武装島田倉庫 (新潮文庫)

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著者 : 椎名誠
  • 新潮社 (1993年11月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101448114

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武装島田倉庫 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 椎名誠SF三大作の一つ、と。
    おもしろいんだよ。何が、って言われると困る。
    油を降らせる、なんてゾッとする発想。
    やっぱりすごい世界観。

  • 名作「アドバード」それに「水域」とおそらく同時期の世界(北政府との最終戦争が終わった後の荒廃した世界)を継承するいわゆるシーナワールドSF三部作のひとつ。
    その中でも私が最も気に入っているのが、コレ。

    シーナマコト氏が紡ぎだす摩訶不思議な言霊に思いっきり酔いしれることができる人ならお薦め(そういう人は既に読んでいるだろうけど)
    ただし一見さんお断り。
    好き嫌いがハッキリと分かれます。

  • 椎名誠のSF小説。短編調になっており、比較的読みやすい。椎名誠独特の地名や乗り物、生物が出てくるが、なぜか懐かしく、薄ぼんやり情景が浮かんでくる。

  • 大変面白かった。奇妙だけど我々の日常感覚の延長で捉えられる平易な叙述の範囲内で描かれているように見えて、やっぱりぶっ飛んで奇妙な最終戦争後の世界。最終戦争の後も人が生きていき、くだらない争いを続けたり、日々の飯に汲々としたり、フクシュウに命を懸けたりする。
    「アド・バード」を読んだのは高校生のときだったろうか。アウトドアのエッセイや「岳物語」を読んでいると、同じ人がこんなふうにもう一つの世界を構築する力を持っているとはなかなか思えない。作家椎名誠、すごい。SF三部作といわれるもう一つ「水域」も読んでみたい。島田倉庫の余韻でしばらくおなかいっぱいなので、また思い出した頃に。

  • 素晴らしいシーナワールド。
    日本語の機能(漢字ふりがな擬態語など)駆使しまくる。
    素直に関心。
    しかも使い方上手だから違和感なく入ってくるし。
    たまに読むと自分のバランスがとれる気がする椎名誠。

  • 椎名誠SF三部作の三作目、最近コミカライズもあり興味があったので。
    今回は群像劇で、戦後荒廃した世界でサバイバルする主人公らの旅を描く。
    登場する異形の生物や装甲貨物車といった機械などの世界観設定に沿ったネーミングがどれも語感をくすぐるものばかりで新しい固有名詞が出るたびにわくわくした。

  • 読むのは中学生のとき以来か。

    いやー、やっぱり面白いなー。
    固有名詞の一つ一つがいい。

    脂まみれの世界観に得体の知れない生き物たち。

    アドバードも久し振りに読み返してみよう。

  • あぁ、ああの世界だ。シーナワールドだ。面白かったーーーー!始終きたない油でドロドロってどんな気持ちなんだろうか。北政府の世界は、こんなに化学兵器の影響を受けていないんだろうか。想像が膨らむ。ネーミングも個性的で良かった。

  • やはり椎名SFではこれが一番。

  • 初めてSFに触れた本。
    最近漫画化しましたね、面白いわよ。
    多分、荒廃しまくった未来の日本だと思う場所のお話。
    どっちかっていうと北斗の拳みたいな世紀末。
    物資が少ない世界だから、倉庫も武装しなきゃいけません。
    ああ、後鉄とコンクリートの上で寝ると死ねるわよ。

  • 面白い!作者本人も大好きな話と言ってるだけあって、登場人物たちが荒廃した世界の中を「命がけで前進していく」話にワクワクするし、読後に爽やかな感動がある。椎名誠のSF系統の作品の中で、一番好きな本。

  • 文明崩壊後の世界で力強く生きる人々を描く短編集。椎名誠さんの書いた小説の中では一番面白いと思う。


    ウゾウゾと動く虫や、名状し難い生物や、大戦争後の混沌とした世情や、極限まで汚染された海などが、鮮烈なイメージとして重量級の重りとなり、バーン!と読み手に叩きつけるような世界観がある。「名前でイメージさせる世界観」という手法を私はこの小説から学びました。

