雨がやんだら (新潮文庫 し 25-3)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101448039

感想・レビュー・書評

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  • なぜか好きになれない、風刺しようとする露骨な姿勢など大変苦手、話し言葉を多用するが狂気のアピールのような雰囲気しか感じず、結果のめり込めず
    中国の鳥人は気に入ったのにこの差は何によるものか


    筒井康隆は好きなのに

  • 作中の日記を書いた女の子は、無事だったのだろうか。
    日記帳を入れた箱は何かの拍子に、女の子のもとから水の中へ流失してしまったのだろうか。

    想像が広がり、
    そして次の小説「水域」へと読者をいざなう。

  • 同系統で言えば星新一の方が好みだった

  • 「雨がやんだら」のじわじわ感は好き。

  • 最近雨ばかりなので再読。きらきらした南の島と、雨に侵されていく町が対照的

  • 梅雨時期に読むにはぴったり。
    雨に浸食されて、じわじわと蝕まれて行く様が恐ろしい。
    椎名誠さんはそれまで、日焼けした朗らかなおじさまのイメージしかなく、このような本を書かれているんだと知った時は軽く衝撃を受けました。
    もっと早く読んでいれば良かったと思う作品。

  • 椎名さんの短編フィクションは「わけのわからない系」として,うだうだと時間を消費するような気分で読むことが多い(それが楽しいのだけど)。
    でもこの短編集には妖しく切ない雰囲気のものもあって,これまでになくじっくり読んでしまった。

  • 椎名誠を今更ながらに偶然初めて読む。いそしぎで今まで読まなかったことを公開し、雨がやんだらでこの作家ぎ好きだと思い、生還で男の人文学っぷりに、ちょっと首を傾げたがシークがきたでやはり他の作品も読もうと、確信する。

  • 1997年10月読了。

  • 表題作「雨がやんだら」これが水域に繋がっていったのだろうなあ。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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