まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)

  • 1234人登録
  • 3.74評価
    • (138)
    • (207)
    • (280)
    • (10)
    • (1)
  • 135レビュー
著者 : 天童荒太
  • 新潮社 (2004年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101457161

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ようやく最終巻読了。
    駒田は本当どうしようもないな。巣藤と游子は出会った当初のことを思えば意外なほど強く結ばれる。
    油井は変わらず冬原親子に執着し続け、箍がはずれてしまう。繊細すぎるが故に暴走を止められない亜衣と、彼女を持て余す両親。ついに芹沢家は家族狩の標的候補に入ってしまうほどに崩壊寸前。

    親を殺す子供がいる。子供を殺す親もいる。現実にもそんな事件は起きているし、家族があたたかいものだなんて言えないのかもしれない。

    世界には貧しさや戦争などにより、もっと大きな問題が日々起きているのも事実。でも、だからと言って家庭という小さな世界で起きていることに無関心にはなれない。

    白蟻が家を巣食うように、気づいた時にはそれは手遅れになっているかもしれないのだから。
    でも犯人の目的や理論にも一理あるし、全く理解できないわけではないけれど、私は游子と同じ意見だなぁ。

    最近読んだ遠藤周作さんの本から引用するけれど、

    「自分がいつも正しい、正義漢だと思っている人というのも、知らず識らずに傲慢という罪を犯していると思います。なぜかというと、自分が正しいという気持ちは、かならず他人を裁こうとします。つまり、人を裁こうとする気持ちというのは、自分が裁く相手の心の悲しみとか寂しさということが、よくわかっていないことなのです」

    「正しいことをやっていることで、すべてが許されたりしないのです。正しいことは絶対的なのではありません。愛は絶対である、という錯覚に捕らわれてはいけません。愛が絶対なのは神様だけであって、愛が人を傷つける場合もあるのです。社会正義がすべてではないのです。社会正義のために、たくさんの人が傷つく場合もあるのです」

    フランシスコ・デ・ゴヤ『我が子を食らうサトゥルヌス』に加え、「儚い羊たちの祝宴」に登場したテオドール・ジェリコー『メデューズ号の筏』など絵画が効果的に紹介されるのもこの作品の妙な格調の高さにつながっている気がする。

    天童さんという作家は「再生」「信仰」「愛」「家族」「救済」「死」など重めのテーマを扱うので、読むときはそれなりに気力が必要です。

    長くなりましたが「家族」と聞いて、私が一片の曇りもなく「あたたかさ」や「きずな」「安らぎ」「信頼」など良いイメージを抱けるのは、両親が大切に築き上げてきてくれたこの「家族」のおかげなんだなぁと心の底から感謝しました。悲しいけど世の中には「家族」と聞いても暗いイメージしか持てない人もいるのだから。大切で大好きな家族がいることはけして当たり前のことではなくて、本当に恵まれたことなのだと思う。

    お父さんお母さん、もう少し一緒に居させてね。私自身もう新しい家族を作り始めてもいい年頃だけど、あまりにもこの家族の居心地が良すぎるの。笑

  • “思い出し泣き”ができるくらい心に残る傑作。
    そのわけは、文章がとても丁寧に、大切に書かれているから。
    それが伝わってくるから。
    こんなにも心に響いて、するりと中にまで入ってくる作品は初めてかもしれない。
    「永遠の仔」では生きる意味を、
    「悼む人」では死の受け止め方を、
    そして「家族狩り」では・・・家族の愛し方を・・・
    いつも天童作品を読了後に思うのは、受け入れてもらったという思いだ。
    奇妙な言い回しだけど、“作品に自分を受け入れてもらった”感じになる。
    人はそれぞれ。型にはめようとするのはつまらないことだな。
    でも、それでもいいんだよと、どれだけ自分は寛容になれているのだろう。
    何も知らないと、何も許す事ができなくて怒ってばかり。それは子供っぽい。
    経験を積み、知る事で、慮り、許す事ができる様になる。自分はまだまだできない。

