集。
    記憶をなくした男が、海岸に漂着した小箱を見つける。中に入っていたのは、幼い少女のつづった日記と木彫りの玩具、プリズムだった。
    絶望の街を描く、少女のあどけない文章は、読む人間の胸を締め付け、同時に薄ら寒い気持ちにさせる。それでいて読了時に後味が悪くならないのは、クライマックスの展開によるものが大きいのでしょう。
    時々無性に読み返したくなるような、強い印象を与える表題作。

    同時収録の「いそしぎ」も、ふわふわ漂うような奇妙な感覚の中、話が進んでいき、最後にはなんとも言えない悲しさがこみ上げてくる。淡々と進んでいく話の途中で、「なぜ」疑問を持つのは、おそらく野暮なので、読了後にゆっくりと独特の世界観に思いを馳せてみるのがこの「いそしぎ」の楽しみ方なのだと思います。

    他にも、個性的な作品がいくつか入っています。
    今はもう絶版のようなので、古本屋さんでお探しください。

  • 台風が次々にやってきますね。雨が降り続けると気分もローになっちゃいます。でも、気分だけならまだいいのかも・・・・。

    この本は、雨が二日も降り続くと必ず思い出します。授業のついでに生徒にも紹介します。今年はすっかり忘れていたら、先日玄関先のサルビアの鉢に、あろうことか、キノコが生えており。(!!!!)
    物体は、あるべからずところにある時、違和感を超えた恐怖を誘います。

    少しの晴れ間もなく、ひたすら雨はふりしきり、暮らしが少しずつ侵食されていくのです。
    その様子を、少女が日記に書いていくのです。
    友達に会えない。身近な人がいなくなる。優しい人が怖くなる。
    無邪気な少女の言葉を透かして、見えてくる、浸み込む雨。
    もしかして、今日の雨は永遠にやまないのかもしれない。

    ぞくぞくする短編であります。

    に、してもウチの鉢植えなぜキノコ!?ふつーなの!?
    (あ、575)

  • 淡々と綴られる少女の日記を通して知る、雨にゆっくりと浸食されていく人々の生活に、静かに恐怖と悲しさを覚えた。

  • 漂着してきた男たちが暮らす南の島。その南の島の「夏の日海岸」に「生き甲斐海流」が運んできた小さな箱。箱の中から出てきたのは、木彫りの人形とプリズム、そして水を吸ってすっかり脹んだ1冊のノートだった。そのノートの中に書かれていた恐ろしい事実とは?表題作の「雨がやんだら」をはじめ不思議な味わいで描く椎名誠のスーパー・フィクション9編を収録。

  • 地球の地軸がズレてしまい、雨が降り止まなくなった近未来の日本。この異常な事態を小学4年生の女の子が書いた日記という視点で描いています。悲壮感漂う大人達に反して、女の子の「雨がやんだら、あんな事やこんな事をしよう」といった無邪気な願望が物語を一層切なくさせます。日記は、両親とともにゴムボートで家をあとにする、という所で終わります。そして年月が経ち、ある晴れた夏の日の砂浜で、記憶を失くした男によって日記が拾われるのでした。・・・同題作含め、9編の短編集です。

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