- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101457147
感想・レビュー・書評
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人間関係が分かってくると、読むスピードが上がってくる。
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憎しみの連鎖は悲しいけれど、優しさの連鎖は美しいと思いました。
息子の死を受け入れることが出来なかった母。
老人を助けるために命を助けた最愛の息子。
ある日、見知らぬ青年に優しくされて、理由を聞いたところ、自分も見知らぬ人に親切にしてもらったことがあるからだと言う。
見知らぬ人だからその人へは恩返しできないけれど、誰かに伝わる優しさの連鎖。
そのことで、息子が老人を助けたことが今親切にしてもらったことにつながったのではないか。
そう感じて、心が軽くなった母の想いに感動しました。。。
第4部『巡礼者たち』に続く。。。 -
どろついた展開で嫌になってくるが元不良の青年職人さんが純真というか心が清清しくなる人柄である。
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だんだん面白くなってきました。。
親切が次の親切に連鎖する・・・。亜衣の行ったことが連鎖もすれば、一部の人間の権利のために罪のない人々が死ぬ・・・それも人間・・・。
深いなあ。。 -
色々考えさせられる一冊。
この台詞を読んで考えてしまった。
『非難されることに、私たちはとても弱いのです。おまえは何も考えていない、人生の目的を真剣に考えていない、政治意識も乏しい…そのとおりなのかもしれません。そんな親だから、子供がおかしくなったんだと責められたら、顔をおおって泣くしかありません。でも、本当にそれが原因なんですか?朝から晩まで働きながら家事もして、難しい事は何もわからないけれど、立派に子供を育てたという方は、昔は沢山いらっしゃいましたよ。ある日突然です、子供がある日突然、自分の考えていたような子でなくなっている…。』
→でも、やはり社会に原因があると考えてしまうのでは、良い解決策が講じられるだろうか?何もしなければ、こう言うことになってしまう可能性が有ることを認識し、対策を講じ続けなければならない。無知は罪なり。 -
なかなか話が進まないけど、一つづつ接点が出て来て、最後はどうなるんだろう…とやっと面白くなってきた。
白蟻駆除と事件はどう結びついていのか… -
世の中が辛いこと一色のように思える。この小説には悩みを抱え込んだ人が集まってる。自分ではまぁ標準的な子育てしてるから我が家は大丈夫と思っていてもイメージしていた家族にならないことがあるんだろう。子育てって習うこともなく難しいものだと改めて思う。正しいと信じていたやり方が将来間違っていることもあるし…
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泣いた。
これだけ複数の登場人物からの視点で物語を進めているのにも関わらずバラバラになることなくどこか重なっている感じ…うまいなぁ。
残り2冊、じっくり読んで行きたい。 -
ようやくミステリらしくなってきた。
内容はもちろんおもしろいのには変わりないので、次もどんどん読み進めたい。 -
話がやっと繋がってきた感じ。ほんと面倒くさい話。いらいらするような登場人物の中でケートク君が素晴らしい! そう云う風に生きようよ!