  • 題名が重く、なかなか手が伸びなかったが、読み始めたら5巻一気に読めた。大まかなストーリーはテレビドラマで知っていたが、原作はその何倍も内容が濃く、読み応えあり。家族のあり方、自分を取り巻く社会について、考えさせられるシリーズだった。

    登場人物は家族に悩みを抱え、心を痛めている人ばかり。不器用で、格好良くなく、だからこそ親近感を覚えるし、共感できる。天童荒太はこの国の端っこにいる弱い人たちの痛み、どうにもならないもどかしさを表現するのがうまい。今でも、どこかしらで起きている紛争、大義の前で肉親を奪われたり、住むところを追われたりする一般市民、亡くなってもすぐに忘れ去られる人々…「悼む人」は、「家族狩り」で描かれたその部分がより強まって形になったものだと思う。
    読んでいたときは、ちょうどISILの非情さがクローズアップされたとき。力づくでの収束は新たな遺恨を生むだけ。家族にしろ、国にしろ、人がそこに存在する限り。心のざわざわは収まらない。

  • 問題のある家庭が次々に現れ、これでもかと問題点を
    突きつけられる。どの家族も崩壊寸前だったり、もう既に崩壊していたりするのだけど、その人たちが特別おかしい訳ではない。一歩間違えれば誰でもこうなるのかもしれない・・・そういう恐怖を感じて、なんともやりきれない・・・・・

    愛情の受け止め方や、十分と感じる量なんかも人それぞれ。何を愛情と感じ、何を愛情不足と感じるのかも人それぞれ。本当に難しいですね。

    でも子育てって、こんなにも辛く苦しい事ばかりじゃない。単純に子供を「可愛い」と思える気持ちを大事にしていこう。そんな単純な事じゃないけど、でも基本はそこだと思いたい。

    感動した!っていうのともちょっと違う、でも確実に読んで良かったと思える作品でした。

    第5部のタイトルが「まだ遠い光」。このタイトル通り、本当にまだ遠いんだけど、遠くに光は見えてるんだっていうラストがとても良かったです。

  • 完結。なかなかにヘビーで、これでもかこれでもかと投げられてくる問い掛けにグサグサとあちこちを刺された気がした。救いがあるのに誰も救われていないような気分にもなる。なんて複雑なのだろう。その中でも、一番の変化は俊介だったと思う。彼ははじめはどうしようもない青年として登場したが、これ以上はないだろうという位劇的に変化して行った。途中で受けた傷が関わっているにしろ、一番救われたのではないかという気がする。馬見原は変わらないけど、それがいい。人は心に傷を負うことでどのようにも変化する。それが原因として全てになって欲しくはないが、そこから変われる人に成長できる世界であって欲しいと願う。比喩として貧困や内戦にいる子供達と日本で生活している子供達とが数回取り上げられていたが、すごく響いた。比べるなんて、どんな事だって出来ないのだ。誰だって日本で今生活している子供達の方が恵まれていると思ってしまうだろう。それは感情としてわかるけど、そうじゃない。今、痛みを抱えている子供達をそういう尺度で、優越を測っていいわけじゃない。誰だって傷を負うし、誰だって悩んでいる。正解なんてあるかどうかすらわからない。だから自分が思った方向に突っ走って壁に激突してしまう人もいる。家族とはなんなのか…。もう一度考えて見てもいいような気がした。

  • 家族狩り全5部作の感想として…

    読み応えがあってとても良い作品でした。
    読み終えた時、三浦綾子さんの『氷点』を読み終えた時と同じ様な何とも言い難い、重くて丸い物がゴロゴロ心の中を占拠し続けていました。2013 1

  • 重かった。読んでて辛い話過ぎた。
    でもそんな話でこれだけ長い話なのに最後まで一気に読めたのは作者の文章のうまさだろうな。

    各人物に感情移入できた。


    タイトルはまだ遠い光とあるけど、最後に光が見えるだけでも救われた気分になる。

  • ラスト良かったです。全てがうまく良く人生ではないけれども、それでも希望がもてると思えれば、何とか頑張ってみようと思えてきます。
    特によかったのが、母子家庭の親子が元夫のDVに2人で立ち向かっていく姿に泣けました。あぁ~読んでよかった作品です。

