ジャンピング・ベイビー (新潮文庫)

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著者 : 野中柊
  • 新潮社 (2007年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101451237

ジャンピング・ベイビー (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 3年前に離婚した鹿の子とウィリーは鎌倉駅で待ち合わせ。
    二人が飼っていた猫ユキオの遺骨を預けておける期限がきれたので霊園に行くためです。

    でも鹿の子は大遅刻します。

    離婚した鹿の子とウィリー、その後独り暮らしの鹿の子、新しい家族を得たウィリー、亡くなったユキオの思いで。

    鎌倉から湘南の海添いに走る江ノ電からの光景と対照的に
    重苦しさが漂います。

    ところが、読み終えて文庫本を閉じた時には、生々しく命の体温が伝わってきます。

    回想をふくむストーリー展開で速度が抑制され、描写の粒度が読み手に情景を描ける適度の細やかさをもち、読み手が鹿の子の心の動きにしっかりと寄り添えます。

    野中柊のもつ筆の呼吸数と脈拍数は、私の読書の呼吸と相性がいいのです。

  • ジュディと会うところから、なんだかよくわからなくなってしまった。それまではぐいぐい読めたのだけど…

  • 淋しいのは当たり前だ。生きている限り、生きているからこそ、どうしようもなく淋しい。それはいかなる手段を使っても、ごまかしようのないことだろう

    真理ですよね。
    しかしこういう日本人が書く外国の生活の雰囲気が苦手だ。

  • 野中さんの本は二冊目。
    『ボーイミーツガール』よりはこっちの方が好みかなあ。
    元夫婦のウィリーと鹿の子が猫の墓参りに行くところから始まる話。

    他の人のレビューでもたくさん書かれてるけど

    「欲しいものを全て手に入れたって-きっと淋しい。
     淋しいのは当たり前だ。生きている限り、生きているからこそ、どうしようもなく淋しい。それはいかなる手段を使っても、ごまかしようのないことだろう。」


    「傷のために臆病になったりしたくはない。誰かから傷つけられることも、誰かを傷つけてしまうことも、必要以上におそれたくはない。傷くらいなんだ?と言える気概を持ちたいと思うのだ。と同時に、傷を負ったが為に、それ以前とは自分が変化してしまったことをちゃんとわきまえて、その新しい自分にふさわしい、無理のない生き方をしたいとも思う。」


    ってところがすごい好きだなぁ。


    話はとっても淡々としてる感じなんだけれども、ところどころにちりばめられているそういう言葉がグッとくる。
    共感できずに進んでいても、その言葉はずっと身近に感じられる。


    でも、『ガールミーツボーイ』のときにも思ったけど、なんというか序章ちっく。
    ああ、終わり?と感じてしまう……。

  • ポップでかわいらしい表紙とは裏腹に、ラスト直前までどうにも重苦しい雰囲気。あんまり、というかほとんど共感できなかったのは、あたしがまだ若すぎてそれらしい挫折や後悔を味わったことがない=再生する必要性を感じてないからだと思う。

  • あとがき・谷川俊太郎 に びっくりしちゃった‥

  • 面白くなさすぎて、死ぬかと思いました☆
    本当は星1つでさえ、つけたくない・・・この本を出した意味が分かりません☆

  • 「どうしてこんなことになったのだろう」別れた夫がつぶやく。でも先がわかってる人生なんて・・・
    辛くて悲しいけど生きようとする人間はだから愛おしい。

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