    読んだことのない世界を読みたい人にオススメ。

  • わけもなく、面白い。

  • 98029

    ネーミングの妙。

  • 読んだのは、ずっと昔。椎名さんのSF3作の一つ。どうしても評価したく、あえて登録しました。読んでは売ってる椎名さんの本の中で、大切に残している一冊です。

  • 「武装島田倉庫」椎名誠
    SF。いわゆるシーナワールドってやつです。油泥色(?)。
    SF3部作の3作目。

    本作は7編からなる短編集です。全て共通する世界観のもと、闘う男たちの物語。個人的にはこれが全てのシーナワールドの根本にある作品かなあという印象です。
    舞台は近未来、戦後の荒廃した地球。異常進化した生物達や、古今東西入り混じった武力が支配する世界。もうこの設定だけでファンにはたまらないと思うんです。
    「武装島田倉庫」が他の2作と比べて特筆すべきところは、もちろん短編集という形態に因るものなのですが、起承転結がはっきりしていて物語世界の場面転換のテンポがよいところ。また、その作品群が互いに巧妙に絡み合っているところも何度も読み返して楽しめる点です。
    もちろんどの短編も互いに独立しているので(最初と最後だけはつながっているので別)、気が向いたときに少しだけつまみ読みするのにもってこいです。実際自分はちょっと目がさみしくなったときに手が伸びる作品の筆頭です笑

    そういえばもう慣れっこになってしまったので考えたこともなかったのですが、椎名さんのSFは、全く導入がないんですね。読者は突然この異常な世界に放り込まれて、全身に力いれながら生きぬかきゃいけない(ちょっと大げさかな?)。それでもいつのまにかのめりこまされている状況と情況にはまったら、もうシーナさんの虜です。

    是非!是非身近にもっと椎名党を増やしたいなと思う今日この頃。
    もちろんためらうことなく星5つです。

  • 近未来シーナワールド炸裂!久しぶりのいーかげんでたらめ地名と不気味生物が跋扈する地球を目撃した感じ。こういう味付けもしかしながら、すでに過去のものというかバブルの頃の哀愁すら感じる。SFという言葉もすでに死語か?

  • 我が家の本の中で唯一の作者サイン本。

    某大学の講演会にて。
    その日たまたまバッグに入っていた、
    ボロボロでカバーすらない「武装島田倉庫」を持ってサインの順番を待つ夫。

    明らかに幾度も幾度も読み古されたそれを見て、
    黙って他の方のピカピカの新刊本にサインを続けていた、椎名先生が声をかけてくれました。

    とても思い出深い出来事です。

  • 椎名誠 SF 三部作の一つ。アド・バードに衝撃を受けたので、読んでみた。

    アドバード同様、舞台は近未来のシーナ・ワールドを舞台にした連作短編集。北政府の侵略におびえつつ、油泥に覆われた海とともに生きる人々の生活を描く。微妙な継がりを保ちつつも、それぞれに独立したストーリーは、わずか 7編ながら、その背景にあるシーナ・ワールドの無限の拡がりを想像させる。しばし、シーナ・ワールドでの暮らしを堪能。

  • 椎名誠の超常SF小説(シーナワールド)。「戦後」の荒廃した異様な世界が舞台となっている。現在の生活に対して異様なSF世界を対置的に描くことで、現在の生活が見えてくることもある。圧倒的なシーナワールドがあった。次は大作『アドバード』を読むことにする。

  • エッセイのイメージが強い椎名誠のSFをはじめて読んだ。
    これは独特の世界観がたまらないですね。聴いた事の無い単語(造語)が山ほど出てくるのだが、不思議と脳内映像が感化されるネーミングで、登場人物が生き生きと動く。

  • 3部作の中ではこれが一番好きでした、確か。

    その後の世界はどうなってますか?

  • 2007.11.07 何もないところからこんな世界を創るなんて、本当に椎名誠はすごいと思う。登場人物も魅力的。個人的には漬汁屋が気になる。

  • 化学兵器を使った戦争のあと、多種多様な生物がはびこり、就職難と食糧難に見舞われる世界。椎名さんのSFは、それぞれの名称の奇妙さが特徴的。よくこんなもん考え付くな・・・。まあまあ面白い。少し物悲しい。

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