  • 全5巻の長編。
    にもかかわらず1週間ちょっとで一気に読み倒した。
    家族とは何か、愛とは何か。理解できない部分もある内容だけれども、こういう状況や思想を持ちながら生きている人たちは意外と多いんじゃないかとも思わせる内容で本当にあっという間に読み終わる。テーマが重いながらも分かりやすい文章で、もう少し若い時に読んでも面白かったかなとも思う。

  • 人を殺すことに正当性を感じることはできない。
    でも家族であれば、逃げることができない。
    立場によっていろいろな感情が起こることも分かった。
    極限的な状況に陥れば人間は変わっていくのかもしれない。

    現在の幸せに私の両親、妻、子供たちに深く感謝したい。

  • 行動力があるあまり出世街道からは外された馬見原は
    仕事では尊敬されることもあるが家族はばらばらだ。
    厳しくしつけた長男は自殺して長女はグレてヤンママに。
    妻は精神を患って入院し、母親も施設に入っている。
    それでも家族の大切さを説き子どもを大切に思っており、
    暴力団員の父親から虐待を受けていた男の子とその母親を守り
    彼らと擬似家族のような関係になってしまう。
    一方美術教師をしていた巣藤は教え子の亜衣から憎まれ
    彼女に暴行容疑を着せられた。
    さらにテレビで問題発言をして学校を辞職。
    郊外に家を借りて絵を描くことにした。
    児童心理に携わる氷崎はたびたびセミナーに来る女に手を焼いていた。
    公共団体では出来ないような電話受付や相談会を開き
    そのビラをセミナーに言っては配っていたのだ。
    そして一家心中事件を中心に彼らは家族について考えていく。
    装画:日置由美子 デザイン:新潮社装丁室

    重い。簡単には解決できないことばかりです。
    家族内で起きた問題というのはやっぱり隠したがる。
    親は子どもを信じていると言って現実と向き合わない。
    子どもは親がわかってくれないと嘆きさらに閉じこもるか
    親や弱いものに向かって暴力を振るうようになる。
    さらに親が子どもを虐待していたらどうなのか。
    そこに愛情があるとは思えないが引き離されると怒る親もいる。
    自分たちの家族さえちゃんとしていればよいと思っていても
    別の家族のうっぷんがこちらに飛び火することだって考えられる。

    解決方法は書かれていないけれど
    とりあえずは事なかれ主義をやめて少しでも行動することだと。
    自分の思いを話す場所があって聞いてくれる人がいれば
    少しはいい世の中になるのではないか、という話です。
    大きくまとめれば。

  • 愛ってなに?
    家族ってなに?
    すごく全巻読みながら考えた

    分かったのはうちが読んで、いいなと思う本は全部家族が根本にある話ってこと

    家族の大切さと同時に難しさも知ることができた

    みんな自分自分しているこの世界はすごく生きにくい

    まずは自分を信じる

    無償の愛はもらうものじゃなくて与えるもの

  • 5部作の最終巻。
    ここまで読んできて、最後はすべてが解決し、「良かった、良かった」で終わるのが常套手段だろうけど、この思いテーマではおそらくそうならないだろうなと思いながら読み進めた。
    案の定、読後にすっきり感はない。
    おそらく「家族」の問題は、それぞれの家族が課題として持ち続けていくものなのだろう。
    全5冊、まさに一気読みという感じで読んだ。
    それほどまでに惹きつけられたのは、これが決して他人事ではなかったからなのだろう。
    多かれ少なかれ、どんな家族であっても家族の問題は抱えているのだと思う。
    それが表面化しているかしていないかの違いはあっても…
    決して特別な家族にだけ起こる問題ではないと思う。
    それと同時に、社会で考えていく問題なのではないだろうかと思う。
    重いテーマではある。
    でも、多くの人に読んでもらいたい作品だった。

