国境越え (新潮文庫)

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著者 : 椎名誠
  • 新潮社 (2015年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101448381

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国境越え (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • フォト・ストーリーまたは写真小説 企図 桟さん 硝子 嵌って 傷痍軍人 椋むく オンセというのはチリの第二の昼食みたいな習慣 パタゴニア アグアルデンテ 冴えない不快顔 スペイン系の末裔 ターラー菩薩 煽情的な姿 堆積たいせき 関東ローム層 ユーロジンとデパス 安普請やすぶしん 有名なカミンチュ ユタ 脱穀機クーラー 「でいご」の甘い匂いが充満していた かんけつ間歇的に遮断 砂州さす 高知の四万十川 関東の那珂川なかがわ 胃カタル 二艘そう 早瀬 テトラポット 野口橋 茫洋ぼうようと考えていた 間歇かんけつ的にやってくる悪寒 倦怠感 探照灯 カヌーの回収 長い小説はまだたんしょ端緒の段階なのにひねこびた恰好で停滞していた 築地の魚河岸煎茶 思いがけないびんしょう敏捷な動き 初秋しょしゅうの蚊 口吻こうふん ホバリング 空中停止 飛蚊症ひぶんしょう 虚脱感 脱稿 ピカレスク=悪漢 蠱惑こわく的 薬品性の幻覚的視覚なのかそうでないのか 鱗粉 アヒ・ブリトーとビール 一縷の望み プーマ=アメリカライオン 灌木かんぼくの茂み ボリビア パタゴニア 灰色ギツネ 辺鄙な ナチの生き残り 匿う 災い転じて福となす 丘陵きゅうりょう さんたん惨憺たる 夥しい数の星 まあこうして文明から見放されても生きていられることに感謝すべきだろう マテ茶 ガウチョ=牧童 ハーケンクロイツ かなり大きな二階建ての家が巨大なトラクターによってずるずる引きずられている 久しぶりにアドレナリンが噴出する鈴音 最後に家全体をジャッキで水平に調節 真鍮しんちゅうのボウルに山盛りなったパン ウルグアイ アホ=スペイン語でニンニク 職業的に笑いかけ ポルトガル語の「ありがとう」は「オブリガード」だ 大木の化石 フォークランド諸島 胡椒一瓶まるまる ムーチョ・グラシアス アディオス 首塚 お囃子櫓やぐら バリ島 インドネシアのビンタンビール 忙殺 齟齬 ジャカルタ ガムランの音 多神教の優しい人々 ケチャ 儀式舞踊 木綿のショール やはりアラックとキンマが私の頭の中をかき回しているのだ 藍色の釣り鐘型の花が濃厚な闇のなかでもそれとわかるように沢山ぶらさがっていた。 松明たいまつ わたしは抑えのきかなくなった本能だけの愚直な動物のようにマリコさんひらいた体の中に強引に突きすすんでいった 小説と写真が挑発しあい、絡みあう 心臓に氷の刃をあてられたようにヒヤリとする 記憶の断片として撮影した写真で、メモがわりでもあったはずだ。 冒険譚 空漠の地平へむかう無情感 写真の力は、言葉に左右されず、目の前にある風景や事件をありのまま写し出すところにある。意味ではなく、そこにある事象を映像として提示する。言葉に頼ろうとはしない。 小説を喚起させる起爆薬 でいご 呪詛 スリリングな官能と倦怠となって絡み合う 三十年という時間を漂流して、椎名氏は力ずくでこの本を仕上げたのである。

  • とてもとてもとてもバリに行きたくなった。

  • 出張先で読むものがなくなり、あわてて駅で探すして見つけた久しぶりの椎名さんの本。

    タイトル「国境越え」ってだけで、最近旅もしてない自分には響きます。

    写真を組み合わせてからストーリーをつないで行くというのも面白いです。話として面白いかというとこれは別の問題ですが・・・

    見るものの妄想を膨らませることの余地を残した写真っていいですね。轍だったり、荷車だったり、散らかしっぱなしの部屋だったり、人の営みの痕跡が感じられるっていうことでしょうか・・・

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国境越え (新潮文庫)の作品紹介

いくつもの国境を越え、おれを待っていたものは――。巨大なザックを背負い、塩が浮くほど乾燥したアンデスの山道をおれたち四人は空腹と怒りを抱えて歩き続けた(表題作)。バリ島の深い闇。怪しい女に誘(いざな)われ、花の濃厚な匂いのなか激しいキスをした(「どんどんひゃらり」)。南の島のライオン女、川下りでずぶ濡れになったおれを救ったウィスキー。旅する作家、椎名誠が五感で紡ぐ物語。

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