  • 初天童作品です。読んで「とても良かった」と思える作品です。全く読者を飽きさせません。1部から凄い勢いで5部まで読みきりました。作者の資料の下調べも熱心で素晴らしいと思いました。話が身近なものだけにとてもリアル。最初は重くて暗くて鬱になりそうだったけど、読んでいくうちに生きることや愛について、家族のあり方についてなど色々考えさせられました。是非色んな方に読んでもらいたいです。暗闇の中に光が見えてきた気がします。もう1度読み返したいと思える作品です。

  • 典型的ではないとはいえ、犯人探しの側面とかも鑑みると、まあミステリの範疇でしょうか。でも、奇想天外なトリックがあったり、まるで意外な犯人だったりってこともなく、そういう意味では、虐待を扱った純文学?って見かたもありでしょうか。苦しみながらも、各人なりの生き方の活路を見出すクライマックスで、最後は温かかったです。『永遠の仔』には譲るけど、これも良い出来。

  • 「家族」というものへの思い。
    それはきっとひとりひとり違っていて当たり前なのだろう。
    現実としての家族をしっかりと見据えて生きていくか。
    それとも、幻想の中にある家族を追い求めて生きていくか。
    答えはそれぞれの中にあるようで、実はどこにもないかもしれない。
    親になりたくて親になる人ばかりではない。
    親を選んで子どもになったわけではない。
    もしも運命というものが本当にあるのなら、きっと親子になったことは運命なのだろう。
    登場人物たちはみな一つの結末を迎える。
    その結末を幸せだと受け止めるか、不幸だと嘆くか。
    きっとそれも人それぞれだ。
    生きていくことの意味。
    家族である意味。
    そして、ひとりであることの意味。
    正解はきっとない。
    生きていく中で、自分にとって一番正解だと思うものを掴むしかないのだろう。
    ひとつだけ。
    どうしても山賀たちの行動が理解できなかった。
    どんなに不幸に見えても他人にはわからないことだってあるはずだ。
    死の直前まで追い詰めて、命を奪って、そこに何が残ったというのだろう。
    生きていてこそ、愛を感じられるのではないのか?
    山賀たちは自分たちの失敗を受け止めきれずに、他へ責任を転嫁していただけのような気がする。
    不満や悩みを受け止めてくれる場所は必要だろう。
    でも、踏み込んではいけない見えないラインが絶対にあるはずだ。
    社会問題として捉えると難しすぎて答えなんてどこにもない。
    もっと小さな単位。自分の家族…自分の親や兄弟…そこから目を逸らさずに生きていくこと。
    それくらいしか出来ることって思い浮かばない。
    もっとも、日常生活を普通に送っている間はなかなか大切さに気づかないのも仕方がないと思っているが。

  • もっとゆっくりと終焉を迎えて欲しかったと感じた。家族愛がテーマなら、それは長年の結晶であるはずだから、物語だって性急であって欲しくはなかった。なし崩し的に問題が解決しなくてもよかったなあとも思うし、一つずつ、じっくり解けていけばいい問題たちが、まるでマジックのように一本の線になってしまうのは、ちょっとエンタメ色が強すぎる。でも逆を返せば、もっとこの物語の中にいたかったってことなんだと思う。それだけ、いつの間にかこの作品に強く惹かれていたんだろう。これを一つの旅だとすれば、この旅が終わった今、旅をする前とは違う世界を自分は見ているのだろうか。それもきっと、今答えなければいけない類の問いではないのかもしれないなあ。家族って、いいなあ。どうでもいいけど、参考文献を見て、やはり小説家の勉強量はヤバイと思った。不勉強はいかんね。

  • 山本周五郎賞を受賞した『家族狩り』を文庫化すべくリニューアルしたもの。『悼む人』で直木賞を受賞したばかりの天童さんだから気になってはいたんだけど、なにせ5部作と長いから敬遠してたもの。
    しかし気にすることはなかった。スラッスラ読めて、長さなんて感じさせない!
    現代の家族崩壊の問題がメインテーマになっていて、ものすごくリアル。ちょうど母親と内縁の夫が、小4の娘を殺した事件があったばっかだし。
    ただこの本に出てくるのは逆のタイプの崩壊。なにかが壊れた子供が親を殺そうとする、他人に危害を加えようとする。それを防ぐために、子による一家無理心中に見せかけて、一家を殺害する元夫婦。しかし彼らにとってそれは”救済”であり、悪意なんてカケラもない。
    その事件を追う刑事自身も過程に問題を抱え、生徒が事件に巻き込まれた教師自身も家族とは離れて生きてきて、他人との関わりを恐れている…。「小さな家族の愛情の話にこそ、真実がある」と信じる夫婦。
    ものすごくメッセージ性の強いストーリーだよ、ホント。
    けど現実は違うって。家族を信じられる子供を育てるためには、小さいうちに十分な刷り込みが必要だと思う。この年になって読んでも、もうそうは思えないや。

  • 更生が見込めず犯罪を繰り返し、他者を落とし込める人はこの世から排除したほうが良い、という考え方と、そんな人でも人なのだから、そのようになってしまったのには訳があるというのを考慮して対話していく、という考えもある。わたしにはどちらも正しいと思うが、他人はどう考えるだろう。こういった社会問題は、よく何が正しいかということが曖昧なので、議論をしても答えが出てこないが、常に問題提起をして話をしていくということが大切なんだなと思った。

    最近でも親殺し子供殺しが日本だけではなく、世界中で報道されている。家族の問題は今始まったことではなく、これからもずっとあるのかもしれない。

  • うーーーーむ。

    なんとなく、都合よく話がまとまっちゃったのね、という印象。
    油井のことや、駒田のこと、亜衣のこととか……。
    佐和子と馬見原のことも、佐和子が馬見原と綾女の関係を忘れちゃった、って感じで終了なのかな。
    馬見原と真弓のことも、馬見原が持ってた○○の存在で解決?
    それって、馬見原にとって都合よすぎじゃない?
    あんた、全然自分の家族のこと真剣に解決しようとしてないじゃない、全部、佐和子が「彼を理解してる」ってスタンスでかばってる感じ。
    うーーーん。
    これから変わってってくれよと願うばかり。


    いい話なのだとは思うけど、少し長いし疲れました。

  • いろんなことがあって、それぞれの道を進んでいる感じ…。

  • 駒田に刺され、怪我を負った遊子。遊子からのメールを見て駆けつけた浚介のおかげで、一命を取り留める。そんな2人は、次第に距離を縮め、お互いを求めるようになる。
    山賀と大野は、静かにでも確実に儀式を進めていた。
    また、綾女と研司のことで、揉めてきた油井と馬見原。2人の決着は着くのか…。
    ついに完結!

    改めて家族のあり方や、世の中の問題、世界の問題を考えさせられる本でした。
    この本に登場する人物は、家族というものに悩みを抱えた人がほとんどで、どの人物も不器用で、だからこそ、伝わるものがありました。
    もともとドラマを観てから、この本を読み始めましたが、ストーリーをわかっていても十分ずっしりくるものがありました。やっぱりドラマの方がコメディー感があったかなという印象。一つ一つの言葉が重く、ずっしりきました。

    天童さんの作品は、このシリーズが初めてでしたが、別の作品も読みたくなりました。

  • 物語全体通して重い内容だったけど、読後感が良くスッキリしました。
    人は変われるのだなと感じました。

  • テレビの総集編を見て、最終回だけ見て見事にハマった本。
    結末だけでは良く分からなくて、原作本が読みたいと思って読み始めたら面白い。
    ただ、とても長くて5冊にも渡る長編の為飽きるかと思いきや、久しぶりに本屋に行くのが楽しみになって買っていた。
    現代の家庭や社会を映し出している。

全135件中 1 - 25件を表示

まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)はこんな本です

ツイートする